[2]あの日の知子ちゃん [2018/4/21(土)] |
限りなくリスクを減らして楽しむのであれば、ノーマルを打つのが本来あるべき姿かも知れない。
しかしながら、ある程度の負債を覚悟してでもまどマギシリーズが打ちたい。
初代まどマギでも、まどマギ2でもどちらでもいい。
どちらも、引き次第で夢が見れる要素を多く含んだ機種なのだから。
そんな事を考えながら、電車であっという間に2時間。
ホールへと到着する。
開店と共に大勢の人が向かったのは、「その日の新台」と「バジリスク絆」と「番長3」。
私のお目当てであるまどマギシリーズは…
幸いにも、初代も二代目も座れる状況。
しかしながら、まどマギ2が3台空いている中、初代まどマギの空きは1台のみ。
残り物には福があるという座右の銘に従い、初代まどマギをゲット。
これから大負けをするかも知れないのに、ワクワクした気持ちが100%を占めてしまうのは一体なぜだろうか。
サンドに入れたお金が戻ってこない事が多いのに、これだけワクワクしてサンドに諭吉を放り込んでしまうのは一体なぜだろうか。
この行為を何度も繰り返しているのに、あたかも初めてかのように、自問自答を繰り返してしまうのは一体なぜだろうか…
そして、最初の一口目が美味しいデザートのように、朝一1k目のワクワク感たるや。
この瞬間を幸せと呼ばずに、何を幸せと呼ぼう。
そんな心持ちの中、最初の1kでスイカ成立。
そして、そのスイカがヒットし、マジカルチャレンジに当選。
幸先が良すぎる。
幸先が良すぎるのも返って良くないのではないか?
とは考えたものの、1kでボーナスをゲットするチャンス。
それを望まない理由はない。
頼むっ!頼むっ!
少しばかり長期戦のマジカルチャレンジがより一層期待を煽る。
すると…
突如、まどかのオーラがレインボーに。
きたっ…。
夢のような流れがまさに今来たのだ。
朝一1kでのボーナス。
この最高な時間は、“スロットにおける最高な時間”であるのはもちろん、“人生においての最高な時間”とも言えるだろう。
「人生の喜びのハードル、低いな!」と思われただろうか。
否、スロットの魅力が絶大なだけなのだ。
そして、このタイミングで飲むコーヒーはやはり格別だ。
嬉しくて、楽しくて仕方がない。
ただ私も、にわかながらにある程度は初代まどマギに対して場数を踏んでいる分、これくらいの事で全身が震える程に嬉しいか、と言ったら言い過ぎになる。
ここからARTに繋がり、さらに大量のゲーム数を上乗せする事が出来た時に初めて歓喜することができるのだ。
すると…
ボーナス中に強レア役を幾度となく引き、何度もART突入契機であるほむら揃い高確率に突入するものの、ART当選にはなかなか届かず。
ある程度は寛容だけれども、最終的な所では頑固で思わせぶりな、大学時代のモトカノ「知子ちゃん」を思い出す展開だ。
以降は静かな通常時を過ごすものの、スイカからのマジカルチャレンジ当選率だけは超はっちゃけている。
スイカ成立の3回に4回はマジカルチャレンジに入っているような感覚だ。
「それ、ありえないじゃん。」
「大袈裟すぎるって。」
「話を盛りすぎじゃない?」
大好きだった知子ちゃんを楽しませようと多少盛った話をすると、高確率で返ってくるマジなトーンのダメ出しを喰らっていた当時の日々を突如として思い出す。
そんなトラウマに苛まれながらも書きたくなってしまうほど、スイカからのマジカルチャレンジ突入率が凄まじかった。
「こういう台は粘る価値がある!」
白オーラにも負けそうな私の頼りにならない直感が、そうアピールしてくる。
もちろん、私はそれに素直に従う。
白オーラだって、やる時はやるのだから。
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