読者ライター【野菜】の記事28
全国の敏腕スロッターの皆様、こんにちは。 ご無沙汰しております。 淳二です。 この時期になるとね、どうしたところで出てこなくちゃいけないんじゃないかなーってね、そう思うんですよ。 まるで誰かにそそのかされているみたいにね、そうせざるを得ないんだ。ええ。 最後までどうかお付き合いを。 先日の話ですよ。 その日の彼は朝から様子がおかしかったんだ。 友人の高橋、いや仮にAさんとしましょうか。 とにかく変に元気だったんだ。 いつものようにコンビニで集合して、それから出掛けようかってことになっててね。 出会い頭にいきなりですよ。 「オッス!穴子食う!」 なんて悟空のモノマネしながらそう言うんですよ。 イヤーな気持ちになりましたよ、ええ。 金なんかないくせに私の分まで缶コーヒー買ってくれたりしちゃってね。 そのとき私は何となくこう思いましたよ、ああ、コイツ今日あたり死んじゃうんだろうなあって。 根拠なんかないですよ。ええ。 ただ、このあと行くところはどうしたところでパチ屋なんですけどねえ。 あー、会場の皆さんの中にはこういった経験をしたことがある方はいらっしゃいますかね? 朝から変にテンションの高い日に限って打ちに行くとえらい目に遭うなんてことは。 ほー、…5人、6人。 結構いらっしゃいますね。 私にしたら当たり前の話なんですけどね、大概2000枚以上のマイナスを叩き出しますよ。 それでも打ち続けるってんだから救いようがないんだこれが。 ともあれ入店したわけですよ。 すると友人Aがね、いつにも増しておかしな顔をしながらこう言ったんだ。 「今日は隣り同士で打とうな」 それを聞いた途端、私ぞーっとしちゃってねえ。 だってそうでしょ。 友人はバラの角にある化物語を打つつもりらしいんだ。 その隣の台は、 「銀と金」 いやー、こんなことってあるもんなんですねー。 自分でも思うわけですよ、おかしいなーって。 なんでこの台なんだろー、怖いなー怖いなーって。 でもね、あたし気になったんだ。 この台ってそもそも面白いのか?って。 だからあたし決めたんだ。 この台で勝てるのか試してやろうってね。 皆さんはこの台をご存じですかね。 とにもかくにも荒い台なんだ。 打った人の87%はね、こう思うそうですよ、「二度と触らん」って。 私は以前にも打ったことがあるんでね、残りの13%に入るわけだ。 ええ、負けたんですけども。 ただあたしね、何を隠そうこの漫画が大好きなんだ。 そもそも福本フリークなんだ。 だからといっちゃあおかしいですけどね、一度くらいは楽しい思いをしたいってのが本音なわけだ。 要するに、この台を打つこと自体はやぶさかではないって訳なんですよ。ええ。 この台はね、簡単に言うとボーナスとARTで伸ばすタイプになるんだ。 ただね、ボーナスがバカみたいに重いんだ。 ボーナスはBIGのみで1/809。 …とち狂った数字ですよ。ええ。 そんなわけで打ち始めたんですがね、どうも台の様子がおかしい。 何がおかしいって自分でもわかんないけどなんかおかしいんだ。 簡単に言えば当たる気がしないんだ。 投資はあっという間に10000円を越しましたよ。 ほんとにね、自分の金銭感覚のおかしさに嫌気がさすんだなこれが。 隣のバカを見ると解呪の儀だのというね、何だか不気味そうなczを消化していたんだ。 するとその瞬間ですよ。 うわーっ!て声がするから慌てて隣の画面を確認したんだ。 …中チェですよ。ええ。 確率は1/16384なのに通常時の恩恵はAT当選のみ。 あたし確かにその時こう思ったんだ。 ざまあみろ。 って。 そうは言ってもね、あたしも何か薄いとこでも引かなきゃいよいよ頓死するなあなんて思ってたんだ。 せめて一度くらいはARTにぶちこみたいですよ。 その時だったんだ。 「ちゃりん」って音がした。 なんだろなーって思ってね、見ると隣のバカがあたしの足元にメダルを落としたんだ。 いま思うと卑しいもんですねー。 こいつはしめた、猫ばばしてやろうってんであたし椅子の下に潜り込んだんだ。 そうすると下パネルがあたしの顔の真横にある状態になるんですけどね、恐らくしゃがんだ時に肩がレバーに当たったんだ。 その瞬間、なんだか目の前のパネルが点滅したかなーと思ったらスッと光が消えた。 いやーな雰囲気が漂ったのを今でも覚えていますよ。 その瞬間、 「あうあうあーっ!!!」 って叫び声が隣から聞こえた。 あーこれはやだなー。 って怖くなったんでこのまま何も見ないで帰ろうかとも思ったんですけどね、そうはいっても自分の台だ。 覚悟を決めて起き上がりましたよ。 ええ、フリーズしてるんですよ。 まさかと思いましたけどね、ほんとにフリーズしてるんだ。 肩でのレバーオンでフリーズしたのは生まれて初めてですよ。 いやーこんなことってあるもんなんですねー。 人間の成せる技とは到底思えませんよ。 ただね、喜ぶのはまだ早いんだ。 ご存じの方もいらっしゃると思いますがね、この台に限ってはここからなんだ。 1/32768でフリーズはするんですけどね、そこから2択を迫られるんですよ。 究極の2択ですよ。ええ。 その2択を成功させて白7を揃えられると、本機最強の上乗せ特化ゾーン「銀王モード」に突入するわけなんです。 数百Gを持ってARTを開始できるんですからね、万枚も待ったなしですよ。 でもね、2択に失敗するとね、ただのARTなんだ。 ただの50GのART。 とんでもなく薄いところを引いて、50Gなんだ。 だからこの1/2を成功させれる確率は実質1/65536になるわけだ。 