[2]パチスロライターとしての夢 [2018/6/23(土)] |
いざ開店と共に、「政宗2」目掛けて一直線。
座れた。
気持ちの上ではすでに勝利を収めてしまった。
通常時の打ち方だけ確認して、早速回す。
すると、朝から強チェリーや強スイカが立て続けに落ちてくるではないか。
思わず見逃してしまいそうになるくらいに、
あっさりと液晶に激熱文字も出現。
そして、そこから「高確率」へと発展し、その後のバトルにも見事勝利。
なんの苦労もなしにボーナスへと辿り着いてしまった。
さらにそのボーナスは青7揃いとなって、ART「隻眼の乱」へと突入。
あまりの苦労知らずな展開に、自分自身が特別な人間なんだと勘違いしてしまいそうになる。
頭のネジが数本足りない人間である事に間違いはないのだが。
しかし喜びも束の間、このARTはあっさりと50Gを駆け抜ける。
現実はそう上手くはいかない。
とは言うものの、
通常に戻ってからも強レア役達のサプライズパーティーは終わることが無い。
さらにそのレア役は見事にヒットし続け、気が付けば奥州ボーナス3連荘。
これはあるかも知れない。
開始500Gも経っていないうちにそう思ってしまう自分の浅はかさが、日常にも影響を与えている事がただただ悲しい。
それにしても、奥州ボーナスはまるで空気のようだ。
BARを狙え演出の割合は多いのに、一向に揃う気配がない。
そして、そこから長い長い通常時が始まる。
レア役も、急にパタンと出現する事をやめる始末。
まるで、「今日の仕事は終わりやしたんで」とでも言わんばかりだ。
レア役がほとんど落ちて来ず、高確率にもほとんど入らなくなってしまった。
気が付けば天井到達。
この時点で投資は28k。
天井の恩恵は「ART」 or 「奥州ボーナス」との事だが…。
選ばれたのは 奥州ボケナス。
政宗2がひどく恐ろしい機種であると事を、ようやく自らの肌で実感する。
そして気が付けば…。
左の部分が足りない「へ」のようなスランプグラフが出来上がってしまった。
せめてちゃんとした「へ」を描きたかった…
天井を目指す間、チャンスなんて一度だってなかった。
しかしながら、助走は長ければ長いほど高く遠くへと飛べ…。
更にいびつな「へ」を描いただけだった。
言葉にならない。
しかしながら、スラムダンクの安西先生がおっしゃるように「諦めたら試合終了」なのだ。
ただこれに関しては、さすがの安西先生も「諦めた方がいいよ」とおっしゃるかもしれないが。
それでも諦めずに回す事数時間。
「絶望」というタイトルでも付けて展示しようかと思うような作品が出来上がってしまった。
「上がる事しか許さない、といった作者の秘めたる思いがヒシヒシと伝わってくる作品ですね〜。 ただ作者はきっと、心の奥底ではこういう人生を望んでいたのかも知れませんね! いやあ、破滅的ですね〜! 実に悲しい性です!」
いつか私がこの世を去った時に、このような作品評つきで上記作品が紹介される日が来るかもしれない。
実に悲しい現実だ。
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