読者ライター【ビタ】の記事69
私のマイパーラーは某地域密着型店 パチスロ5.6枚交換 皆様、毎度ありがとうございます、ビタでございます。 最近は『アレックス』 → 『ドリームクルーン』がルーティーンなんです。 本当は『アレックス』をずっと打っていたいのですが、ナゼか出ないんです。 「低設定ばっか打ってるからだよ!!」とツッコまれるコトでしょう。 確かにそうかも知れません。 でも、私が着席する時点でのボーナス合算はほぼ毎回1/120〜1/130程なんです。 総回転数も2〜3000G程回っています。 まぁ、打ちますよね。 でも、ボーナスの重いコト重いコト。 それでも、面白いから続けるんですよ。 で、ボーナス合算が1/150ぐらいにまで落ちるんです。 まだ、高設定域の合算ですよね。 まぁ、続けますよね。 すると、どんどん合算は落ちて行くんですよ。 で、合算を設定2ぐらいにまで落としたトコロでヤメ。 『 Mr. 確率の調整者 』とか呼ばれそうです。 「やっぱ低設定を打ってるんぢゃね〜か!」との更なるツッコミが… そ〜なのかなぁ〜。 それとも、ただ単に『アレックス』との相性が悪いのかな? こんなに愛しているのに…… で、『ドリームクルーン』に行くワケです。 「クルーンに一発行くまでは…」と打つのですが、そうそう一発目からは当たりません。 まぁ、続けますよね。 まぁ、当たませんよね。 まぁ、『全ツッパスイッチ』発Do!しますよね。 そんな立ち回りで勝てるワケないですよね。 そもそも、立ち回りと呼べるのかもアヤシイ。 イヤ、立ち回っていない!? でも、不思議と大ヤケドはしていません。 『アレックス』と違い『ドリームクルーン』は比較的私に優しくしてくれます。 勝ってはいませんケドね。 2000枚オーバー率が75%以上って本当なんでしょうか? 一度も2000枚を越えたコトは無いんですケドねぇ。 で、液晶のクルーン画像を見て思うのです。 「三つ穴クルーンと言えば『コンビ』(スーパーコンビと言う機種)でしょ。」 「でも、このクルーンは『コンビ』とはチョット違う様な……」 「一発台面白かったなぁ」 「一番好きやった一発台は『ジャスティー』…かな?」 「また打ちたいなぁ。」 「…………。」 「????」 「『ジャスティー』!!??」 この瞬間、昔の出来事が次々に蘇りました。 そんなワケで、今回は久々の昔話。 次々に蘇った記憶を小出しにしようかと思ったのですが、当時はスロットより玉(パチンコ)の方の設置が多かった為、必然と玉の話が多くなります(スロットの話もあります)。 ですので、一気に放出したいと思います。 かなり長くなりますが、お時間のお許し頂ける限りお付き合い頂ければと思います。 なにぶん古い記憶ですので、何かと間違いがあるかもですがご了承下さい。 【第1話 : 一つの時代の終焉】 時は1990年代前半。 当時は一発台全盛の時でした。 と、ここで一発台をご存じでない方の為に少し説明を。 ゲーム性は至ってシンプル。 特定の箇所に玉が入ればエンドレスに出玉を獲得できる仕様です。 現在でも一発台的なモノは存在しますが、決定的に違うのは出玉の上限。 現在の機種では、予め決められた回数のアタッカー等の解放により出玉を増やして行きますよね。 規定回数に達すると、そこで大当たりは自動的に終了となり出玉もそこで終了。 しかし昔の一発台は、自動的に終了という機能は付いていませんでした。 それもそのハズ。 元々一発台というのは一般台(電動役物等が無くチューリップ等の開閉のみにより出玉を増やして行く仕様。当時は平台と呼ばれていました)を改造したモノが始まり。 一発台仕様の平台は、特定箇所に入賞するとチューリップが解放。 解放したチューリップの端がクギの役割を担い、チューリップが閉じた状態だと入る事の出来ないルートに玉を導くのです。 その解放したチューリップに入賞してしまうと、チューリップは閉じてしまいそこで大当たりは終了してしまいます。 それだと数十個程しか出玉を得る事が出来ませんので、チューリップに入賞しない様、クギをムリヤリ曲げて改造していたのですね。 但し、クギをムリヤリ曲げていますので、調整が不十分な場合もあります。 その場合、何かの拍子でチューリップに入賞してしまう事もあります。 そうなってしまうと権利終了。 パンクと呼ばれるモノですね。 ですが、そんなケースはごく稀で、ほとんどの終了契機は店によるアナウンスでした。 店の規定個数に達すると、店員が盤面を開け手でチューリップに玉を入れて閉じるのです。 打ち止めですね。 規定個数は店によって様々。 当時の大阪では4〜5000個(2.5円交換)が定量の店がほとんど。 金額に換算すると10000円〜12500円です。 先述の様に、一発台は平台のクギをムリヤリ曲げたモノです。 ですので、本来は一発台というジャンルは存在せず、当初はあくまでも平台としての扱いでした。 当然、平台のクギをムリヤリ曲げたのですから、お上から目を付けられるのは当然の事。 そこで、メーカーはクギをムリヤリでは無く、少し曲げる程度で一発台となる機種を開発。 即ち、完全な平台ではなく、“お店のちょっとしたクギ調整次第で一発台にもなりうる”平台をリリース。 これにより、初めて一発台というジャンルが認知され、その後様々なゲーム性の一発台が世に放たれたのです。 当然私も良く打ちました。 