[2]スロ吉れっどと外部信号語り [2018/10/3(水)] |
■大当たり信号
リールを全て停止させた時に、有効ライン上に大当たりの図柄組合せが揃ったか否かの役物作動判定をメイン制御で行います。
この役物作動判定において、大当たりの図柄組合せが揃った場合、大当たり信号が送信されるという流れ。
いわゆる「BIG」と呼ばれる信号ですね。
この大当たり信号が送信されることにより、ホールのデータカウンタに大当たりの情報が送られ、大当たりの回数が「+1」されます。
また、大当たり中(ボーナス消化中)においても大当たり信号を送信し続けるので、データカウンタ的には一般中ではなく、大当たり中という認識が可能となり、大当たりで獲得した枚数がカウント可能になるということです。
大当たりが終わったら(ボーナスの消化が終わったら)、大当たり信号の送信が停止されるので、データカウンタ的には一般中となります。
■小当たり信号
リールを全て停止させた時に、有効ライン上に小当たりの図柄組合せが揃ったか否かの役物作動判定をメイン制御で行います。
その後は大当たり(BIG)信号同様、小当たり(REG)信号を送信。
この小当たり信号が送信されることにより、ホールのデータカウンタに小当たりの情報が送られ、小当たりの回数が「+1」されます。
この後の処理は、大当たり(BIG)時と同様です。
■ART信号
こちらのART信号は、その名の通りART突入時に送信する信号ですが、「サブ基板での出玉管理時」と「メイン基板での出玉管理時」では、送信する際の条件が少し違ってきます。
一昔前のサブ基板で出玉管理をしていた時では、サブ基板の押し順誘導によって、メイン基板で予め定められたART信号の出力条件を満たすようにしてました。
例えば、AT機において、「メイン基板で押し順ベルを3回連続で取得したらART信号を出力する」といった条件があった場合、サブ基板で押し順を誘導して、メイン基板からART信号を出力させるといった感じでした。
この時のART信号のデメリットは、実際にARTが開始されるゲーム数のデータカウンタへの反映ゲーム数が多少ずれてしまうこと。
送信条件を満たし、誘導するまでフラグのヒキに左右されるからです。
また、途中で押し順を何回かミスしてART信号の出力を停止させてしまった場合。
この時は、再度ART信号を出力する場合がありますが、実際のARTゲーム数のずれだったり、ART初当たりの回数のずれ(実際より多く表示される)が起きてしまう場合があります。
たまに旧基準のAT機などで
天井ゲーム数とデータカウンタ上でのゲーム数が合わないというのは、これらの外部信号の出力が原因となっています。
出玉をメイン管理でおこなっている昨今のART機などでは、遊技状態もメインで全て管理しているので、ART開始条件を満たせば即ART信号を出力し、ART終了条件を満たせば即ART信号を停止するといった事が容易になりました。
なので、ARTゲーム数のずれや、途中で押し順をミスした際のART信号への影響はほぼなくなり、データカウンタへの曖昧な出力が無くなったとも言えます。
最後に、各外部信号のデータカウンタへの接続(出力)の仕方によって、表示されるカウンタの場所や内容が変わってきたりするので、ホールで打つ際には注意が必要です。
大当たりカウンタにART信号が出力されていたり、大当たりカウンタに大当たり信号と小当たり信号の両方が出力されていたりなど、ホールによって接続の仕方が違うこともあるので。
そのホールのデータ機がどういう仕様なのか、ということをしっかり確かめてから活用すべきですね。
「データカウンタの基となる外部信号! 出力内容には注意!」
今回のコラムはここまでにさせて頂きます!
それでは皆さん!
レバーに魂を込めて…Good Slot Life!
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