[3]直視のトレーニング法〜目押し重視の機種が登場してくる今後に備えて〜 [2016/9/2(金)] |
<ボタンを押す>
続いて、もう1つの「ボタンを押す」という行為ですが、これまた2種類の押し方がありまして、「タイミング押し」と「直押し(じかおし)」という方法があります。
タイミング押しというのは、パチスロのリールがおよそ0.75秒で1回転するように作られているのを利用した目押しの方法で、狙いたい図柄が通り過ぎたら、その0.75秒後にボタンを押すという方法です。
口で言うと難しそうに感じられるかもしれませんが、この0.75秒という感覚はスロッターであれば誰もが体で覚えているので、大雑把でよければさして難しい事ではありません。
読者の皆様も自然と行なっているのではないかと思いますし、目押しのできない人がボーナスを揃える際に店員さんが「タン、タン、タン」と隣でリズムを取ってあげているのも、このタイミング押しをサポートするものであります。
そしてもう1つの直押しについては、狙いたい図柄が狙いたい場所に現れたらボタンを押すという方法です。
ほぼ全てのパチスロ台は1リール21コマで構成されており、それが1周0.75秒で回転する訳ですから、0.75秒÷21コマで、1つの図柄あたりおよそ0.035秒の猶予があります。
そのタイミングでボタンを押すというのが直押しです。
0.035秒と聞くと、そんなの無理ゲーだろうと皆さん感じられると思いますが、図柄が見えたところでボタンを押す直押しの方が、図柄が見えたらその0.75秒後を正確に測らなければいけないタイミング押しよりも遥かに誤差が出にくいです。
よって、ビタ押しが必要な場合には直押しするという事をまず心掛けてみて下さい。
それも、直視ができていれば決して不可能な事ではありません。
例えば、「3×3EYES(サザンアイズ)聖魔覚醒」のBIG中のように下段に青7をビタ押しするとします。
その場合には、まずリール上から青7を探します。
すると、直視のトレーニングをした後であれば、あるタイミングで上段に青7が現れ、それが中段、下段と遷移していくのが分かると思います。
それが分かってしまえば、あとは押すだけ。
上段に現れた青7が、中段を経由し、下段に移ったその瞬間を狙ってポチっとな。
上段に青7が現れ始めてから下段に移動するまでには約0.1秒ありますので、じっくりと待って、待って、下段に移動したところでボタンを押すのがポイントです。
と、こう聞くとおそらく皆様こう感じられる事かと思います。
「簡単そうに言いやがって、そんな簡単にできたら苦労しないわ」
…と。
ですが、騙されたと思って1度試してみて下さい。
おそらく失敗・スベリを考慮しないとすれば、ほとんどの方は上段か中段に青7が停止すると思います。
このようにビタ押しに失敗するのは、プッシュが早すぎて失敗する場合がほとんど。
遅すぎて失敗するのはレアケース、と最初のうちはお考え下さい。
だからこそ、「じっくりと待って、待って」の部分が最大のポイントになる訳です。
そしてもう1つだけポイントを追加させて頂くなら、枠上・上段のビタは狙わない、というところ。
上段で図柄を確認して、それが下段に移ったところでボタンを押すという直押しの場合、図柄の確認→即ボタンを押さなければいけない枠上や上段のビタ押しは、中段・下段のビタ押しに比べて遥かに難易度が上がります。
なので、例えば、赤7を枠上にビタ押しする必要があるなら、赤7の3コマ下にある図柄を下段にビタ押しする、という気持ちで臨むと良いと思います。
結局、止める箇所は同じ事になりますので、より簡単な方法を選んでもらえたらと思います。
<まとめ>
という事で、長くなってしまいましたが、今週は目押し、特にビタ押しについてお話させて頂きました。
世間一般に言われている「直視」・「タイミング押し」とは少し違う部分もあったかと思いますが、少しでも皆様の参考になればと思います。
結局、最後の最後は反復練習して覚えるしかないというところに行き着いてしまうのはどこの世界も同じなのかもしれませんが、ビタ押しの場合、ジャンクさんも書かれていた通り、最後の難関は「メンタルも大切」というところだと思います。
失敗したらどれだけのお金を損するだとか、隣の客に失笑されるだとか、店員のお姉さんに「コイツ、超下手くそ」って思われるだとかの余計なプレッシャーに負けずに、粛々とマシーンのようにボタンを押し続けられる心の強さがビタ押し成功の最後のポイントです。
それを養う為に必要なのが、日々の反復練習。
「これだけ練習をしたんだから自信を持って押せる」という境地に辿り着けるよう、目押しが苦手な誠もこの期に一生懸命練習してみようと思いますので、皆様もよろしければ是非、設定Cにチャレンジしてみて下さい。
最後になりますが、通常ゲームで反復練習しようと思った時にやっかいなのが、スベリのせいで、ビタ押しできているのかどうか分からないという点だと思います。
その点については、リール制御表を確認する事で解消できるので、どこかのタイミングでまたお話させて頂ければと思います。
それでは、今回もお付き合い頂きありがとうございました。
伊野谷誠でした。
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