[2]主観と偏見で見た、ここ10年のスロットの動き [2015/7/16(木)] |
私の細かい成長は省略するが、まず目をつけた台は「吉宗」。
散々北斗世代だの北斗ブームなどと言ったが、実は北斗はほとんど打っていない。
打ち始めの基準が特にないことと、ヤメ時になるとレア役が成立してヤメられないのがストレスだったからだ。
吉宗は本当に良い台であったと思う。(別に北斗が悪い台と言ってるわけではない)
711枚の1G連の破壊力は凄まじく、ものの数分で箱に手が届き、さらに数十分でドル箱タワーが積み上がる。
出玉だけでも十分に魅力的な台ではあるが、吉宗を人気台にした最大の要因は「音楽」だろう。
高確率中の高揚感のある音楽からはじまり、BB中のキャラ選択ができたのも良かった。
現に私も姫BBの「そこにあるかもしれない」を聞きたくて打っていたと言っても過言ではない時期が存在した。
立ち回りにしても、高設定狙いだけでなくゾーン・天井狙いなどができたことでお金のない学生にとっては打ちやすい理由になっていた。
そして吉宗で思い出すのは、地元で開催されていた「朝一全台シャッターがしまった状態からのスタート」というイベント。
勝手に高確率からスタートするものだと思っていたら、鷹狩りが始まってとても驚いたものだ。
隣がヤブサメ演出だったのには笑いをこらえきれなかった。
この北斗・吉宗政権は、非常に長い間スロット業界を盛り上げてくれたし、私に立ち回りというものを教えてくれた時代であったと思う。
そんな中、私の立ち回りに転機が訪れる。
引っ越しをきっかけに主戦ホールを変えたのだが、そこから収支が大幅に向上したのだ。
いつぞやの日記で少し書いたが、東横線の綱島から白楽に引っ越し、主戦ホールを横浜駅西口に替えた。
まさに鉄火場。
毎日が刺激的。
全6は当たり前。
通常営業日でも万枚が1日に10台近くなんて日もザラ。
ライバルは多いが、そんなところで打っていれば誰だって勝てる。
私 「スロットって楽勝だなぁ。 このままスロプロにでもなろうかなぁ。」
と考えたとか考えていないとか。。。
ちなみにこの頃のスロット雑誌には、各機種の設定毎の勝率や万枚達成率が載っていたのを覚えている。
カイジと黄門ちゃまは、設定6の勝率が100%に近かったため、イベント日にはこぞって皆が狙いにいっていた。
その情報が今は載っていないということは、それがどういうことなのか容易に想像できるだろう。
しかし、良い時代はいつまでも続かない。
吉宗の後継機として押忍!番長が登場する。
これが個人的にイマイチだった。
低い機械割、1G連のストックは1つだけ、BBの獲得枚数も400枚弱。
市場では面白いと評判だったが、私には吉宗の後継機ではなく、劣化版にしか思えなかった。
が、あとから思うと番長はまだ良かった。
いや、かなり良かった。
第1消灯ハズレなど前兆(ガセ含む)が確定する演出があり、前兆G数をカウントするという文化を根付かせた偉大な台だ。
その後に、スロット史上最悪と言ってもいいほどの台が登場する。
皆さん見当はつきますよね!?
そうです。
「北斗の拳SE」。
何が最悪だったかと言うと、どこから言っていいのかわからない位なのだが、とにかく市場には全く受け入れられなかった。
スロットにおいての最強装備である「設定6確定札」が刺さっていてもなかなか埋まらなかったといえば、当時を知らない人にもその惨劇が伝わるだろうか?
期待が大きすぎたということもあるが、それにしてもヒドイ仕上がりで、4号機は終わったと思った瞬間だった。
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