[2]スロ吉れっどと仕込み語り(メーカー開発者による仕込みの有無/天井ストッパー/タイマーなど) [2018/9/5(水)] |
【メーカー側の悪だくみ(仕込み)】
■天井ストッパー
天井機能を利用した悪だくみの1つとして、「天井ストッパー」が挙げられます。
例えば、天井G数が1280Gだとしたら、1000Gからいつもより当たりやすくなることです。
リアルボーナスを強制的に当てることは、5号機の規則上不可能ですが、サブ基板でおこなっている「ATやARTの様な出玉に関する抽せん確率」を変える事は可能。
1280Gというおいしい餌をぶら下げてはおりますが、1000Gを超えてから、見た目では分からないように、内部的なプログラムで出玉抽せんをhighにしているという訳です。
「それを乗り越えられたら、天井の恩恵を与えます」といった、いやらしい話ですが。
■隠れ出玉リミッタ
今の5.9号機では既に搭載されており、皆さんもご存知の方が多い、出玉のリミッタ(通称3000枚規制)。
5.9号機以前のAT・ART機において、この出玉のリミッタを隠れてプログラミングしていたメーカーもありました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
@3000枚出やすい出玉の抽せん状態(highモード)
A吸い込みやすい出玉の抽せん状態(lowモード)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
@⇒A⇒@⇒A⇒…を繰り返すような出玉のモードを設計し、意図的に出玉の波を作るっといった感じです。
これを行うことで、低設定でも瞬発力のある出玉の波を見せることが可能で、同時に、しっかりとホールの売り上げに貢献できるような吸い込みが可能になります。
こういった台は、一撃で出てしまった後に打つのは要注意です。
■タイマー(アイスとも呼ばれています)
初期出荷状態の遊技機において、メーカーが仕込む技でした。
パチスロが新台で導入された直後、とてつもない出玉が出ていたり、逆に全く出玉が出ていない状況などご覧になったことはないでしょか?
純粋にホールが高設定を入れていたり、低設定で抜いたりとかの要素もありますが、それとは全く別です。
初期出荷状態の遊技機は、サブ制御でタイマーをセットする機種が多いですが、そのタイマーの時間管理を利用して、出玉の抽せん状態をhighからlowにしたり、lowからhighにしたりすることが可能でした。
凍っている強力な出玉性能を、時間の経過とともに溶かして発動させることから、アイスとも呼ばれておりました。
今では、タイマーを利用して出玉性能を変化させる事はNGとなっておりますが、演出面でのタイマー管理(パチスロAKBの様な、演出面での変化)はOKとされています。
「遠隔と疑うよりも、開発者の仕込みと疑え!」
今回のコラムはここまでにさせて頂きます!
それでは皆さん!
レバーに魂を込めて…Good Slot Life!
■ ライターへのコメント/ご意見/ご指摘などはこちらから ■
【 元開発者はかく語りき 】 メニューへ