[2]6号機に至るまでの規制の流れ/ぱちんこの設定はどうなった? [2018/6/21(木)] |
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宝くじのキャリーオーバーって、射幸心の煽りにならないんですか?
貰える金額が違うのはわかりますが、当選率が低く、当たってないからキャリーオーバーが発生してるのは、パチスロの比じゃないと思います
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ふむ、間違いなく射幸心を煽っている!許せねぇ!
・・・となりがちだが、少し待っていただきたい。
そもそもスロやパチがなぜ射幸心を煽ってはならないかというと、これらは遊技であり、ギャンブルではないからに他ならない。
一方、宝くじは公営ギャンブルのような存在であり、そもそもフィールドが違う。
そのため、問題となる部分も大きく違うというわけだ。
よって、宝くじではキャリーオーバーのような煽りがオーケーでも、遊技機の場合は営業資料に「限界突破」なんて文字を入れるだけでも目くじらを立てられるかビクビクすることになる。
実に残念なパワーバランスである。
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「パチンコにも設定が」なんて話がありましたが、話は進んでいるのですか?
また、スロットに関して、今では4段階設定など増えてきていますが、今後は4段階設定がメインになっていくのでしょうか?
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ぱちんこの設定に関しては、着々と進んではいるらしい。
聞いた話だと、年内にもデビューするのでは?という感じである。
この辺は続報を待っていただきたい。
しかし、ホール主体で堂々とイベントもできないこんな世の中では、パチンコで設定なんてアピールしなければ誰もわからないと思うけど・・・
スロットの4段階設定についてだが、これは別に流行とかメインにしていくとかそういう意味合いではなく、単純に機種の適合率を高めるためという理由が大きい。
本来であれば、6段階設定の方が使い勝手もよく設定示唆なんかもやりやすいわけだが、デメリットとしては、シミュレートで6段階分の試験にパスしなくてはならないため、単純に適合しにくいのだ。
特にAタイプなどは、短時間でBIG連打などされた日には即不適合になるため、適合させるのがより難しくなってくる。
逆にART機などは、シミュレートでは何かしらの出玉の封じ込めを行なっているので、そこでは引っかからない。
例えば、パンクする1枚役をシミュレートだと必ず獲得するので、絶対にARTに入らない、など。
そのため適合率を重視して、Aタイプは4段階にするなんてことが多い。
また最近のご時世的に、5.9号機から6号機への切り替えがあった。
ゆえに5.9号機の申請できる期間が残りわずかということがあったため、せっかく作った機械が適合せずお蔵入りではたまらんということもあり、泣く泣く4段階に変更したというメーカーも少なくない。
開発的にはかなり嫌なことであるが、スペックも下げさせられたりもする。
とはいえ、あの頃は適合試験も抽選で受かったところしか受けられないし、試験を受けるフィールドになんとか立ったところで全く受からないってわけには会社的にもいかず・・・
開発もお蔵入りだけは嫌なので、渋々従わざるをえないというわけだ・・・
なお、今ではすっかり適合試験の予約件数はスカスカ状態なので、いくらでも持ち込み放題である。
そのため、また6段階設定に戻るであろう。
本日の回答はここまで。
それではみなさん、また次回。
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