[2]同じ期待値の旧基準機と新基準機、どちらを狙う? [2017/3/10(金)] |
<期待値を決めるもうひとつの概念>
パチスロ馬鹿が4人も集まると、話はテンポ良く進んでいき次の話題へ。
私 「ハイエナ稼働という面では新基準機はどうかな?」
C 「新基準機の方は結構拾えるイメージだけど」
私 「新基準機の話が出始めた頃は、ノーマルタイプが主流になって、ゾーン狙いの概念もなくなるかもしれないなんて誤解もしたけどね(笑)」
A 「蓋を開けてみれば、まだまだ期待値稼働は続ける事が出来そうだね」
B 「特に劣化絆スペックの機種は、どこかしらにART抽選が優遇されているゾーンがあるから、それを如何にして他人より早く気が付くかで収支は大きく変わってくると思うよ」
劣化絆スペックとBが呼んでいるのは、リアルボーナスの確率が1/100前後で獲得枚数は50枚程度。
そのリアルボーナス時に抽選でARTに突入し出玉を増やすタイプの機種の事。
弱虫ペダルやジョーズ、狂竜戦線、エヴァ勝利などの機種がそれに当たります。
A 「確かに、モンハンのモードシステムはまんま絆だし、弱虫のゲーム数やジョーズの特別なスルー回数のカウント、勝利への願いのリセットも知っているか知らないかで全然違うね」
C 「そういう意味では、益々ライトユーザーには厳しい時代になったと?」
私 「一撃によるマグレ勝ちがしにくくなって、とにかく初当たりを積み重ねるしか勝ちへの道がなくなっていくと考えるとそうかもね」
A 「ハイエナという面で見ると、確かに新基準機は拾いやすい。 それはそうなんだけど……」
私 「けど?」
A 「ハイエナは新基準機よりも、純増3枚の機種を優先した方が良いと思う」
C 「期待値が同じならどっちでもいいんじゃないの?」
Aは次のような例を出して、どちらを選ぶか問いました。
〜〜〜〜〜〜〜〜
■例1■
・1,000円あたりの回転数 25回
・ART中の1Gあたりの純増枚数 3枚
・初当たりまでの平均投資額 5,000円
・初当たり時の平均獲得枚数 600枚
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■例2■
・1,000円あたりの回転数 34回
・ART中の1Gあたりの純増枚数 2枚
・初当たりまでの平均投資額 5,000円
・初当たり時の平均獲得枚数 600枚
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例1は凱旋のようなスペック、例2の方は劣化絆の新基準機をイメージしたスペックの機種だとお考えください。
C 「20円の等価であれば、どちらも期待値は7,000円って事だよね。 だったらどっちでもいいんじゃないの?」
B 「例えば、同じ日当10,000円のアルバイトをするなら、拘束時間が3時間のやつと、6時間のやつ、どっちが良い?」
C 「それは3時間の方でしょ…… あっ、そういう事か!」
例1の場合だと、初当たりまでのゲーム数が25回×5k=125回転、ARTゲーム数が600枚/純増3枚=200回転。
合わせて325回転。
着席してから打ち終わるまで、時間にして30分程度の計算になります。
一方、例2について同じ計算をすると、470回転、45分といったところでしょうか。
B 「期待値の上では同じとしても、時給換算だと例1は14,000円で、例2は9,333円」
A 「閉店取りきれずのリスクもあるから、期待値が同じであれば新基準機は分が悪いよね」
好きな台を長時間楽しめた方がお得という方も中にはいるかもしれませんが、専業2人は時給を意識する気持ちがとても強いように感じました。
<〆に>
気付けば終電までの残り時間は僅か。
〆のお茶漬けをオーダーする時間になりました。
私 「遅かれ早かれ、ホール内から絆やハーデス、沖ドキ等は姿を消して、新基準機になる訳だけど、パチスロの勝ち方は変わると思う?」
A 「今の新基準機を見る限り、スペックの変化による影響はそこまで大きなものではないと思うよ」
B 「情報とそれに従う自制心さえあれば、やる事は変わらないかなと」
新基準機の方が良い部分・悪い部分はそれぞれあるものの、新基準機でもまだまだパチスロは勝つ事ができる。
専業2人は、確かな手応えを感じているようでした。
スペックが変わっても、期待値という真理に身を任せる事に変わりはない。
専業が専業として勝ち続ける所以に触れる事ができた夜でした。
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