[1]養分脱出大作戦 [2019/7/13(土)] |
【6月中旬】
「何を打っても結果が付いて来ない。」
「そもそも結果が付いてくるとはどういう事なのか?」
負けが続くと必ず訪れるこの自問自答に、いつも答えなんてない。
「Re:ゼロ」が強いお店で「Re:ゼロ」を打てど「−65k」。
「ジャグラー」が強いお店で「ジャグラー」を打てど「−36k」。
「ハナハナ」が強いお店で「ハナハナ」を打てど「−27k」。
これは直近3回の稼働成績だ。
念のために付け加えておくが、白鯨攻略戦とは全く関係ない。
打ちたい台を打つという事をグッと堪え、お店の癖だったり傾向を元に台選びをしてきたにも関わらず、全く勝てない。
ただ、打ちたい台を心のままに打ち続けていれば、収支が必ずマイナスの一途をたどる事は身を持って痛いくらいに経験してきている。
それならばどうすれば良いのか。
打ちたくない台でも期待値やお店の傾向に沿って打ち続け、いつか訪れる勝利の波を待つしかないのだろうか。
そうだとすれば、全ての台を好きになり、全部抱きしめて君と歩いて行こうの精神が必要だろう。
時々、
「めっちゃ履歴が良いのに、どうしても打ちたなくない台」
が存在する。
私で言うと、特にノーマルタイプでそのような状況に出くわす。
3000回転回されながらに合算1/90で綺麗な右肩上がりだったりするノーマル機を、ただ
「知らない、打ちたくない」という理由で平気でスルーしてしまうのだ。
チャンスは、そのチャンスがやってきた時の為に準備をしていた人のみが掴むことが出来ると言われているが、まさに私は準備をしていなかったが為にこの台を掴むことが出来なかったという事なのだろう。
それ故に、好きでもないのに「データが良いから」と飛びこむだなんて、ビアンカを生涯愛し続けた私に出来るはずもない。
しかしながら、勝ち続けるという事はある程度自分を誤魔化し、時には黒い部分を持つ事も必要な事なのかも知れない。
そこまでして勝ちたいのか?
心を汚くしてまでも勝ちたいのか?
・・・はい。
という事で、負けてばかりの私が勝ち続ける為には、私自身が変わるしかない。
損得勘定のみで選び、将来が見込めなければ捨てて他に浮気。
最後までいけそうな相手であれば、まったく好きじゃなくてもワンナイトラブ。
なんだか、勝利と引き換えに大切な物を失っているような気がしているが大丈夫だろうか?
私は間違ってはいないのだろうか?
私は真実へと歩いているのだろうか?
そんな事を考えながら、4連敗を脱するべく向かっているのは関東のいつものホール。
9時開店の並び順のこのお店は、毎度の事、
●HEY!鏡
●Re:ゼロ
●聖闘士星矢SP
等々の6号機から「6確定演出」が出現している。
「聖闘士星矢SP」に限っては、私が行く日はほぼ毎回「全6」という姿を目の当たりにしている。
それに関しては、実際仲間から「6確」が出たとの報告ももらっている。
「Re:ゼロ」や「HEY!鏡」も同じで、「6確」が出ないという日の方が珍しい。
これで並び順なのだ。
朝早く起きるだけの事で、勝利がこれだけ近くなるお店がある事を、日雇いストックをレインボーにまで貯めてしまったあの頃の私に教えてあげたい。
もちろん、「関東のいつものホール」とぼやかしてしまっているが、決してライバルを増やしたくないからという理由ではない。
いや…
貪欲に勝っていくためには、「ライバルを増やしたくないから」と言い切るくらいの腹黒さを、本来であれば持ち合わせなければならないのかも知れない。
そして、そんなホールに着いたのは8時58分。
…やってしまった。
もちろん、「聖闘士星矢SP」も「Re:ゼロ」も「HEY!鏡」も座れない。
ただ、他にある「6号機」も各所から設定6丸出しデータがが出現する事は珍しくない。
例えどんな6号機であろうとも空いているなら狙うべきであろう。
ただ…本音を言うと、
6号機は打ちたくない。
ちまちま右肩上がりを続けて1日かけて3000枚なんて辛すぎる。
そう思ってしまった私は、もはや
「今後も勝手に負けて、勝手に嘆いていろ!」と言われて当然だ。
6号機の「設定6」ほど安定して勝てる機種はないのではなかろうか?
それが各所に間違いなくあると言うのに…
それなのに私ときたら…
もう嫌なのだ。
「バジリスク絆」でワンチャン。
「初代まどマギ」でワンチャン。
「モンハン月下」でワンチャン。
そんな根拠もへったくれもない台選びで自分を正当化し続け、勝てば官軍負ければ賊軍だなんて日々を続けるのはもうウンザリなのだ。
「もっと真剣にスロットと向き合え、ヒグラシ!」
そんな声がどこからともなく聞こえて来ては胸に刺さるようだ。
そうだ。
本当のスロットの楽しさは、もう少し奥の方へと進んだ先にあるのかも知れない。
しかしながら
、ちょっとした心の隙間を付かれるように、並び順のお店で開店2分前に到着しては
「まぁどうにかなるでしょ」と余裕であくびをしている。
そんな自分に、
喝!!
という事で、「黄門ちゃま喝」がなんとなく気になりながら入場。
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