今世紀最大の2択を迫られたあたしはね、店内がシーンと静まり返っているのを背中で感じていましたよ。 まさに原作の森田の気持ち。 隣のおバカさんはあたしの袖をギュッと握ったまま動かなくなってた。 じつを言うとあたしね、決めてたんだ。 こういう時は逆押しするって決めてたんだ。 だから迷わない。 迷うことはなかったんだ。 でもどうしても怖くなっちゃってねー。 だって外したらこんな無駄引きはありませんから。 だからあたし大きな声で台に向かって叫んだんだ。 「逆押しでいきますよー!」 「逆押しでいきますからねー!」 って。 そのときね、たしかに台が頷いた気がしたんだ。 揃ってるんです。 揃ってるんですよ。 いやー、こんなことってあるんですねー。 ほんとにスロットなんてのはどんな小説よりドラマに満ち溢れていますよ。ええ。 そんなわけで「銀王モード」に突入したんだ。 どんなもんかと説明するとですね、1セット5Gでセット中にざわ図柄が揃えば上乗せアンド継続となるST方式。 ループ率は約95%ときたもんだ。 平均は約220Gの上乗せだそうです。 継続率95%なんてね、まあそうそう終わりませんよ。 下手すりゃ1000Gくらい乗るのもわけないですからね。 いやー、とはいえね。 こんな激薄フラグをまさかあたしが引けるなんて思いもよりませんでしたよ。 なんだか夢を見ていたような気がします。 けどね、ひとつ言っておくとですよ。 良いことと悪いことってのは必ず均等に訪れるものだそうですね。 そういうことなんです。 世の中ってのは。 結果をね、言いましょうかね。 70Gですよ。ええ。 70Gの上乗せで終わったんだ。 信じられなくてねえ、あたし暫く動けなかった。 横では友人が腹を抱えて笑ってるんだ。 でもそんなことより今起きている現実を受け止められずにいたんだ。 初期G数と合わせて120Gスタート。 こんなもん供託金入らずに駆け抜けることなんて余裕ですよ。 実際にこのあと駆け抜けたんですけどもね。 手元に吐き出された250枚あるかないかのメダルを駐車場の二階から投げ捨ててやろうかとも思いましたがここは深呼吸だ。 いつでも冷静さをなくした奴から死んでいくのはミステリー小説の常ですから。 友人はまだ化物語を打つというのであたしは足早にその場を離れたんだ。 だってそうでしょ、こんな気持ちの悪い台をこれ以上打つ気になれませんからね。 あたしは次の台を探したんだ。 けどどうにも打ちたいと思える台がないんだ。 しかしそこであたし気づいちゃったんだ。 汚いおっさんしか出てこない台を打ったせいか、可愛い女の子が出てくるスロットを打ちたいんだ。 そうと決まればこの台ですよ。 「マジハロ5」 堀江由衣さんの声をね、いやらしい気持ちで聞きつつおっぱいを眺めているだけで千枚くらいならスッと出してくれる激甘ペロペロ台ですからね。 だからあたしもぺろぺろしながら打つことに決めたんだ。 ただ天井まで打つとは言ったつもりはなかったんですがね。 天井ですよ。 あたしぞーっとしちゃってね。 自分の頭の弱さにですよ。 ぞーっしちゃったんだ。 レア役を引こうがひたすらブーモリを毒殺し続けるアリスに嫌気がさして帰ったら、Googleで「マジハロ」「アリス」「エロ」で検索してやろうと心に決めた頃でしたよ。 マジハロの天井はARTのカボチャンスが2セットと25%ループでどうとか。 どうでもいいですよ。ええ。 だってね、駆け抜けたんだ。 駆け抜けたんだ。 こんな楽しくないカボチャンスもそうそうないですからねえ、あたし気を失ってたみたいなんですよ。 だって総投資が38000円くらいですからね、その結果のARTが100枚くらいで終わりそうになったんだ。 後で友人に聞いた話なんですがね、打ちながらあたし白目を向いて叫んでたみたいなんだ。 「ほっちゃーん! ほ、ほーっ、ホアアーッ!! ホアーッ!!」 って。 いやー、こんなことってあるんですねー。 友人があたしを抱えて店から引きずり出してくれたみたいなんですよ。 気づいたときには帰りの車の中でした。 虚ろな頭であたし違和感を覚えたんだ。 おかしいなー、朝の段階だとこいつが爆死するはずなのになんでおれがこんな目にあってるんだろうって。 あたし友人に訪ねましたよ。 「あのあとおれはどうなったんだ」 って。 すると友人はこういったんだ。 「おれが目を離した隙にハーデスに座っていたよ」 こんなことってあるんですねー。 知らない間にハーデスに座ってたんですから、これはもう霊の仕業としか言いようがありせんよ。 それであたしまた尋ねたんだ。 「おれはもうダメなのか」 って。 すると友人はこういったんです。 「もうダメかもわからんね」 いやー、こんなことってあるんもんなんですねー。 そう思った今年の夏でございました。 −65000(ジャグラーの未練打ちを含む) (C)西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト (C)Sammy (C)福本伸行 (C)Sammy (C)TAIYO ELEC @@@@@@@@@@ よろしければ、以下のフォームより、この記事についての感想を選択してご投票ください。(5点満点) なお投票と同時に、この記事についてのコメントを残すこともできます。 いただいたコメントは、今後のサイト運営の参考にさせていただきます。 ※コメントは全ライター非公開 @@@@@@@@@@ 野菜の記事一覧へ 読者ライターの最新更新一覧へ
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