[2]アルティメットヒグラシ [2018/3/23(金)] |
そんな事を考えながら、今回電車で向かっているホールは、都内屈指の有名店。
何を打とう。
好きな台を心のままに打てるというのは、本当に幸せな事だ。
しかも20スロ。
5スロや2スロでヒリヒリしていたあの頃を考えると、全く違うステージにいるのだ。
「人生のステージは何も変わってないだろ、ヒグラシ!」
そんな声が各ステージから聞こえてくるようだ。
しかしながら、個人的にはステージ4だ。
私にしか知らない世界があり、私にしか知らない苦しみがあったからこそ、今笑えているのだ。
無事にホールに到着し、抽選の時間に。
そして、抽選番号は…8番。
選びたい放題だ。
選びたい放題である故に選べない。
私が現在一番好きな機種は、初代まどマギ。
2番目にまどマギ2。
そして、そのまどマギシリーズで万枚を出す事が、スロットにおいての一番の夢。
何度も言うが、13年間で一度も万枚を達成した事がないのだ。
という事で、初代まどマギをゲット。
あえてど真ん中の台だ。
思えば、決まって無根拠の角台ばかりを打っていた数か月前までの私。
今年に入ってからは、全く角台を打たなくなった。
というよりも、限りなく真ん中を選ぶようにしていたのだ。
これが、ここ最近の勝率に関係しているのだとしたら…。
とりあえず、携帯のオカルトフォルダにメモしてから打ち始める事に。
すると、朝一ほむらステージ移行。
設定変更+高設定に期待できる。
なんだか今日もやれそうな気がする。
回す事、数時間…
ほぼストレートに3万6千円を失う。
これだ。
これが私の知るスロットだ。
楽しくて恐くて、大好きで大嫌いなスロットだ。
ただ、スロットをやる事で満たされる何かが、日常の中に見つける事ができないのだ。
だからスロットを続けてきたし、だからスロットを止めた事もあった。
そして、だからこそ最終的に戻ってきたのだ。
こうなると、一生を添い遂げるしかないのだ。
そんな事、誰に言えよう…。
“やる事ないし、暇だからやってます”
そんな優雅なステージにいる方々と同じステージだと思われては困るのだ。
「こっちこそ、同じだと思われたら困るよ、ヒグラシ!」
そんな声がまた各ステージから聞こえてくるようだが。
それにしても、これだけ下り坂なグラフなのに回す事を止めさせない初代まどマギの魅力。
全ては、見返りを求めた私の汚れた心のせいだ。
まさに、目の前の穢れのように。
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