[2]過去出会ってきた香ばしいライバル(?)たち [2017/2/3(金)] |
パチスロは400台規模の大型ホール。
ヨシ!ここが新たなる職場だな。
おはようございます!≠ニ早速入ってみることに。
まずびっくりしたのが、平日の昼間にも関わらず人がたくさんいる事。
そして、たくさんいる人の半分はホールを徘徊してること。
もちろん仮病の達人のパルサーは、会社をサボって平日の昼間にパチスロを打つ事もよくあったのですが、設定狙い=パチスロだと考えていて、徘徊なんてダサいなどと思っていたので、いつの間にかハイエナ主流の時代に突入していることにビックリ!
そうです、簡単にハイエナ転職とかトノサマガエルの気分で来たのはいいものの、たくさんのライバルを前にすっかり小さなアオガエルになってしまったのです。。。
これはまずい、とにかくまず観察しなければと、ハイエナしてる人のやり方をじっくり観察。
するとどうやら、20名以上のハイエナが徘徊している模様。
その中で、3人程気になる人をピックアップして気づかれぬ様にチェック。
1人目の風貌は、つの◯先生の漫画に出て来そうな眼鏡をかけた坊主頭の男性で、年齢は20代後半くらいでしょうか。
このメガネ坊主くんが目立ったのは、手を後ろに組んで胸を前に突き出し、かつ顎を上げた状態で通路の真ん中を歩き、他のライバルが徘徊しているのを邪魔している様子だったから。
これは関わりたくないな…
2人目は、左手に少年週刊誌、右手にメモ帳を持ち、肩がけカバンを斜めにかけて異常に目を細めてゆったり歩いている人。
時折、メモ帳に何やらメモを取っているのが気になる。
そして後で気づいたのですが、カバンの彼は期待値台を見つけると、少年週刊誌を読みながら回していました。
これも目立つな…
3人目は、かの有名な西郷隆盛さんに似ていて、両耳にピアスで手を前で組んで、かなり不機嫌そうな顔で体を揺さぶりながら歩いていました。
時折、店員さんと話す声がかなり大きくて、ホール内のあの騒がしい音でも聞こえてくる程でした。
ここで1つ気づいたのが、彼らを含めたハイエナ君たちには暗黙のルールがある模様。
それは、ホール全体をグルグル徘徊し、偶然期待値台が空いた時に近くにいる人が座れるという、例えるなら椅子取りゲーム≠フ様なルール。
これは多分、ハイエナ同士が揉め事にならないようにしたり、張り付き行為によって趣味打ちしている人に迷惑がかからないようにするための予防でしょう。
と同時に、ホール側のマークを受けないよう、彼らが生活を守る為に編み出した知恵なのかもしれません。
そのルールを、反則ギリギリに自分が有利になれるように考えたのが、1人目のメガネ坊主君。
自分の胸筋を突き出して、肩をぶつけてやろうとばかりに、通路の中央を堂々徘徊。
彼にぶつからないよう避ける為に、パルサーを含めたハイエナ君達以外の、純粋に趣味打ちしている人にも大迷惑。
かといって、彼の後ろを歩いていたのでは期待値台は取られてしまう。
ぐぬぅ…どうすればいいんだ。
パルサーは閃いた。
そうだ、反復横跳びだ!
パルサーは、中学時代はバスケ部に所属。
反復横跳びは日課。
そのおかげで瞬発力にはそこそこの自信あり。
もしも前方からメガネ坊主君が来たら、高速反復横飛びでかわしてやろうじゃないか!
そして徘徊していると、前方からメガネ坊主君が来た!
ヨシ!見てろよ〜。
ギリギリまで我慢だ!
そしてぶつかりそうな瞬間!今だ!
フン!
かわしたー!
振り返ると、メガネ坊主くんは悔しそうな顔!
これにてメガネ坊主くんを制覇。
安心して徘徊できるなと胸をなでおろしました(笑)
そして安心して徘徊していると、2人目の肩がけカバン君が何やらニヤニヤしながらメモ帳にメモを取っていました。
最初は据え置きリセットのメモや、出目などをメモしているのかなーなんて思っていましたが、毎回ニヤニヤしているのを見ていると不思議な気持ちになり、注意深く観察すると…
どうやら、ライバル達が回した期待値台をチェックして、マイナスを食らうとメモしてニヤニヤしていたのです!
もちろんパルサーのメモもしっかり取られていました。
そんなに他人の不幸が嬉しいのか…
なんて奴だ…
彼を意識するのはもうやめようと決心した瞬間でした。。。
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