中でも、先ほど述べた『ジャスティー』を。 『ジャスティー』は一発台時代の後期にリリースされた機種です。 私の第7回目の日記に登場したD店へ休日には良く打ちに行きました。 余談ですが、今回のお話は第7回目の時期よりは少し前になります。 一発台は当時としては射幸性が最も高い機種でした。 この頃にはお上からはお達しがありましたので、すでに規制は入っています。 しかし、一定数の根強いファンがいた事や、何より高射幸の為、お店にもたらす利益はケタ違いだったのでしょう。 双方の強い要望により、完全規制となるまでは少し猶予がありました。 いわゆる『みなし機』ですね。 しかし、完全規制となるのは時間の問題。 私は「打てるウチに打っておこう。」との理由で、時間があればD店に訪れていました。 第7回目にも書いたのですが、D店はお世辞にも優良店とは言えないお店。 『ジャスティー』は私の行動範囲内ではD店にしか設置が無かったからです。 それはもぉ、負けに負けました。 それでも、『ジャスティー』が打ちたくて休日はもちろん、平日の夜にも時折D店へ足を運んでいました。 まぁ、当時最も射幸性が高いと言われた一発台でも、10000円もあればそこそこ遊べましたからね。 そんなある日の事。 D店に訪れ『ジャスティー』のシマへ。 いつもはお客が1〜2人はいたのですがこの日はゼロ。 いよいよ入れ替えが迫り、クギが渋いからなのだろうと思っていました。 入れ替えが迫ってきたとなると余計に打ちたくなるモノ。 「そろそろ打ち納めかな?」 「寂しくなるなぁ。」 と、テキトーに着席。 盤面を見ると、圧倒的違和感。 クギが甘い! それも、想像を絶する程。 当時の私はクギをそこそこ読めました。 ポイントとなる数か所さえチェックすればよかったからです。 見間違いかとも思い、念を入れ他の数台もチェック。 すると、なんと全台似た様な調整。 「なっ!何コレ!?」 「こんなクギありえへん」 「はっ!」 「もしかして、サヨナラ一発台的なイベント?」 と、打ち始めます。 投資する事200円。 当時はまだ、100円単位で玉を貸し出してくれていました。 すると、見事大当たり。 見事と言うか、この調整だと当たり前です。 早速右打ち。 した途端、普通は入るはずの無い大当り時に解放するチューリップに入賞。 即ち、パンク。 「ナニコレ???」 良くみると、本来の一発台であればチューリップに入らない様に調整されているクギが未調整。 正しくは未調整ではなく、出荷時のクギに戻っていたのですね。 こうなってしまうと一発台では無く、完全な平台と化してしまいます。 後に知ったのですが、この日の1〜2日前に完全規制が掛かった日。 一発台を撤去するか、もしくは完全に平台に戻すかの2択だったのでしょう。 D店は決して優良店とは言えない店でしたのでお客も少なめ。 さらには駅前の小規模店。 完全規制日までに入れ替え費用を確保する事が出来なかったのでしょう。 苦肉の策として平台に戻したのだと思います。 誰一人として座っていなかった理由はココですね。 それから暫くして、D店の『ジャスティー』も外されてしまいました。 平台と化した『ジャスティー』なんて誰も打ちませんでしたからね。 元あった『ジャスティー』のシマに新しく入った新要件機を見て、寂しさを覚えた記憶が蘇りました。 以上、一発台時代終焉の日のお話でした。 【第2話 : 新装開店の贈り物】 またしてもD店でのお話です。 この日は午後6時からD店での新装開店日。 これまで何度も書いてきましたが、当時の新装開店は午後6時〜午後8時までの超短時間営業(私の住んでいた地域ダケかも知れませんが…)。 その為、パチンコのクギはガバガバ(特に新台は)。 パチスロも高設定がゴロゴロとまさにお祭り状態だったのです。 そんな超短時間営業ですので、短時間でまとまった出玉を得る事が出来る機種を狙うのがセオリー。 よって、最も効率が良いのは一発台なのですが、この日D店の新台はセブン機。 デジパチですね。 一発台の次に短時間でまとまった出玉を得る事の出来る機種と言えばセブン機でしたので、好都合と言えば好都合。 しかも、保留玉連チャン機全盛期。 登場するセブン機のほとんどが意図的な保留玉連チャンが仕組まれたモノでした。 新台の機種名は『フィーバーボルテックス』。 アタッカーで出玉を増やす仕様では無く、オマケチャッカーメインで出玉を増やす旧要件機です。 オールドファンであれば一度は耳にした事がある機種ではないでしょうか。 その理由は攻略法が2つもあったからですね。 一つは体感器を利用したモノですので私は使った事はありません。 体感器なんて簡単には手に入りませんでしたし、多くのパーラーでは体感器の使用が禁止されていたからです。 ちなみに、体感器を使って大当たり確率を上げると言う攻略法でした。 (※厳密に言いますと大当り確率を上げるのではなく、デジタルの2桁がゾロ目になる周期を狙うモノです) 体感器の代わりとして、時計を二つ使った攻略法や、時間の誤差を調整する等の攻略法もありましたが難易度が高く、何より面倒くさいので私は試した事すらありませんでした。 ですが、もう一つの攻略法は試しました。 こちらは、体感器等は必要なく止め打ちをするダケで良かったからです。 試したと言っても、前者の体感器を使った攻略法は大当たり確率をUPさせるのに対し、私が試した攻略法は、保留玉連チャンの条件を満たすダケの攻略法です。 