[2]特定日が強いお店の通常営業/パチンコ・パチスロ依存症について [2017/9/8(金)] |
まずはじめに、パチンコ・パチスロにのめり込んでしまう「原因」を知ることが大切です。
これは心理学的な話になってしまいますが、ある動物の実験が分かりやすいと思いますので、ご紹介したいと思います。
その動物は、人間と深い関わりのある『サル』なのですが、サルにエサを与える実験で《ギャンブル依存》の心理が分かります。
サルに、ボタンを押すとエサが出てくる装置を使い、「ボタンを押せばエサが出てくる」と印象づけます。
ここでいう、「ボタンを押せばエサが出てくる」という一連を連続強化≠ニいいます。
装置をサルに渡すと、不思議なもので、最初は喜んだサルも、必ずエサが出てくるのを理解すると次第に興味を示さなくなります。
その為、次はボタンを押してもエサが出るときと出ない時≠設定します。
サルはエサが出るのか、出ないのかが分からないと非常に興味を示し、一日中ボタンを押し続けるようになります。
この、必ず出るわけではなく、出る時と出ない時がある、という一連を部分強化≠ニいいます。
最終的には、ボタンを押してもエサが全く出ないように設定しても、サルは必死にボタンを押し続けました。
このサルへの実験は心理学の実験ですが、サルは連続強化≠謔閧熈部分強化≠ノ興味を示しました。
実はこの実験がギャンブル依存に当てはまり、さらにパチンコ・パチスロなどのギャンブル依存にも当てはまります。
パチンコ・パチスロは毎回当たるわけではなく、毎回勝てるわけではないですよね。
これが心理学的には、ギャンブルが「部分強化」に当てはまるということです。
ですので、サルの実験で分かったことは、毎回当たるものよりも、たまに当たるものに興味を示すということです。
そして人間の場合に置き換えた場合には・・・
社会人の方は毎日働いていて、日々の中心が仕事で、それを退屈で刺激がないと思っている人もいるかと思われます。
やはり大人になると、子どもの時にあったような自由は制限されてしまい、規則的な毎日を求められてしまいますよね。
そういったことも原因となり、刺激を求めてしまいます。
また、出玉に瞬発力のあるAT機などは、スリルや興奮を求めることができます。
投資額が膨らんでも、短い時間で投資額を逆転するような経験をすると、大勝負に出ることへのギリギリのスリルが病みつきになります。
そして、負けても「次こそは勝てる!」という心理状態になってしまうようです。
ギリギリのスリルの中で、勝負に勝ったときに脳内に分泌された興奮物質からは、高い幸福感を感じるようです。
自分は運が良くて選ばれた存在≠セと思ってしまう可能性もあります。
パチンコ・パチスロでいうところでは、ヒキが強い≠ネんていうことを思い込んでしまうことですね。
結局、たまに勝てるギャンブルは心理的にはすごく興奮を得られやすく、いつ報酬をもらえるのか分からないというギャンブル的要素が強いほど、もらった時の快感が大きくなるということ。
ギャンブル的要素にはレートの大きさも関係していて、ゲーセンや5スロでは興奮しないという心理もこれに近いと思います。
◯こういったスロ・パチ依存の治し方は?
心理状態をご紹介させていただいたので、治し方や改善策を僕なりに考えてみました。
日常の生活が単調だと、どうしてもギャンブルがしたくなってしまうと思うので、日常の生活に変化をつけると良いと思います。
例えば・・・
テレビゲームやスマホゲームでもなんでも良いので、お金をかけなくても「たまに当たる」という事を脳に覚えさせる練習をするのも良いかと。
射撃系のゲームなんかも良いですよね。
もちろんパチスロゲームでも良いですが、行きたくなっちゃうと思うので(笑)
最初はなかなか快感を得られないと思いますけど、繰り返していけば、日常生活でも先ほどの部分強化≠フ快感を得ることができるようになるかなぁと思います。
お金がないのに、無理やりパチスロに行こうとしている時にオススメですね。
ただ、あまりやりすぎると、今度はゲーム依存やスマホ依存が発生する、なんてこともあるかもしれませんが・・・
ここではあくまで、「スロ・パチの依存を解消するための方法の一つ」ということで、例として挙げさせていただきました。
◯最後に
お店選びは、通常営業で設定を入れてるお店をまずは見つけてみてください。
また、僕の本心としてはパチスロで勝っていただきたいのが一番ですが、勝ちたいためにこの記事を読みに来てくれている人の中には、パチスロ依存に苦しんでいる人もいるかもしれません。
もちろん、パチスロをやめて欲しいとは思いません。
しかし、使ってはいけないお金に手を出してまでパチスロに行って欲しいとは思わないので、依存症の方や、依存症の傾向のある方は参考にしていただければと思います。
結局は、適度に楽しんだ方がパチスロユーザーとして長期的にパチスロを楽しめると思います。
今回、依存症の記事を書いたのも、何かしら読者さんの為になる事を書いていかないと意味がないと思ったから。
結局のところ、僕は他のライターさんのように面白い事が書けないので、頭を振り絞って少しでも為になりそうな事≠書いていきたいと思います。
拙い部分も多々あるかとは思われますが、ご容赦いただけますと幸いです。
【立ち回り講座】の期待値バカ一代≠ニいう連載タイトルなので、期待からズレないように最大限努力していこうと思っています。
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