読者ライター【ナラ シカオ】の記事1
高設定を求めてホールを徘徊中。 ドル箱を手に、席を立つ老紳士を発見。 機種はジャグラー。 2000GでB10のR10。 右肩上がりのデータグラフ。 『昨日、電車でお婆さんに席を譲ったからだな… 神様、ありがとう… いや、あのお婆さんが… ひょっとして神だった?』 突然信心に目覚め、ニヤニヤして着席。 焼肉を目標に叩き始めるも…1000Gハマリ。 墜落したデータグラフ。 軽くなった財布。 世界を呪いながら退店。 「あのジジイは、いったい何の急用があってヤメたんだよ!」 「病院でも予約してたってか?」 「俺の知らない攻略法でもあんのか?」 「ジジイ…エスパーか? エスパーなのか?」 どうも。 42歳の転勤族サラリーマン。 ナラ シカオです。 高設定濃厚台が空く→着席→撃沈。 こんな場面、皆さんも一度ならず経験されていると思います。 「前任者は何でヤメたの?エスパー?」 いわゆるエスパー・ヤメです。 しかし、エスパー・ヤメを「喰らった」経験は多くても、「喰らわせてやった」経験って、意外と少ないと思いませんか? このサイトを愛用されている読者の方々は、高設定濃厚台をつかんだら最後、仕事を休んだり、家族との約束を破ったり…最終最後のお時間までブッ叩き続ける修羅ばかりですもんね(笑) 「嫁の出産」「親の葬式」級の用事で、高設定濃厚台を泣く泣く手放したとしても、「その後の挙動」を確認するためには、当日、または近日中に再来店する必要があります。 今日は、私が7年前に、血涙を流しながら高設定濃厚台をホールという海に帰したお話です。 山梨県甲府市の某ホールに、開店にやや遅れて入店。 通常営業はキツいんですが、イベント時にはしっかり設定を入れてくれる、週に2〜3回は通っていた店です。 客は新台の○○○や△△△に殺到していましたが、私の狙いはデビューして数か月、稼働の落ち着いた「リングにかけろ1」でした。 「出ない」「遅い」「かったるい」と言われた5号機黎明期。 リング〜の設定6は、万枚も夢ではない最強の機械割119%を誇っていました。 今日のイベントは「ドル箱タワー」。 通常営業では決して使われることのない、リングの推定設定6が、過去にこのイベントで投入された事が頭に残っていました。 リングの設置は6台。 残り1台だった空台の下皿にライターを放り込み、まずは他の5台を観察です。 「リングにかけろ1」は、ボーナスとRT(1Gあたり純増0.3枚)を絡めて出玉を増やすタイプ。 全てのボーナス後に200Gか100GのRTに突入します。 最大の設定差はボーナス確率で、設定6で1/200、設定1で1/300。 つまり、高設定は「とにかくボーナスに当たりまくる」のです。 自分以外の5台のリング。 朝イチに華麗なスタートダッシュを決めた台はありません。 よしよし。 自分の押さえた台が、6、であることを神に祈りつつ、プレイを開始しました。 実は最近、負けがこんでいて、今日の戦いが無残なものに終わると、当分レバーは叩けない&嫁に頭を下げて借金、というところまで追い込まれていたんです。 「神に祈ってた」どころか、勝てるんだったら神さまの足でも靴でも舐めたい心境でした。 真剣に、心から、全霊を込めて願えば、祈りは通じるのですね。 80G BIG+RT200 を皮切りに、ボーナスとRTの連鎖が止まりません! こんなリングは初めて打ちました! ボーナス間300Gハマることなく、出玉が増えていきます! わずか2000Gですが、BIG7のREG4、2000枚近く出ています。 ボーナス消化中の高設定「示唆」演出とも、初対面。 気が付けば、リングに座っているのは、私と、下皿プレイの隣の青年だけ。 私は「これ6?まさかぁ〜」みたいな顔でしれっと打っていましたが、動悸が尋常ではありませんでした。 これ…夜まで打ったら5000枚?もしかしてマンマイ? リングのRT中は、たまに成立する「RT終了役」の青チェリーを外さないといけません。 「チャンス♪」という音声とランプで青チェリー成立を教えてくれるのですが、今日ばかりは「チャンス♪」が「おめでとう♪」に聞こえました。 霊峰・富士を眺める、このホール。 八百万の神に、心の中で合掌。 8回目のBIGを揃えた直後でした。 胸ポケットに入れたケータイがブルブル。 「誰だよ! 邪魔すんなよ!」 着信表示を見た瞬間、体温が一気に下がりました。 電話をかけてきたのは、取引先。 月曜にかわした取引先とのやり取りが、頭を駆け巡りました。 「ナラさん、あの商品、入荷してないよ! 昨日届くって言ったじゃない!」 「すみません! うっかりしていました! 水曜には届けます!」 「ホントに頼むよ! お客さん、怒って帰っちゃったんだから! 水曜ね!」 「はい! 水曜で! すみませんでした!」 今日は… 木曜です。 