攻略法の手順を紹介する前に、『ボルテックス』の連チャンシステムを紹介します。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 【 『ボルテックス』連チャンシステム 】 デジタルが揃ってからアタッカーが開くまでの間、ドットに「大当たり!おめでとうございます」の文字が流れている時に入った保留玉は1/2で大当たり。 少々分かりにくいと思いますので付け加えると、下記が一連の流れです。 1.自力で大当たりさせる(デジタルが揃う) 2.ドットに「大当たり!おめでとうございます」の文字が流れる 3.アタッカー解放 「2.」の項目時にヘソに入賞した玉は1/2の確率で大当たり抽選を行います。 この頃に一般的であった「保留玉を書き換える」方式ではなく、特定条件下でのヘソ入賞は高確率で抽選を行う方式ですね。 ここまで書くとお分かり頂けるかと思いますが、私が試した攻略法と言うのは「保留玉をフル点灯させない」と言うモノ。 攻略法と言うよりは、技術介入に近いですね。 保留玉がフル点灯だと1/2で大当たり抽選を受ける事が出来ません。 よって、単発回し(保留玉無点灯)が連チャンする条件を最も満たせるのですが、効率が悪い為、私は1コ点灯で回していました。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 話はD店の新装開店日に戻ります。 休日のこの日は、友人二人(MとKとします)と私の計三人でD店に行く約束をしていました。 なのですが、前日になってMの母親より当日アルバイトをして欲しいと頼まれたのです。 詳しい内容を聞くと、植木の競り市で出品された商品や、競り落とされた商品を所定の場所まで運ぶ仕事との事。 植木と言っても大きさも種類も様々。 大きい植木ですとそれなりの重量もありますし、高額で競り落とされた植木は落とさない様、丁寧に数人がかりで運ぶ事もあります。 その様な理由で、どうしても男手が複数必要との事でした。 時間は午前9時〜午後4時頃までとの事。 午後4時までであれば、D店の開店時間には間に合いますので私とKは共に了承しました。 そして当日。 私達は三人一緒に車でバイト先まで行くつもりでした。 ですが、駐車場はお客さんへ優先する為、車は禁止との事。 バイクも同様でした。 仕方なしに、私達は自転車でバイト先まで行く事に。 自宅からバイト先まではおよそ30分。 バイト先からD店までも同じく約30分。 D店は決して優良店とは言えない店でも、新装開店となれば話は別。 多くの人が訪れる為、新台に座るには1時間前には並んでおきたいトコロ。 午後4時にバイトが終われば十分間に合います。 ですが、思いの外バイトが長引き、終わったのは午後5時少し前。 今から向かえば新装開店のオープン時間には間に合いますが、新台に座れるかはビミョーな所。 私達は大急ぎでD店に向かいました。 すると、その道中突然の大雨。 事前の天気予報では雨の心配は無いとの予報でしたので、誰も雨具は持ち合わせていません。 もちろん全員ズブ濡れ。 すでに半ばまで移動していましたので、帰宅するワケにも行かず、私とKはそのままD店へ。 Mは「着替えてくる。」と一旦帰宅しました。 真夏の暑い日でしたので、夕立だったのでしょう。 私とKがD店に到着する頃には雨は上がっていました。 時刻は午後5時30分を回った頃。 夕立の影響からなのか、並んでいる人数は思いの外少ない。 これぐらいの並びであれば、新台にはほぼ座れる人数。 私達にとっては恵みの雨だった様です。 いよいよ開店時間となりなだれ込む人々。 私とKは無事新台を確保。 着替えてきたMは残念ながら新台を確保出来ませんでした。 やはり新台のクギはめちゃめちゃ甘い。 普通に打っていたら保留玉フル点灯はキープできるでしょう。 それだと保留玉連チャンが発生しませんので、1コ点灯で回し始めます。 開店から暫くすると、あちこちから大当たりが発生。 中には連チャンする台も。 お祭り騒ぎの様相を呈してきました。 しかし、私の方にはなかなか大当たりが訪れません。 1コ点灯で回しているとは言え、そこはお祭り調整。 クギはガバガバですので良く回っています。 こればかりは、個人のヒキによる所ですのでどうしようもありません。 当然打ち続けます。 すると、突然私を寒気が襲います。 雨で濡れた体にエアコンの冷気の影響なのでしょう。 ですが、苦労して確保した新台です。 私には「ヤメて帰る」という発想は微塵もありませんでした。 それから、およそ1時間半後。 閉店の時間を迎えました。 私の後ろには玉がパンパンに詰まったドル箱が…… 一つもありませんでした!! ドル箱に玉を詰める所か、唯の一度も大当たりは訪れませんでした。 営業時間が短時間ですし、当時は現在と比べ投資スピードは緩やかですので金銭的には大した額ではありませんが、この日のバイト代は全てフッ飛びました。 それどころか、翌日には高熱が。 雨に濡れた体でエアコンの効いた店内に2時間もいたのですから当然ですね。 あの頃は若かったなぁ。 以上、ビショ濡れで新装開店に臨んだ挙句、バイト代を全額(+α)スッた上に、高熱の贈り物まで貰ったお話でした。 【第3話 : 出禁なりかけ物語】 当時、私のテリトリー内で最も優良店だったP店での事です。 