[2]まつげ〜THE FINAL〜 [2016/9/3(土)] |
こんな事ここに書くのは如何なものかと思いますが、私は小さな頃から何にも満たされる事なく大人になりました。
それは、環境がそうさせたというのが一つ。
もう一つは、自分の人生の立ち回りが下手くそだったという事。
何かを最後までやり遂げた事は恐らくありません。
正直、恥ずかしいです。
そんな自分でも唯一戦えたのがパチスロ。
知識を増やして勝率を上げたいと思えたこと。
実際に結果が出たこと。
容姿や学歴や仕事などで評価されることも無く、己で勝ち取れる。
それで唯一満たされていたのだと、今思い返してみたら分かりました。
でも周りの友達や諸先輩方が、進学、就職、結婚…色々な区切りやスタートを切っている中、私はどうなんだろうと。
毎日パチンコ屋行って、毎日お酒飲んで、毎日遊んで、毎日同じ繰り返しをして。
足踏みどころか後退してるんじゃないのかなと思い始めたのです。
パチスロが悪いんじゃない。
お酒が悪いんじゃない。
遊ぶ事が悪いんじゃない。
みんなと同じ土俵にいると勘違いをしていた私が悪いのです。
そんな事を考えていたら自然と打ちに行かなくなり、先の人生を考えるようになりました。
22歳にしてようやく気付くなんて遅いんだよなぁ。
時すでにお寿司!へいらっしゃい!
っていう私の渾身のギャグはここで言っておくことにします。
まぁそんな時に手を差し伸べてくれたのは、飲み仲間の沢山の大人達だったんですね。
私がド底辺の頃に出会った方達は皆、「まつげはもったないよ」と言っていました。
「もったないって何が??このクズな私がもったない???」ってな感じで全然ぴんと来ていなかったのですが、少し大人になって段々と意味は分かるような気がしてきました。
私は青森県出身。
中2で上京したので、来年で9年を迎える事になります。
そんな私は、田舎の友達の事を「○○はもったないよ!東京に来れば一通りなんでも出来る!なんでもあるよ!とりあえず遊びにおいでよ!」って言い続けてきた。
…ビビビッ!
コレか!
この感じか!!
そこでくすぶってるんじゃねーぞ!って事なのかなぁと。
では、そんな私が何をしたのか。
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