[2]派手に捲りたいのです [2018/11/24(土)] |
開店と同時に確保した台、それは「バジリスク絆」。
というのも、毎度のようにバジリスク絆から並びで5000枚近く出ている光景を目の当たりにしている。
大きな根拠を持っての台選びだ。
決して闇雲に爆裂機を選んだわけではない。
今日の勝利が全てではない事は百も承知。
ただ、今日ばかりはどうか勝たせてほしい。
心に余裕が欲しいのだ。
冷静になる為のきっかけが欲しいのだ。
その為には、まず一回の大勝利が必要なのだ。
しかしながら、そんな願いが叶う程簡単な世界ではない。
結果から言うと、あっという間に30kを失ってしまった。
とはいえ、ストレートに失った訳ではない。
高設定を匂わせる弱チェリーの出現確率。
BCからBTへの突入率。
良い風は吹いているのだ。
今までのお店の傾向と照らし合わせれば、高設定の可能性だって極めて高い。
それでも、結果的にジワジワと30kを失ってしまったことは事実。
なぜいつもこうなってしまうのか。
心が折れてしまいそうだ。
むしろ、さっさと折れてはくれないだろうか。
結局、ダラダラと投資を続けてしまうこと数時間。
投資がトータル40kになった所でギブアップ。
思い返せば、バジリスク絆ではこうなる事が多かったように思う。
ただ、後悔なんてしていない。
なんならまだ諦めてもいない。
冷静になる為、ここで一旦休憩を取る事に。
本来ならば、ご飯代すら節約しなくてはならない状況だ。
それ故に、メダル20枚程の大盛り牛丼を諦めて、15枚程で済む並盛をチョイス。
5枚節約する事で、約2回転回せる。
2回転あれば、奇跡だって起きるかもしれないのだ。
お昼過ぎで、すでに40kを失っているこの状況。
軍資金の底が尽きるのも時間の問題だ。
ここからは“40kを捲る”という事よりも、“負債を少しでも減らす”という考えにシフトチェンジしなくてはならない。
そうとなれば、100%ノーマルに行くべきだろう。
嫌だと言うならば、「勝手に死ね」と言われてもおかしくないレベルだ。
休憩を取って本当に良かった。
一旦冷静になる事で、今の状況と財布の中身を冷静に見つめ直し、この後にどう立ち回るべきかをしっかりと考える事が出来たのだから。
ノーマル、ノーマル、ノーマル。
休憩が終わり、再びお店へと向かう最中、呪文のように唱える。
しかしながら、お店に近づくに連れて冷静さが欠け始める。
そもそも、無難に生きるためにスロットをしている訳ではない。
爆裂機で負債を抱えてからノーマルに行くくらいならば、スロットなんて始めっからやらない方がマシだ。
私の脳内では、そんなバカな考えが段々と優勢になっていく。
そして店内に入るや否や、押し殺していた感情が爆発する。
派手に捲りたいです!!
例え返り討ちに遭おうとも、派手に捲りたいのです!!
そんな欲望丸出しにして座った台は、バラエティコーナーの角台に位置する「政宗2」。
ただ、無根拠で座ったわけではない。
店内を見渡してみると、角台がなんとなく盛り上がっている。
となれば、このほとんど回されていない政宗2だって盛り上がる可能性が少なからずあるのではないだろうか。
追い詰められているのにも関わらず、この爆裂機を目の前にした時の興奮は計り知れない。
もしかしたら、これを味わうために自分を追い込んでいるのではないかと言っても過言ではないくらいに。
そして奇跡は起きた。
1kで強チェリー2連続。
からの奥州ボーナス。
からのBAR揃い…。
展開が綺麗すぎる。
1kで天下道をもぎ取るというのは、幸せ以外の何物でもない。
ようやく何か起こせるかもしれない。
爆裂機にして良かった。
心からそう思った。
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