休日には、ほぼ毎回朝イチから訪れていました。 P店が優良店と言うのは周知の事実。 休日となると、多くの人が朝から並んでいました。 この頃の私は、羽根モノのクギ読みにはかなり自信がありました。 「羽根モノを打てば必勝!」な程にです。 勝つ為には、朝イチから羽根モノに向かうのが正しい立ち回りなのでしょう。 しかし、この時期には私を虜にしたセブン機がパーラーを席巻していたのです。 その名は『エキサイトジャック2』。 理由はやはり連チャン性。 こちらも保留玉連チャン機です。 そして、攻略法も存在していたのですね。 そんな理由から、羽根モノには朝イチから向かわず『エキサイトジャック2』のシマに向かっていました。 まず、攻略法を紹介する前にこちらの機種の連チャンシステムを紹介します。 大当たり中(最終16R時)に保留玉を書き換えるタイプの機種です。 1/11の確率で抽選を行うのですが、当選すると保留玉の2・3・4個目全てが大当たりに書き換えられるのです。 即ち、書き換え抽選に当選すれば保留玉4連チャンが確定。 さらに、その書き換え抽選に当選すれば、残りの1つ目の保留玉も1/14の確率で大当たりに書き換えられます。 そうなれば保留玉5連チャンが確定。 そしてこの機種のスゴイ所は、書き換えられた後の大当たり中でも再度同じ確率で書き換え抽選を全ての当たり毎に行っている事です。 新要件のセブン機ですので、アタッカーの解放のみで出玉を増やすタイプ。 それでも、1回の大当たりで2000個強の出玉がありますので、破壊力はかなりのモノでした。 攻略法というのは、大当たり毎の書き換え抽選確率をUPさせるモノ。 普通に打てば、書き換え抽選の確率は通常通り1/11なのですが、ある手順を踏むと抽選確率がUPするのです。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 【手順】 1.自力で大当たりさせる。 2.15R目までは普通に打つ 3.最終16R目は打つのを止める 4.16R目のランプ点滅数をカウントしアタッカーが閉じる直前に玉を1個のみ入賞させる(ランプ点滅46回(だった様な…)=30秒 30秒でアタッカー閉) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 この攻略法のキモとなるのが「4.」の項目。 最終16R目にエラーを発生させる事で、2倍UPの1/5.5で書き換え抽選を受けられる様になるのです。 エラーを発生させるダケで良いですので、本当は16R目に玉を入れる必要はありません。 玉を一つも入れなければ自動的にエラーが掛るのですから。 でも、それだと毎回店員を呼び盤面を開けてエラーを解除して貰わなければなりません。 となると、怪しまれますよね。 その対策として、アタッカーが閉じる直前に玉を入れてエラーを解除してやるのです。 (アタッカー入賞からセンサーが感知するまでにタイムラグが有る為) 出玉は削られてしまいますが、当選時の恩恵はかなり大きいですよね。 話を戻しまして。 休日のこの日は朝からP店へ。 やはり多くの人が並んでいます。 当時は入場抽選なんてありませんでしたから並んだ順に入場します。 と言いますか、順番通りに入場するなんて人は一人もいませんでした。 開店と同時に人がなだれ込むのです。 それだと、人が多ければ多い程混乱するのでは?と思われるでしょう。 ですが、P店ではそんな事はありませんでした。 その理由は、打つ機種によって入場する入口が分かれていたからです。 羽根モノは東の入り口。 デジパチは西&北の入り口。 スロットは南の入り口等ですね。 P店は各々の入り口に店員が立っており、午前10時の開店5分前には入場を許可してくれました。 午前10時までの5分間で打つ台を見定める(クギを読む)のですね。 打つ台が決まればそのまま待機。 午前10時を告げる音楽が流れると遊技可能となります。 私も5分前に入場しクギを見始めました。 見始めると言っても、セブン機のクギは読めません。 読んでいる“フリ”をしているダケでした(笑)。 すると、一人の女性が声を掛けてくれました。 「ビタ、この台打ち!!」と。 その女性とは私の伯母。 この伯母は、セブン機のクギ読みはカンペキ。 羽根モノのクギを読ませてもカンペキでした。 専業主婦でしたので、ほぼ毎日朝からP店に訪れていた伯母。 休日には夫婦揃ってなんて事も多々ありました。 さらに伯母は典型的な“大阪のおばちゃん”。 それも、かなり強烈な方の。 そんな理由から、P店ではボス的な存在でした。 伯母が私に声を掛けてきた理由は、その台のクギが“アキ”だったからです。 伯母は自分の台を確保した後私を見掛けたらしく、私の為にクギが“アキ”の台を探してくれていたのです。 偶然にも伯母の隣。 共に打ち始めました。 私は伯母に攻略法を教えませんでした。 いくら強烈な方の“大阪のおばちゃん”とは言え、攻略法を使用しているとなると店も黙ってはいないでしょう。 攻略法を使用した事がキッカケでトラブルになり、伯母が出禁にでもなれば私の責任です。 というのは建前で、本当は「たぶんゴチャゴチャ言っても理解出来へんやろな(笑)」です。 程なくして私が大当たり。 早速攻略法を使用するもハズレ。 まぁ、そう簡単には当たりません。 