マイジャグラーの悲劇 [2020/11/26(木)] |
【11月始め】
最近は、打てば負ける。
絶不調期だ。
「凱旋」が撤去日まで残り僅かだというのに、そんな「凱旋」にお別れを告げるための資金がない。
しかしながら、多くの読者様が、ヒグラシが最後に「凱旋」に全ツして散財して破滅してうなだれる姿を見たいのではないかといった被害妄想に駆られる日々。
もちろん、そんな期待に応える気はない。
皆の期待を裏切り、ノーマルタイプでせこせこと収支をプラスにしてみせる。
やって来たのは、最近お世話になっている「ジャグラー」の強いお店。
店内を見回していると、とんでもない履歴で即ヤメしている「マイジャグラーV」を発見。
データは以下のような感じ。
空き台になっているのが罠かと思うくらいに文句のない履歴。
この「マイジャグラーW」のデータを見て打ち始めない人が、全国のスロッターで一人としているだろうか?
ほぼいないだろう。
それなのに、この履歴で捨ててしまう人が多々いるこの矛盾した世の中に、ただただ驚いてしまう。
こんなデータを目の前にして、「ぶどう」や「チェリー」を数えるなんてもはや時間の無駄以外の何物でもない。
もはや全リール適当打ちでぶん回す事だけに全集中。
どれくらいの時間が経っただろうか。
目の前には微塵も想像していなかった世界が広がっていた。
故にひたすら全リール適当打ちでぶん回していた手が、毎Gしっかりと中段チェリーを狙っていた。
憎い。
心底憎い。
あれだけ神的な履歴を叩き出していた台が、突如1000Gハマるなんて。
あの状態でヤメた人には、この台がハマる事が分かっていたのだろうか?
もはや超常現象だ。
とはいえ、これだけハマってもまだまだ十分に誰もが喜んで台を確保するレベルの高設定丸出しデータ。
それがまた憎い。
結局当たったのは1200G。
ただ、こういった台はハマった後にものすごい連荘をするもの。
・・・と願っていたのだが、一切連荘せず・・・。
最終的にはゼロラインまでグラフが落ちてしまった。
怒りを通り越して震えた。
私はこの出来事を
「マイジャグラーWの悲劇」として、後世に伝えていく事を誓った。
それから数日。
私は懲りずに「ジャグラー」の強いお店に20時頃向かった。
どうやら、「スロットにて痛い負けをすればするほどにスロットが打ちたくなる症候群」を患ってしまったようだ。
それもそうだ。
あんなに素晴らしい履歴の「マイジャグラーW」が、最終的にあそこまで顔を変えてしまったのだから。
人間不信ならぬジャグラー不信になって当然。
何度も言うが、約4000G回されて1/93だった「マイジャグラーW」がその後に約4000枚を飲み込んだのだ。
そう考えたら、どの台も打てなくなった。
むしろ履歴が悪い台の方が、そのあと連荘してくれるのではないかとさえ思った。
よくおじさんやおばさんが、とんでもなく合算の悪い台に勢いよく座る姿を見かけるが、実はそんな台選びこそが真の立ち回りなのかとさえ思った。
結果、どうしたら良いか分からなかった。
どれだけ合算が良くても、連荘後というだけでその台を確保しようとする手が止まった。
高設定に座る事は大事だが、勝つために一番大事なのは波を読む事なのだろうか?
5000G回して合算が1/100よりも、5000G回して1/250の台の方は収束するという観点からしたら、その方が期待値が高いのだろうか?
とはいえ、実際は、上記の台が並んで空き台になっていた場合、多くの方が前者を選ぶだろう。
そんな自問自答をしていたら、またしても「マイジャグラーV」にて素晴らしい台を発見。
さすがに今度は大丈夫だろう。
二度連続でこのような「マイジャグラー」の高設定丸出し履歴で負けれるなら、逆に大したもんだ。
「負けられるものなら負けてみろ!」
そんな強気で閉店近くまで回した結果、
私はこの出来事を
「マイジャグラーVの悲劇」として、後世に伝えていく事を誓ったのだった。
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