[2]ヒグラシの下剋上 [2018/2/16(金)] |
明けて翌日。
昨日のジャグラーの50枚負けから約15時間が経ったこの時、私は地元の神奈川の優良店へとやってきた。
このお店はジャグラーも強いが、特にAT・ART機といった爆裂機が強い印象。
特に凱旋やハーデスが強いといった印象が、脳にこびりついている。
それ故に、今日はそのどちらを狙おうかとずっと悩んでいる。
ただ、正直ヒリヒリを通り越して、恐い…。
今日の軍資金は40k。
やれるだろうか?
しかし、なんの根拠もない好きな機種を打つならば、しっかりとリサーチ済みの凱旋やハーデスを狙う方が実際の所、安全なのだろう。
攻撃は最大の防御、という言葉もあるし。
格言を自分の都合の良いように活用して挑んだ抽選は、大体真ん中くらい。
この番号ならば、凱旋やハーデスの1台、2台は空いているだろう。
いざ、開店。
予想以上に、前の方々が凱旋やハーデスのシマを超えて、絆に向かう。
金魚のフンのように思わず絆のシマについて行ってしまうものの、しっかりと引き返し、ハーデスの角台をゲット。
この台で少しだけ打ってみよう。
あまり前のめりに打つのは、軍資金的にも危険だ。
チャリン、ゴン、ゴンというリール音をひたすら繰り返し、あっという間に10kがなくなりそうになった時、突如神々しいプルートステージへ。
ここで何かが引ければ…と言った所で、チャンスボタンからの一枚役。
この心細い軍資金の事を考えると、数少ないチャンスはどうにかして射止めたい。
その緊張感は凄まじい。
もの凄いものと闘っている気分だ。
そして、手汗でリールボタンがスベってしまいそうな中、奇跡は起きた。
4連続演出からの、AT当選。
こんなにも敷居の高いハーデスで、10kでATに突入。
ゲーム数は230回転程。
良かった…本当に良かった…
大きな期待を寄せたものの、結局はケルベロス。
緊張のあまり、何ゲーム乗せたか細かくは覚えていないが、100G前後だっただろうか。
そこからはさすがのハーデス、すごかった。
ちょくちょくとゲーム数を乗せていっただけなのに、気が付けば1000枚オーバー。
事故なんて起こっていない。
それでもさくっと1000枚くらいは吐き出してしまうポテンシャルの高さに、開いた財布が塞がらない。
しかしながら、やはり数千枚を稼ぐにはもっと強いトリガーが必要だ。
心細い出玉で、再度AT当選を目指し、回し始める。
ヘルゾーンの煽りなど微塵もなく400回転を通過。
気が付けば出玉は底を尽きる寸前。
そして、出玉が無くなった時点でのゲーム数は約500G。
ここからまた、途方もない投資マラソンが行なわれるのかと思うと…
逃げ出すなら今の内だ。
しかしながら、まだ軍資金は30kある。
ここで引き下がる事なんてできない。
すると隣りの方が、超ケルベロスからの600G乗せ。
さらに後ろの方が、ハーデスから800G乗せ&直後にGOD揃い。
心から羨ましい。
そんなドラマがこの台にも待っているのか?
こっ、こたえてくれーー!!
願っても願っても一向に奇跡が起こる気配はなく、気が付けば800Gのヘルゾーンを一回スルーし、900G。
なぜだ…
周りのハーデスたちは、高設定と思しき当たり方をしている台が多いのに、なぜまた私の台は…
GOD系のシマが強い、ということまでは合っていても、そこから当たり台を掴めるか、そしてきっちり出せるか、は別問題なのだ。
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