当時のP店はラッキーナンバー制。 ラッキーナンバー制とは、特定図柄で大当たりしない限りは1回交換しなければならない制度です。 当時は各台にドル箱なんて予め用意はされていません。 大当たりすれば呼び出しランプを押して店員を呼び、ドル箱を持ってきた店員はラッキーナンバーか否かを確認するのです。 図柄がラッキーナンバーであれば頭上に札を挿し、持ち球遊技が可能となります。 私の最初の当たりは非ラッキーナンバー。 出玉を交換し、再チャレンジ。 伯母が見立てたクギですので、めちゃめちゃ回ります。 私に次の大当たりが訪れた時に、事は起こりました。 最終16R目に玉が一つも入らなかったのです。 この様な事は稀にあります。 ランプでタイミングを計っていますので、タイミングを間違えたりやズレたりする事はありませんが、クギがある以上確率はゼロではありません。 エラー音は鳴っていますが、抽選確率はUPされていますので成功と言えば成功。 ただ、店員には怪しまれます。 私はコールボタンを押し店員を呼びました。 店員は盤面を開け、アタッカーに玉を入れエラーを解除。 何も無かった様に去って行く店員。 保留2でリーチが掛る私の台。 ちょ〜ゲキアツです。 このリーチが大当たり。 即ち、4連チャンがほぼ確定。 “ほぼ”と言うのはごくごく稀に自力があるからです。 この時は無事4連チャンを達成。 しかも、その4連チャン中にラッキーナンバーでの大当たりがありましたので、持ち球遊技も可能に。 するとその直後、主任と呼ばれる店員に呼ばれました。 私は「ヤバッ。 やっぱさっきのエラーで事務所?」と思いましたが、主任は私を店内のカウンター横に連れて行き、こう言いました。 主任 「さっきエラー鳴ってたやろ?」 私 「はい。」 主任 「なんかしたんか?」 私 「玉が(アタッカーに)入りませんでした。」 主任 「はぁ!? そんなんある訳ないやろ。」 私 「僕がラウンド数勘違いしてて、終わったと思って手を放してたからです。」 主任 「………。」 ラウンド数を勘違いしていたなんてウソです。 店員に問い詰められた時用に用意していた言い訳です。 2度目は使えませんが……(笑)。 主任 「まぁ、え〜わ。 お前、今日はもう帰れ。」 私 「えぇ〜、なんでですか?」 主任 「今日の出た分は交換してえ〜から。」 私 「だから、なんでですか?」 主任 「それと、お前ウチの店出入り禁止や。」 私 「えぇ〜!?」 実はこちらの主任。 私とは顔見知りです。 特別仲が良い訳ではありませんが、開店待ち時に入口で主任が立っていれば「今日はえ〜天気ですね〜」 「そ〜やな〜」程度ですが会話を交わす仲です。 すると主任が私の耳元で。 主任 「1〜2か月もすればほとぼりが冷めるから。 そしたら来てえ〜から。」 と囁きます。 私 「………。」 主任 「若い衆(若い店員)の手前なんや。」 私 「……分かりました。」 しぶしぶ納得した私は台に戻り、出玉を交換しようと上皿の玉を流し始めました。 それを見た伯母が私に声を掛けてきました。 伯母 「なんや、用事でも出来たんか?」 私 「イヤ、そうじゃないケド。」 伯母 「??? じゃ、なんで交換するんや?」 私は、主任との出来事を話ました。 すると、伯母は「なぁにぃぃ〜」と激怒。 「ちょっと待っとけ!」と私に告げ、ドコかへ行ってしまいました。 暫くして戻ってきた伯母は私にこう告げました。 伯母 「主任と話つけたったから、そのまま打ってもえ〜みたいやで。」 私 「えっ!?」 伯母 「なぁ!!」 と、振り向くと主任と若い衆と呼ばれていた店員が立っていて苦笑い。 でもまぁ、大方の予想は付いていました。 伯母が話をつけに行ったのだろうと。 話をつけるというよりは、ゴリ押しに行ったのだろうと。 さすが、強烈な方の“大阪のおばちゃん”です(笑)。 しかしこの出来事により、以降私はP店で攻略法と呼ばれるモノを一切使う事はしませんでした。 優良店でしたので、出禁になるリスクが大きかったですし、何より主任の顔を立てたかったのです。 攻略法はP店以外の店で試そうと誓いました(笑)。 以上、出禁になりかけたケド、強烈な伯母のおかげでならなかったお話でした。 【第4話 : 11番台争奪戦】 またしてもP店でのお話です。 第3話より少し前の時期で、私が勝ちにこだわり羽根モノばかり打っていた時期です。 当時のP店での羽根モノコーナーには、ナワバリ的なモノがありました。 P店の羽根モノ打ちは、ほぼ決まった機種でしか打たなかったのです。 と言っても、ナワバリを侵したからといって、モメたりする事はありません。 それどころか、自分のナワバリに優良台が無ければ他のナワバリの人が良く声を掛けてきてくれました。 「“アキ”台があるから兄ちゃん打ち。」と。 もちろん、逆も然り。 声を掛けた人は自分の打つ台はすでに確保しています。 この頃の羽根モノは波も穏やかでしたので、皆さんギラギラする事はなかったのでしょう。 P店の常連の羽根モノ打ちの方々には不思議な一体感がありました。 しかし、私を含めた常連の羽根モノ打ちには暗黙の了解もありました。 それは、「11番台は出来るダケ打たない。」でした。 機種は初代の『マジックカーペット』。 出来るダケですので、当然打つ事もあります。 それはクギが「通常の“アキ”」だった場合のみ。 実はこちらの11番台。 