[2]スロ吉れっどと内部抽せんの出会い語り [2018/6/27(水)] |
【内部抽せんについて】
「内部抽せん」とは、俗に言うフラグ(役)の抽せんを行う事。
抽せん用のハード乱数0〜65535の計65536と、メインプログラム内に予め用意してある、フラグ毎の当せん確率とも言える抽せん用データを用いて、フラグの抽せんを行います。
レバーを叩いた時に内部抽せんが行われますが、まず初めに、抽せん用のハード乱数値0〜65535のいずれかを取得します。
その後、取得したハード乱数値を使用して、当せん役毎の抽せん用データと加算方式又は減算方式で演算をして、次々と当たり判定を行います。
加算方式では、「取得したハード乱数値+抽せん用データ」が65535を超えると当たり。
減算方式では、「取得したハード乱数値−抽せん用データ」が0未満になると当たり。
・・・となります。
以下に用意した「ジャグラーの抽せん用データ表(仮)」を例として、内部抽せんの流れを見ていきたいと思います。
設定1のジャグラーにて、レバーを叩いて取得したハード乱数値が10000で、演算方法が減算方式だとします。
抽せん順序に基づいて、まずはリプレイの当否判定を行い、「10000−8978=1022」なのでリプレイは非当せんとなります。
次にブドウの当否判定を行いますが、先ほど減算された値を被減算値として使用し、「1022−10098=−9076」となるので、ブドウが当せんということになります。
同様に、取得したハード乱数値が50000だとすると、全ての当せん役に非当せんとなるので、「はずれ」という事になります。
ある意味、取得したハード乱数値と当せんするフラグは1対1で対応しているということですね。
今回の例の場合ですと、取得するハード乱数値が毎遊技0だった場合は、常にリプレイが成立することなります。
また、ミリオンゴッドのGODフラグは1/8192なので、抽せん用データ8がどこかの範囲に用意されており、その範囲内に該当するハード乱数値を取得すれば当せんするという感じです。
最後に、「同時当せん(重複当せん)」について少し触れたいと思います。
今回例に挙げた「ジャグラーの抽せん用データ表(仮)」を見てみると、抽せん順序5で当せんしたチェリーは種無しのチェリーという事になり、このチェリーをいくら引こうがボーナスは付いて来ません。
逆に、抽せん順序8又は9で当せんしたチェリーにはボーナスが付いて来ているので、種ありで、同時当せん(重複当せん)した事になります。
これを踏まえ、最後に一言。
「ヒキが強いとは即ち、乱数値を拾うのが上手いという事」
以上、今回のコラムはここまでにさせて頂きます!
それでは皆さん!
レバーに魂を込めて…Good Slot Life!
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