[2]見返りを求めて全ツッパinオークラ西大井 [2017/8/18(金)] |
【7/29(土) 連打当日の朝】
比較的よく眠れたようだ。
やはり、連打当日の朝は最高にテンションが上がる。
しかしながら、どことなく様子がおかしい…。
どうやら、朝一からスロットを打つと決めている日の75%位で突入する「何を打っても負ける気がしない無敵モード」に突入してしまっているようだ。
“ゴッドでも打ってしまおうかしら”
そんな恐ろしい考えが平気で脳裏を過るものの、一度このモードに入ってしまうと自分自身ではなかなかコントロールする事ができない。
ひたすらモードが落ちる事を願いながら、取材ホールへと向かう。
今回の【オークラ西大井】さんは自宅から30分圏内という事もあって、今後のマイホに抜擢する可能性を“大い”に秘めている。
大井だけに…。
『平気で寒いダジャレを言うようになったか、ヒグラシ』
そんな声がどこからともなく聞こえてくるようだが、いじられるのは嫌いじゃない。
それ故に、あっという間にホールに到着する。
そこには毎度の顔ぶれがあり、やたら安心したのだが、そんな顔ぶれの中に知らない顔の方が。
その方はどうやらバルハチさんらしく、とてものんびりとした喋り方が印象的なナイスガイだった。
ということで、流れでパシャリ。
左のニコニコマークがバルハチさん、右が私。
私の股間にある弱チェリーの件はスルーでお願いしたい。
そしてバルハチさんは、のんびりとした口調で、
『ヒグラシさん、もっとクズな感じかと思ってましたぁ【実際クズやけどな!(金愚)】』
と、ゆっくりな投球フォームから超豪速球を投げつけるのであった。
抽選時間になる頃には、100人超は並んでいただろうか。
冷静さを装ってはいるものの、高鳴る胸の鼓動は健在だ 。
そして、何より今日の相手は20スロ。
3年ぶりの禁スロをゼクス連打で果たしてからは、適度に5スロで体を慣らしてきた。
しかしながら、そんなブランクなどお構いなしに、2〜3回の打撃練習で5スロに物足りなさを感じてしまう。
その数回の打撃練習は全て空振りだったのに。。
良いんだ…
今日20スロで大勝ちするための練習だったんだ…
と、きっとそう思える自分が数時間後にいるのだから。
…勝ちたい…心から勝ちたい。
ふと我に帰ると、自分の抽選の番に。
期待はしない、期待はしない…
イエエェェー!!
サンシャイン池崎ならぬ、ヒグラシ西大井だ。
そんな単純で調子の良い自分が嫌いではない。
むしろ好きだから困っている…
それすらも…。
この番号なら大体の機種が打てるだろう。
ここで改めて、お店の機種情報を調べる。
そして絞った結果、第1候補。
【スーパーミラクルジャグラー“new”…2台】
●Aタイプが熱い(オークラ西大井)
●新台が熱い(全ホール共通)
●ジャグラーとは相性が良い(ヒグラシ)
迷いはない…座れるのならばこれにしよう。
第2候補。
【クランキーセレブレーション“new”…1台】
●Aタイプが熱い(オークラ西大井)
●新台が熱い(全ホール共通)
●初体験(ヒグラシ)
これは誰かしら狙うだろうし、14番では無理だろう。
一度も打ったことがない為に、技術介入要素や熱い出目の知識は一切持ち合わせてはない。
無知がもたらす興奮、それすらもスロの楽しみの一つと感じられるのはスロクズの特権だ。
そして、今の時代までスロットを続けて来た理由がそこには集約されている。
【開店5分前】
自分の前後数人の方々が隣の人と会話をしている。
たまたま友人と抽選番号が隣だったというよりは、顔なじみの常連さんなのだろう。
耳をすませば、ジャグラーのブドウの確率の話をしている。
常連客+ジャグラーの会話。
“ジャグラーは間違いない”
ここでようやく、爆裂機の誘惑からジャグラーを打つ決意を固める事に成功。
本当に危なかった…
目を覚ますんだ、ヒグラシ。
汗水垂らしてようやく手にした15kという軍資金ではないか。
「ゴッドって引けば出るよね」の考えを捨てるんだ。
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