正統派パチスロ攻略サイト - パチスロ立ち回り講座 | HOME | はじめに | サイトマップ | お問い合わせ |


ゴーストスロッター 第70話



■ 第70話 ■

「まずは自己紹介でもしとくか。
  俺は鴻上ってんだ。
  鴻上健自。 よろしくな。」

「・・・・・・・・・・」

「アンタの自己紹介はいいや。
  もうわかってっからさ。」

「・・・・・・どういうことなんだよ?
  最初から説明してくれよな!
  それに、大体なんなんだよ、『勝負の依頼』をしてるわけじゃないってのは!?
  勝負するのは『強制』だとでも言いたいのか!?」

「まあ・・・・ そういうことになるな。」

「は? なんで俺がお前の言うとおりに動かなきゃなんないんだ!?」

「強がるなって。
  なんで俺の言うとおりにしなきゃいけないか、もう薄々わかってんだろ?
  察しのいい夏目優司君だもんなぁ。」

鴻上の言うとおり、もちろん、大体わかってはいた。

しかし、テレビドラマじゃあるまいし、まさかそんなことが自分に降りかかるなどとは今一つ
信じられなかったのだ。

そう、元彼女をエサにして自分をどうのこうのしようなどという人間が現れるなど。

「お前の言うことを聞かないと、飯島が・・・・ってことか?」

「早い話がそうなるな。
  もしお前がこの話を断れば、あの女は今後まともな生活を送れなくなると思っといた方がいいぜ。」

「お前・・・・・・・
  信じられない最低野郎だな・・・・・・」

エサにする、といっても、「俺に勝ったら別れて、おまえに譲る」とくるのか、「勝負しないと女に危害を
加える」とくるのかがわからなかったが、これではっきりとした。

優司としては、当然前者であって欲しかった。

譲られても、自分のところに戻ってくるかどうかまではわからないが、少なくともそれで大きな問題に
発展することはない。

しかし、危害を加えると公言してこられては、オオゴトに発展するのは目に見えている。

「へっ、最低野郎で結構。
  ってかお前さ、俺の名前を聞いたことないか?
  お前のお友達の日高とか真鍋なら知ってっかもなぁ。」

「・・・・・・・・・・・・」

「俺の生業は、女に食わしてもらうことでね。
  要はヒモだよ。
  でも、そんじょそこらの甘っちょろいヒモとは違う。
  俺はもっと徹底してるからな。
  最後まできっちりとしゃぶりつくす。 手を抜かずにな。
  この街だけでも、俺に関わったせいで今大変なことになってる女は何人いるかなぁ?」

「お前・・・・・・・ マジか・・・・・・・・?」

「やっと状況がわかってきたみたいだな。
  これで理解できただろ?
  『依頼』じゃなく『強制』だってことが。」

「・・・・・・・・・・・」

「今やお前とはなんら関係ない女だろうと、お前の判断一つで女一人が味わわなくてもいい苦痛を
  味わうことになるんだぜ?
  黙って勝負を受けときゃ、なんも問題ないんだからな。」

不気味な薄ら笑いを浮かべながら、冷淡な口調で話す鴻上。
優司は、そんな鴻上をただただ黙って睨み続けている。

「で、どうすんだ夏目?
  それでも勝負を拒否するか?
  まあ、別に俺はそれでもいいけど。
  あの女なかなか上玉だから、風俗にでも行かせれば結構な金になりそうだし。」

「ふ、ふざけんなッッ!!
  そんなことさせるかよッッ!!
  その前に、飯島にお前の正体を全部ぶちまけてやるよ!!
  ふん、バカみたいに調子に乗ってペラペラ喋ってくれたおかげで、未然に防げるから助かったぜ!!」

「わかってないなぁ。」

「何ッ!?」

「数年ぶりに会った元カレと現役の彼氏、どっちが信用されると思う?」

「ぐっっ・・・・・」

「ましてや俺はヒモだ。
  金銭的な世話を全部してもらうってのは、かなり信用させて、俺に入れ込ませないとダメなんだぜ?
  ま、さっきみたいにチョコパフェくらいはオゴることもあるけどさ。」

「・・・・・・・・・・・」

「つまり、あの女を救いたければ、お前は黙って俺と勝負するしかないんだよ。 わかったか?」

「飯島は・・・・・・
  そんなバカな女じゃない・・・・・
  そう簡単にお前ごときに陥れられたりなんて・・・・・」

「そう思うんなら放置しておけよ。
  後々、面白いモンが見れるかもしれないぜ?」

「・・・・・・・・・・・」

実際にヒモとして、飯島の懐に潜り込んでいる鴻上。
確かに鴻上の言いなりになってしまう可能性が高い。

「さぁ、どうする?
  勝負するか? やめとくか?」

「・・・・・・・もちろん、ただ普通に勝負・・・・ってんじゃないよな。」

「ご名答!
  そりゃねぇ、ただ勝負するだけならこんな回りくどいことしなくていいわけだしな。
  大体、俺ってスロの腕は全然大したことないんだよねぇ〜。
  高設定なんてどうやって掴むの?って感じだよ。 へへへッ!」

「俺が勝っちゃいけない勝負・・・・・ってことだよな。」

「いちいちそこまで言わすなよ。
  わかるだろ? 女々しいぜ夏目。」

「・・・・・・・・わかった。
  ただし、その前に一回飯島と話をさせてくれ。
  いろいろ確認させてもらう。」

「・・・・・まあ、いいけど。
  それで納得すんなら自由にしろよ。」

「・・・・・・・・・」

「じゃ、行こうぜ。
  女との話が済んだ後は、勝負日程とかホールとか決めるからそのつもりでな!」

そう言ってベンチから立ち上がり、飯島を待たせてある喫茶店へと向かう鴻上。
そんな鴻上を後ろから睨みつけながら、優司もそれに続く。

「(嘘だろ・・・・・?
  飯島を救うには俺が負けるしかないのか・・・・・?
  ここまで積み上げてきたものを、全部捨てろっていうのかよ・・・・・・)」
 

第71話へ進む

第69話へ戻る

目次へ戻る


【換金可能】 目指せ一攫千金! オンラインスロットで電子マネーゲット!


特許取得により「換金」が可能となっている、オンラインスロットゲームサイト「ディーチェ」。

現在新台リリースイベントで大盛況! 前作に比べてボーナス確率はなんと【250%超】!
オール役からのボーナス解除や高確モードからの連チャンは圧倒的破壊力で一気に大爆発の可能性アリ!






【一攫千金】 パチスロゲームが24時間遊べる!1,500円分Ptで景品ゲット!


DXでは本格パチスロ系ゲームで稼いだポイントを電子マネーや豪華景品に交換ができます。
20種類以上のゲームで飽きずにポイントが貯められ、デイリーくじやロト、 EXP(経験値)ランキングなどで長く遊べば遊ぶほどに稼げるチャンスが増大!
今なら1,500円分無料Ptで[楽天Edy]●万円分が即日手に入る!




ページ最上部へ戻る

「パチスロ立ち回り講座」トップへ戻る