やっちまった…。 あわてて店外に飛び出し、通話ボタンをプッシュ。 案の定、メチャクチャ怒っている取引先。 こういう時こそ、営業歴15年の経験がものをいいます。(cハバタケさん) 「風邪を引いていた」「運送会社が遅れた」などの言い訳をしてはいけません。 ひたすら謝ることが肝心です。 もし「剣道」「柔道」のように、「謝罪道」があれば、私は八段はカタい、と自負しています。 渾身の謝罪を発射! …したのですが、取引先の怒りの炎は消えませんでした…。 「また連絡します…」 電話を切り、店内へ。 赤いBIGが揃った推定設定6のリングが、私を待っていてくれました。 ため息と共に、ボーナスを消化し始めたのですが、全く集中できません。 ボーナス消化中のミニゲームも全キャンセル。 〜以下、心の中の葛藤〜 明日商品届けて謝ろう… いや、今日行った方が良いに決まってる… リングの6捨てて…? 取引先、怒ってたな… 部長に直接電話されるかも… やっぱり今日行った方が良いな… リングの6捨てて…? 1時間の休憩札もらって行くか… 倉庫まで20分、取引先まで20分、ホールまで20分。 イケる…って、イケるかバカ。 謝る時間がないだろ… リングの6捨てて…? 誰かに譲るか。 捨てるよりマシ… 転勤族にスロ仲間なんかいない… 会社の同僚に譲るか… 譲れるか、マヌケ。 仕事中だぞ… 「チャンス♪」 …リングの6捨て、て、て、て、あ、あ、あ!! さっきまで賑やかなRT画面だったのに、なぜか通常画面に。 リールには、「RT終了役」の青チェリー。 目押しミス、です。 固まる私。 リングの青チェリー外しなんて、今まで何百回もやっていたんですよ。 200GあるRTのうち、まだ20Gくらいしか消化していませんでした。 隣の青年の視線を感じます。 こんな簡単な目押しミスを見られてしまいました… 恥ずかしい。 『オジサンにリングの6を打つ資格なんてねえよ』という青年の心の声が聞こえてくるようです。 その時、閃きました。 「やめればいいじゃん」と。 リングの推定設定6を捨てるのは、胃がねじ切れる思いですが、4万くらい浮いているのは確定ですし、このまま1Gも回さずやめれば、隣の青年も『なんだ、急用ができて、わざとRT終了させたのか』と考えてくれることでしょう。 「取引先に謝りに行け」という、神さまからのお告げだった、と、自分を納得させました。 頭の中では天使と悪魔が第三次世界大戦を開戦していましたが、何食わぬ顔でクレジットを落とし、下皿のコインをドル箱に。 振り返ることなく、ジェットカウンターに行きました。 私は犬を飼ったことはありませんが、やむにやまれず、飼い犬を手放すとき、こんな気持ちになるのでしょうか。 サヨナラ。 私のリング。 良い人に、拾われろよ。 ホールを後にした私は、倉庫で商品を積んで取引先へ。 全身全霊を込めて今回の不始末を謝り、なんとか許してもらいました。 やはり、直接会って謝ることは大事です。 落ち着いた私は、どうしてもその後の挙動が気になってホールに舞い戻りました。(←バカ) 恐る恐るリングのシマを覗くと… 私が打っていた台にだけ客が座っています。 「そりゃそうだわな」 ボーナス回数は… BIG10のREG5。 「うわ〜、増えてる増えてる」 ドル箱は…カラ。 「あれ?」 総ゲーム数は… 4500G。 「あれ?あれ?」 あわてて計算しました。 私が打っていた時、設定8くらいだったボーナス確率が、設定1まで急降下しているのです! か、神さま! ありがとうございました! 今回は、私の過去の転勤先のひとつ、山梨県での出来事でした。 ちなみに、今では仕事をサボって打ちに行くことはしていません。(笑) 私の駄文を楽しみにしてくれていた方がいると知って嬉しかったです! ありがとうございますビタさん! 往年のパチンコ屋について語り合いたいですね。(笑) 小ネタ&パチンコネタですが… 次回予告! ちょっと復活?パチスロ昔話! 「健介の大サービス」。 お楽しみに(笑) ナラ シカオの記事一覧へ 読者ライターの最新更新一覧へ
特許取得により「換金」が可能となっている、オンラインスロットゲームサイト「ディーチェ」。 現在新台リリースイベントで大盛況! 前作に比べてボーナス確率はなんと【250%超】! オール役からのボーナス解除や高確モードからの連チャンは圧倒的破壊力で一気に大爆発の可能性アリ!
DXでは本格パチスロ系ゲームで稼いだポイントを電子マネーや豪華景品に交換ができます。 20種類以上のゲームで飽きずにポイントが貯められ、デイリーくじやロト、 EXP(経験値)ランキングなどで長く遊べば遊ぶほどに稼げるチャンスが増大! 今なら1,500円分無料Ptで[楽天Edy]●万円分が即日手に入る! ページ最上部へ戻る 「パチスロ立ち回り講座」トップへ戻る |