[2]パチンコ・パチスロ店での「全面禁煙」と「設定」の関係 [2018/6/18(月)] |
とまあ、これが
業界内で非常に問題になっているのであります。
まず、喫煙ブースに行って吸って戻ってくるまでの時間はどうなるのか。
一人頭、席を離れて吸って戻ってきてまた打ち出すのに平均5分としましょう。
パチンコ店のプレイヤーの約50%が喫煙者だと言われています。
一日の入客が1000人のお店だとすると、500人が喫煙者。
その人たちが退店するまでに、平均2回タバコを吸いに行くとして、合計10分。
500×10で合計5000分。
パチスロは回すスピードに差があるため、わかりやすくパチンコで換算(1分間に100発です、いつかの記事で書きましたね)すると……
驚愕の500,000発!!
パチンコが強いお店の平均アウト目安が、約40000発くらいです。
つまり、
12.5台分の1日の稼働を失うわけです。
さらに懸念されていることが、タバコを吸いに席を立ったことによって冷静になってしまい、打つのをやめてしまうのではないかということです。
これも平均アウトを下げる大きな要因になるのではないかと考えられています。
ここから打ち手目線で考えられる危険なことは、
ホール 「なんか最近平均アウト落ちてね? 全体のベース下げるか。」
…となる可能性も十分あるということですね。
現状で完全禁煙ホールは全国に77店舗。
かくいう私の担当店舗にもあるわけですが。
やっぱりいい匂いします。
パチ屋とは思えない空間です。
実際そういったホールは、揉め事も同県チェーンと比較すると圧倒的に少ないそうです。
でもやっぱり出してません。
禁煙目当てに来る人たちは、出玉よりも空間の方が大切だからです。
お店の中でパーテーション等を使って禁煙コーナーを作っているホールでも、禁煙側の方がスタートも設定ベースも低いです。
もちろん「タバコくさいからパチ屋には行かない」という方もいらっしゃるかと思います。
しかし、タバコくささが理由で行かないという方の割合は約20%程度だったはずです。
実際どれくらい遊技者が減るかは想像もつきませんが、「禁煙だから行く < 禁煙だから行かない」の方が圧倒的に多い気がしてなりません。
全店禁煙になればまた話は違うかもしれませんが、打ち手が減ってまた悪循環が発生、なんてことだけは本当に勘弁してほしいものですね。
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