[3]設定無視でHANABIを打ち続けたらどうなるか [2015/3/26(木)] |
【総評】
5段階評価で4.5点。
「単純に面白い」
この一言に尽きる。
そして飽きない。
最終日は1093G→71G→358G→876Gで投資3000枚という大事故になったが、飽きはなかった。
打ったことがない人は、とりあえず打って面白さを感じて欲しい。
ボーナスを10回引くころには虜になっているはずだ。
ただし、たまにいきなり1000Gとかハマるから気をつけろ!
初代を知っている人は懐かしさだけで打つ価値があるし、最近始めた人も昔の台の良さを知るのにもってこいの仕上がりになっている。
求められる技術力がそこまで高くないことも◎。
【甘いか?】
甘いか辛いかでいえば、間違いなく甘い。
それは、私が自分で18000G回した感想だけではなく、他の台の挙動も含めての感想である。
この機種は登場してから1ヶ月近く経つが、人気があるため閉店間際に回転数を見るとほとんどの台が5000G以上回っている。
店によっては、全台7000G以上のところもある。
それだけ回っていても、スランプグラフが−3000枚より下回っている台はまずない。
私の最大投資額は3000枚だが、それも本当にボーナスが引けなくて引けなくて苦しんだ時の1回のみであり、その後にプチボーナス連が訪れて収支は−1800枚で落ち着いた。
一日遊ぶにしても、−2000枚を覚悟していれば充分ということが言える。
【甘いということは勝てるのか?】
ここが難しいところ。
個人的な感想だが、勝てるとは思っていない。
ここ数年で出た「設定1でも機械割が100%を超える機種」の扱いを思い出して欲しいのだが、「ウーロン」「ひぐらしのなく頃に祭」「ビーマックス」「クランキーコレクション」が代表的だろう。
これらの台は、ご存じの通り高設定の投入率はかなり低かったし、結果として勝ちやすい台とは言えなかった。
また、夕方から打つ際はスランプグラフを参照するが、これはほとんど当てにならないと考える。
理由はボーナス確率にある。
●BB
設定1 : 1/312
設定6 : 1/277
●RB
設定1 : 1/385
設定6 : 1/324
と、ほとんど差がない。
確率が良くなくてもスランプグラフが上向いていれば、設定差のある風鈴が引けていると判断することもできないこともないが、後述するRTの消化具合にもよるため難しい。
現に5000Gくらいから急降下する台が多いことと、逆に急上昇する台も多いため、夕方からの設定狙いは厳しいと感じた。
【RT機能について】
この作品の良さは、余計なものを削ぎ落として原点に立ち返ったことだろう。
ここでいう余計なものとは、液晶であったり過激な出玉性能のことなのだが、ここまでシンプルにし、さらに初代に近づけたにも関わらず、なぜRT機能を搭載したのかは賛否両論あるはずだ。
ちなみに私は否定派。
これは、私がパチンコを打たない理由と似ているため、まずはその説明をする。
パチンコは、大当たり後に時短やSTという機能が搭載されている機種が多いが、時短が100回つく台があったとして、時短内に当たれば連チャンしたことと同じで嬉しい反面、残りの時短を損したとも思ってしまう。
当たったのに素直に喜べない。
それが時短の悪いところだ。
RTも時短と役割は同じなので、正直苦手意識を持っている。
5号機初期の初代リンかけやスパイダーマン、500GのRTがあるガッチャマンなどは面白かったが、RT序盤にRBが当選し、残りのRTを潰すのが嫌いで、積極的に打とうとは思わなかった。
実際にHANABIを打つと、30%位の確率でRT中に当たる。(体感)
さらに、目押しを頑張ってリプレイ外しを成功させてもそのままパンクしてしまうことも多々あり、RTを完走できることは50%もない。
フル攻略で機械割が100%を超えるが、このRTを上手く使いこなせるかが重要になってくる。
ヒキ弱な人は、そんな時に限ってボーナスを引いてしまうので要注意だ。
しかし、RT中にボーナスが成立して音が消える感じとかは好きなので、否定派だけど全否定ではないといったところだろうか。
【立ち回り】
完全にオカルトになってしまうが、スランプグラフが−2000枚になっている台は、そこから±0の付近に近づく傾向にある。
たまたまなのは充分承知しているが、自分の打った台がそうであったし、他の台でも同じような挙動を見せる台がかなり多かった。
どうせ全台設定1だと思って打つなら、マイナス台を打つのもありかもしれない。
また、この台はボーナスの偏りが激しいとも感じた。
ボーナスを引ける引けないはもちろんのこと、BBが5連したかと思えばRBが5連したりと、激しい波がよく発生する。
ただ、3000G回せばどこかでいい波が訪れることが多いため、時間にゆとりがあるときに辛抱強く打つことをオススメする。
そして2000枚獲得したら大人しく帰宅。
【おまけ】
ある日のこと、私の右隣のおじさんがRTの花火チャレンジのシステムをよくわかっていない様子だった。
「君の願いを一つ叶えてあげるよ」
おじさんは、右隣の若者に助けを求めた。
すると、不良っぽい見かけとは裏腹に、若者は親切丁寧に打ち方を教えてあげていた。
おじさんはお礼に飲み物を差し入れした。
こういう交流を久しぶりに見たので、私は嬉しくなったのだが、話はここで終わらなかった。
おじさんは教えてもらった通りにリプレイ外しを実行するのだが、よくわかっていない様子だったため、もう一度若者が教えた。
それでもイマイチわかっていないおじさん。
しばらくして、おじさんの様子がおかしくなる。
急に打つことをやめたかと思ったら、若者が花火チャレンジをやっている様をガン見し始めた。
そう、おじさんのソウルジェムはシステムの難解さを理解できずに穢れが溜まり「ガン見の魔女」に変身してしまったのだ。
そして、その被害は私にも及んだ。
私がBIGを引く都度、打つ手をとめてガン見。
そんなときに限ってBIGが連チャンするのは世の中の法則。
「ガン見、ダメ絶対」
P.S
私の地域では、年が明けてからまどマギを新台で導入したり増台する店が増えた。
人気があるのでどの台も結構回っているのだが、スランプグラフがヒドイことになっていると悲しくなってくる。
いくら面白いと言っても、低設定はかなりキツイ。
今更になって増台したのなら、通常営業でも甘めに使って欲しいし、回収台にしないでくれと声を大にして言いたいトーテムポールでした。
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