[3]食費をかけた闘い [2018/2/2(金)] |
【1月下旬】
毎日、生きているという実感がとてつもない。
その中でも、美味しいものを食べてる時が特に幸せだ。
美味しい物をたまに食べられる幸せ、好きな人にたまに会える幸せ、スロットでたまに勝つ幸せ。
なんでも適度が一番なのだ。
「適度にスロットやれてないじゃないか、ヒグラシ!」
そんな声がどこからともなく聞こえてくるようだ。
自分が生きやすいように、心が楽になるように、マインドコントロールする力と言うのはどんどん必要になってくる。
それ故に、たくさんの失敗と絶望は買ってでもするべきなのだ。
もちろん、人様に迷惑をかけない程度に。
特に今年に入ってからは、生きていればなんとかなるという開き直りの精神がすこぶる強い。
そんな精神が功を奏したのか、ある日30kの臨時収入をゲットする事に!
この臨時収入で、なんとか前回の負けによって引き起こされた食糧危機を回避することができた。
できたのだが…
この臨時収入を、どうにかして何倍にも膨らませたい…
せっかくの助け舟を、沈むのを覚悟で改造する。
我ながら、向上心の塊のような奴だと思う。
どちらにせよ、一度地獄を見た男だ。
恐いものなんてない。
勝負するったら勝負する!
この男らしさが他に全く活きない事がただただ悲しい。
臨時収入を後ろポケットにいれ、1月の下旬のとある日に、都内屈指の優良店へと向かう。
お店に着くと、
約125人も抽選待ちで並んでいるではないか。
しかしながら、人が並ぶという事は期待の表れだ。
良い番号が引けますようにと、抽選の神様にお願いをする。
自分の抽選の番になり、抽選モニターの前で一礼。
どうか良い番号をお願いしますと口をモゴモゴさせていると、突如店員さんが心の中を察してくれたのか、大きな声で「よいしょ〜!!!」と掛け声。
その掛け声に合わせて勢いよく抽選ボタンをPUSH!
…129番。
約125人中、129番。
入店拒否のサインなのだろうか。
食費持参の方は、すみやかにお帰りください、と…
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