どんなにクギを閉めても、“ある打ち方”をすると出てしまうのです。 毎日必ず打ち止めしてしまうのですね。 もちろん、“ある打ち方”は私を含めた常連の一部しか知りません。 常連が“ある打ち方”をし、毎日打ち止めすれば店も当然怪しむでしょう。 どんなにクギを閉めても出てしまうのですから。 そうなってしまうと、真っ先に外されてしまう可能性が高い。 となれば、『マジックカーペット』をナワバリとしている方は打てなくなってしまいます。 それを避ける為に、店が11番台を出す気がある時(=クギが通常の“アキ”の時)のみにしか打たなかったのです。 ちなみに、私のナワバリは初代の『ビッグシューター』でした。 その“ある打ち方”とは、実に単純で右打ちすると言うモノ。 右打ちと言ってもゴム打ち(目いっぱい打つ事)ではありません。 右側の谷クギを狙う打ち方です。 P店のクギ調整はほぼナキのみ(ヘソ&落とし)。 ヨリに関してはほぼ未調整だったのです。 ですので、優良台の見極めは主にヘソ。 補助的に落としと、実に読み易い。 その読み易さ故に、P店が優良店である証だと当時は思っていました。 皆様はここで、「11番台は右側のナキの調整はしていないのでは?」と思われるでしょう。 ですが、そうでは無いのです。 確かに、ヨリに関してはほぼ放ったらかしですが、ナキはちゃんと右側も調整しています。 クギが渋くても11番台が打ち止めになってしまう理由は、役物に強烈なクセがあったからです。 その強烈なクセとは、右側の羽根で拾った玉は100%大当たりしてしまうのです。 その影響からか、左側で拾った玉は若干大当たりしにくくなっています。 ナキがどんなに悪くても、1度もヘソや落としに入賞しないなんて事はありえません。 チャンスは少ないですが、羽根が右から玉を拾えば確実に大当たり。 欠点は初期投資も少々掛かり、打ち止めまでの時間効率も悪い事。 ですが、勝ち額は少ないものの、確実に勝つ事ができたのです。 そんなある日の事。 休日のこの日、私は朝イチからP店の開店待ちへ。 てか、P店へは休日しか訪れませんでした。 羽根モノを打つには時間が必要ですので、朝イチから訪れる為にですね。 【第3話】でも触れましたが、P店は打つ機種によって入場口が分かれていて、開店5分前には入場を許可してくれます。 私は羽根モノの入場口へ。 他コーナーであれば、我先にとお客は入場するのですが、羽根モノコーナーだけはそうではありませんでした。 やはり、不思議な一体感の恩恵なのでしょう。 そんな雰囲気が私は好きでした。 ところが、この日は羽根モノコーナーに並んでいた常連の方達が我先にと入場。 私はその理由が分からず流されるままに。 羽根モノのシマに着くと、なんと11番台の争奪戦が勃発中。 常連の方達による、です。 その後、11番台を確保出来なかった他の常連の方達は、クギを見ることすらなくシマを出ていきました。 私の頭は「???」の連続。 あれだけ11番台を打たない様にしていた常連の方達がナゼ奪い合うのかも分かりませんでしたし、何より他の台のクギすら見なかった事に、です。 私は取り敢えず『ビッグシューター』のクギを見て回りました。 ですが“アキ”は一つもナシ。 仕方無く他の羽根モノのクギを見て回るのですが、こちらも“アキ”台は一つもナシ。 見落としかもと思い、再度見て回るもやはり“アキ”台はナシ。 そんな私の姿を見かねたのか、羽根モノの常連の方が私に声を掛けてくれました。 「○月○日新装やから、“アキ”台なんて無いで。」と。 P店は間違いなく優良店です。 近隣では頭一つか二つ抜き出るくらいに。 そんな優良店でも、新装開店前は別なのでしょう。 ここ数日、羽根モノのクギは全台閉まったままだったそうです。 クギが閉まったままと言うのは、その機種が入れ替えの対象である事を意味します。 即ち、羽根モノは全台入れ替えが決まっていたのですね。 クギが閉まっていても出る台&『マジックカーペット』が入れ替わる=以降P店では打てなくなると言う理由で11番台の争奪戦が始まったのだと思います。 その後の入れ替えで、羽根モノの台数は半分に。 この頃より、パチンコはより高射幸の機種へと変わりつつある時期でした。 今となっては、繁栄から衰退へ至る道へのスタートラインだったのでは?と個人的には思います。 以上、11番台の争奪戦から、業界の繁栄から衰退へのスタートラインを見た様な気がしたお話でした。 【第5話 : 目押しの達人】 最後はようやくスロットのお話です。 某打楽器系ゲームの様なタイトルからお分かり頂けるかと思いますが、私が遭遇した目押しがめちゃめちゃ上手い方のお話です。 時は4号機時代。 まだ、イベントが大々的に告知出来ていた時です。 この日は私が良く通っていたH店でイベントがありました。 内容は「『アステカ』全台設定6一回交換」。 4号機『アステカ』は激甘機種として人気を博した機種ですね。 この告知を見た私の意見は…… 「ビミョー」でした。 4号機アステカはCT搭載のBタイプです。 等価の店であれば設定2でもフル攻略すれば十分食えた程の機種です。 では、ナゼ「ビミョー」なのか。 その理由はH店が8.5枚交換だったからです。 その為、イベントにも関わらずお客もまばら。 しかし、他を打つよりはマシと言うコトで打ち始めます。 このイベントには、少し特殊なルールがありました。 