| ハナハナの聖地で過去最高のハナを咲かせた日 [2020/4/28（火）] |
「負けたくない。 でも打ちたい。」
そんな言葉が腹の底から出てきた3月中旬。
6号機は面白くない上、普通に今まで通りの金額で負ける事が出来る。
さらに6号機は、設定があるかないかであからさまに挙動が違うという事もあり、普段設定を使っていないホールが明るみになってしまった。
「何を今さらヒグラシ！」
と、そんな声がどこからともなく聞こえてくるようだが、
「なんだかんだでお店はどこも高設定をたくさん使ってくれている」
と信じていた私みたいなスロッターは、実は多くいたはずだ。
まあ、実際に頑張って設定を使っているお店があることも事実だが。
射幸性を抑え、依存症スロッターをを減らす目的で台の性能やスペックに制限がかかった6号機。
もし私のような末期のスロッターに「スロットがつまらなくなったからもう打たない」と思わせる事が本来の目的だったとしたならば、それはとても驚きだ。
ただ、スロットでアドレナリンを出す事を生きがいにして来た私からすると、6号機になって生活が破綻する心配こそ減るにせよ、なんだか人生が少しばかりつまらなくなったような気がする。
しかしそのおかげもあってなのか、最近はノーマルタイプが非常に楽しいと思える体質に変わって来た。
「ボーナスが連荘する喜び」が、
「ARTで爆乗せする喜び」に似て来たのだ。
そんなこんなで、これからもスロットとは末永く付き合っていく事が出来そうだ。
という事で、今回は
「ハナハナの聖地で過去最高のハナを咲かせた日」のお話。
本日向かっているホールは言わずと知れた「ハナの聖地」。
そんな場所で「ハナハナ」を打たずに「聖闘士星矢」や「ハーデス」や「政宗2」を打っていた頃が懐かしい。
「先月まで打っていたやないか、ヒグラシ！」
そんな声がどこからともなく聞こえてくるようだ。
しかしながら、私は変わった。
いや、今だけかも知れない。
でも変わった気がしている。
「もう、やたらめったら色々な台に手を出したりしない！」
と心から思っているのだ。
ここでいうやたらめったらな台とは、「何の根拠もへったくれもない爆裂機」の事。
というわけで、今回の狙いは「ハナハナ一択」。
少しでも勝率を上げる為に、ハナハナ全台の過去の数日間のデータを一台一台細かくチェックした。
「やればできるじゃないか、ヒグラシ！」
そんな声にはまんべんの笑みをお返ししたい。
故にハナハナが打てないのであれば、打たないで帰るくらいの強い意志だ。
いや、それは言い過ぎた。
なにかしらは打つ。
とはいえ、そんな心配をよそに抽選番号はかなりの良番を引く事に成功！
今回は万が一の事も考え、打つ台を
“第5候補”まで考えて来た。
そして、ついにやってきた運命の開店時間。
向かったのは「グレートキングハナハナ」のシマ。
しかしながら、残念な事に第一候補も第二候補もすでに確保されていた。
考える事は皆同じという事だろうか。
最終的に確保したのは、第三候補の「グレートキングハナハナ」の台。
「おかれた場所で咲け。」
かつてそんな言葉をどこかしらの偉人が言っていたような言っていなかったようなだが、そんな言葉がこの瞬間に一番しっくりきた。
どんな展開になるか分からないが、1万回転回す勢いでぶん回す事約2時間。
投資5ｋ。
最高の出だしを切る。
REGが少し付いて来てないが、大きな枚数を獲得する時は決まってBIGが飛び出すもの。
これぞまさに願ったり叶ったりの展開。
正直、このメダルが飲まれるなど微塵も思っていない。
「ぶっ壊れたように出してやるから見とけ！！」
そんな風な強気な態度を演出し、自らの魂を震わせた。
そういう気持ちというのは案外、台に伝わったりするものだ。
そして、そんな強気な言葉が・・・
見事に届いた。
REGまでしっかりと付いてきた上に、合算が1/95。
まさに気持ちで出しているといった感じ。
「ハマれるものならハマってみろ！ 私はどんなスランプグラフにも決して屈しない！！」
そんな感じで、自らの魂を熱い言葉で奮い立たせながらフルウエイトでブン回した。
そして、とうとう・・・
まだ見ぬ世界へと到達した。
スランプグラフがここまで真っすぐ上にあがるハナハナをかつて打った事があっただろうか？
「万枚だ万枚！ ここまで来たら万枚だ！！ 3千枚くらいで失速してたまるものか！ なんならスランプグラフを後ろにのけぞらせて見せようか！！！」
変に満足してしまったり、不安を感じてしまったりした時点で運というのは逃げてしまうような気がする。
だとしたら、そうあってはならない。
故に、自らを再度奮い立たせてぶん回した結果・・・
負けん気だけでスランプグラフを水平に維持する事に成功。
それからも何度も自らを奮い立たせ、熱く激しく出玉の飛躍を信じて強気でぶん回した。
結果、
ゆっくりとスランプグラフが上向き始めた。
「まだまだー！！！」
「
ぬぉぉぉー！！！！！」
「ふんぞり返るほどにー！！！！！！！」
「っしゃ！！！！！！！！ヾ(≧▽≦)ﾉ」
自身のノーマルにおける最高記録の枚数を獲得する事に成功。
スロットにおいてこれほどにアドレナリンが出たのは久々だ。
しかもノーマルタイプ。
前日から当日までの勝ちに対する執着心が見事結果に反映された形となった。
強気のメンタルありがとう！！(*´з`)
「気持ちで出した？ 単なるバキバキの高設定やないか、ヒグラシ！」
そんな声がどこからともなく聞こえてくるようだ。
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