それは、「頭上のパトランプが点灯中は持ちメダル遊技可能」と言うモノ。 パトランプが点灯する契機はBIG当選時。 消灯契機はBIG終了時。 なのですが、CTに突入した場合はCTが終了するまではパトランプは点灯しています。 となると、如何にCTに突入させる事が出来るかがカギ。 ですが、こればかりは運任せですのでどうする事も出来ません。 しかし、打ち手にも出来る事があります。 それはフル攻略。 『アステカ』のフル攻略とは以下の通りです。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 1.リプレイハズシ(以降ハズシ) 2.最速CT MAX 3.CT MAX維持 4.成立Gでのボーナス揃え 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 「1.」のリプレイハズシは基本ですね。 「2.」はボーナスを引く可能性がありますので、いかに早くCT MAXに到達させるかです。 「3.」はMAXに到達すればそれをCT終了まで維持し続ける事です。 「4.」はお世辞にも小役狙いの効果がありませんでしたので常に狙えば可能でした。 リーチ目が見られない&メンドくさいと言う弱点がありましたが… ここで、この日のイベントで重要になってくるのが「4.」の項目。 CT中ボーナスに当選するとCTが終わりBGMもピタリと止まります。 5号機でのRT機と同じ、気持ちいぃ〜瞬間ですね。 気持ちいぃ〜のですが、同時に頭上のパトランプも止まってしまいます。 そうなると、交換しなければなりません。 ボーナスが確定しているのに、ですね。 8.5枚交換ですので、換金ギャップはデカい。 よって、CT中のボーナスは成立Gで揃える必要があります。 腕の見せ所ですね。 話を戻しまして。 少しすると、隣に男性が着席。 私と同年代と思われます。 するとその男性。 開始早々ボーナスが確定しCTにも当選。 CTがMAXに達し、維持に掛るのですが共に早い。 さらに、ボーナス中の小役狙い(※)&ハズシも早かったのです。 (※:ハズシを行う為には変則打ちが必要でした。変則打ちを行うと小役成立時に取りこぼすポイントがあり、それを避けなければなりませんでした) しかし、上記の技術介入は、当時の本気組の方であればさほど難しいモノではありません。 事実、『アステカ』に関しては私も隣の男性並みには難なく行なっていました。 男性はCTを完走すると、その台をキープする事なく交換。 先に述べた様に、1回交換の換金率が8.5枚ではビミョーなイベントですので空き台も多数。 設定は全台6ですので、どの台を選んでも同じです。 ですので、他の台に移ったのだろうと思っていました。 その後、私にもボーナスが訪れ頭上のパトランプが消灯する都度交換。 それを何度か繰り返している内に気付いた事がありました。 さっきの男性が『アステカ』のシマにいないのです。 確かに、ビミョーなイベントですので帰ったのだろうと思っていたのですが、何気に『獣王』のシマに目をやると、その男性が座っていたのです。 私の頭は「???」です。 『獣王』はイベント対象外ですので1回交換ではありません。 ではありませんが、正直設定は全く望めないでしょう。 『獣王』を打つのであれば『アステカ』を打ち続けた方が正解だと思います。 しかし、予想に反し、その男性が『サバチャン』に当選した模様。 「おぉ!やるねぇ〜」とチラ見すると、ドットに「+1」の表示。 「!!!!!」 これには驚きました。 『獣王』は『サバチャン』の2〜8G目までを36秒以内に取りこぼす事なく消化する事で1G上乗せされるのです。 ご存じの通り、初代『獣王』のATは押し順をナビしてくれるのではなく、狙うべき図柄をナビしてくれます。 当然目押しは全リール必要となりますので、制限時間内に正確に目押しを行う難易度は激高。 私も何度もチャレンジしたのですが、成功したのは唯の一度きり。 その唯一の成功も、2〜8G間にリプのヒキが良かっただけです。 つまり、偶然ですね。 必然と取りこぼしも多くなりますので、以降+1Gは狙いませんでした。 その男性も、私と同様リプのヒキ強だったのかも知れません。 それを確かめようと少し離れた所で暫く観察。 『サバチャン』の連チャンに期待したのですが、どうやら単発で終了。 その後も『サバチャン』に入る事は無く店を出る男性。 真相は闇の中となりました。 それから数日後。 私はまたもやH店で、この日は『大花火』を打っていました。 当時の私は、先に述べました様に、どちらかと言えば本気組。 『大花火』でのヴィタハズシ成功率は95%オーバーとかなり自信がありました。 と、言ってもハズシを行うのに2〜3周は見ていましたケドね(笑)。 暫くすると、隣に男性が着席。 男性はお座り一発でBIGをGET。 そのBIGを消化中ハズシが必要な場面に。 ズババッ!と押しハズシ成功。 その速さから、私は3連ドンでハズしていると思っていました。 程無くして、またもやハズシが必要な場面に。 またしても、ズババッ!と押しハズシ成功。 何気にチラ見すると、左リール中段に止まっている黒い塊。 「!!!!!」 そうなんです。 こちらの男性、ヴィタハズシを行っていたのです。 その速さはとても目押ししているとは思えませんでした。 テキトーに押しているカンジ。 ここまで早くて正確な目押しは、テレビでしか見た事がありません。 某有名攻略誌のライターの方が、解説をしながらいとも簡単に高速ヴィタハズシを行っていたのです。 隣の男性が行なっていたのは、解説こそしてはいないものの、私がテレビで見た“それ”と全く同じ。 「もしかして、ドコかのライターさん?」と思い、ボーナス終了後に恐る恐る声を掛けました。 私 「目押し、めちゃめちゃ上手いですね。」 男性 「えっ!?」 私 「目押し上手ですね。」 男性 「あ、ありがとうございます。」 歳の頃は私と同年代でしょうか。 私 「僕もヴィタハズシは出来ますケド、そこまで早くは出来ないです。」 男性 「ヴィタでハズせるんやったら、それでえ〜やないですか。」 私 「そうですケド…」 男性 「速さよりも正確さですよ。」 私 「コツとかあります?」 男性 「慣れ…ですかね(笑)。」 ここで、私は詳しく話を聞きたくなりました。 私 「メシでも食べに行きません? 店内のメシ屋で良ければオゴリますので。」 H店の店内には食事スペースがありました。 この日私は調子が良く、ある程度のメダルがあったからです。 男性 「そんな…い〜ですよ。」 私 「じゃぁ、外に食べに行きますか?」 男性 「イヤイヤ、そ〜ゆ〜事じゃなくて。」 私 「じゃぁ、飲み物でも。 ちょっとコツを教えて下さい。」 男性は「それならば…」と共に食事スペースへ。 私は、早速聞きたい事を聞きました。 私 「もしかして、ライターさんちゃいます?」 男性 「イヤイヤ、全然ちゃいます。」 私 「そうなんですか。 でもホンマ、目押しめちゃめちゃ上手いですね。」 男性 「大阪は低換金やし、設定状況も良くないでしょ? だから技術で出したろと思って。」 私 「おぉ! 僕も同意見です。」 男性 「ですよね〜。」 私 「この店は、よ〜来はるんですか?」 男性 「イヤ、何回かしか来た事ないです。」 私 「そうですか、この店ビミョーですよ。」 男性 「そうなんですか?」 私 「通常営業やったらあっても4(設定)までってカンジです。 でもその4はワリと使ってるっぽいです。」 男性 「あって4? あちゃ〜。」 私 「でも、新装の時は6っぽいのもいくつかありそうです。」 男性 「イベントとかは?」 私 「それもビミョーです。 換金率もめっちゃ悪いですし(笑)。」 男性 「あ〜、そう言えばこの前も『アステカ』設定6の一回交換ってやってたなぁ。 換金率悪くてビックリしたわ。」 私 「!!??」 私 「この前の『アステカ』の時、来てはったんですか?」 男性 「来てましたよ。『アステカ』はすぐヤメましたけど(笑)」 この時、私は「もしかして…」と思い、その疑問をぶつけてみました。 私 「もしかして、その後『獣王』打ってませんでした?」 男性 「えっ! なんで知ってるんですか?」 私 「やっぱ、そうですか…」 私はその時の事を話ました。 やはり、男性は+1Gの彼でした。 そして、闇の中に消えたと思われた真相を聞いてみたのです。 男性 「あぁ、『獣王』の目押しですか。 +1Gはほぼイケますよ。」 私 「ホンマですか!!??」 男性 「ホンマです。 なんなら今から『獣王』打ちましょうか?」 私 「まぁぢっスか? お願いします。 でも設定が……」 男性 「僕『獣王』好きやからい〜ですよ(笑)。」 と、男性は『大花火』のメダルを持って『獣王』を打つ事に(台移動OK)。 私は調子が良かったので引き続き『大花火』を。 男性が『サバチャン』を引けば呼んでもらう事になりました。 私の『大花火』は引き続き順調。 と言っても、やはりあっても4までっぽい。 それから結構な時間が経過したのですが、男性から声が掛る事はありませんでした。 様子を見に行くと、ボーナスは引けるものの『サバチャン』が引けないとの事。 「また今度でもい〜ですよ。」と私は声を掛けたのですが、男性は意地になっていたのか続けています。 そして暫く回した後、遂にその時が訪れたのです。 高確中のハズレから『サバチャン』GET…… ……では無く、男性の軍資金が尽きてしまったのです。 これはさすがに申し訳無かったです。 私が話し掛けなかったら男性はそのまま『大花火』を打っていたでしょうから。 その事を詫びると「後で『獣王』も打つつもりでしたから大丈夫です(笑)。」と言ってくれました。 好きだったんでしょうねぇ。 『獣王』が。 その後、彼をH店で見掛ける事はありませんでした。 『獣王』での+1Gはこの目で確認してはいませんが、あの『大花火』での超高速ヴィタハズシがラクラク出来るのですから、『獣王』での+1GもBefore Breakfastだったのでしょう。 んん!? 後で打つつもりだった? で、イベント時に好きと言う理由ダケで設定の望めない『獣王』に移動した? て、コトは目押しはピカイチでも立ち回りは…… ……な・の・か・な・? まぁ、立ち回りは私もエラそうなコトは言えませんが…… 以上、目押しは超一流でも立ち回りは……な方に出会ったお話でした。 今回は以上とさせて頂きます。 最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。 ■ ライターへのコメント/ご意見/ご指摘などはこちらから ■ ビタの記事一覧へ
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