[1]ラストハーデス〜お約束の時間がやって参りました〜 [2019/12/30(月)] |
【12月中旬】
朝7時にセットした目覚まし時計を止め、さっと身支度を済ませて外に出る。
通勤ラッシュに逆らい、予定通りの満員電車に飛び乗る事に成功。
向かっているのは神奈川県にある某ホール。
心なしか、全身が希望に満ち溢れている。
「この道の先に絶望が待っているかも知れない。」
そんな事など微塵も感じること無く、控えめに言っても「幸せいっぱい」の状態だ。
それ故に、悩みなんて何一つ浮かんでこない。
無理やり挙げるとすれば、腹具合が微妙で朝のBIGが少し緩かった事くらいだろうか。
本日の狙いはズバリ。
「ハーデス」
今回は煽りじゃない。
いつもみたいに、散々ハーデスハーデス言っておいて、結局ノーマルを打つなんてことはしない。
人生初の万枚を達成させてくれた「ハーデス」。
やはり、撤去間近となりながらに打たずして見送るなんて、そんな「愛深き故に愛を捨てた男」みたいな事は出来ない。
「格好つけた言い方してるけど、ただ打ちたいだけだろ、ヒグラシ!」
そんな声がどこからともなく聞こえて来るようだ。
どうせ最後に打つならばという事で、台数は30台近くありながらに、初当たりが軽い台が多いホールを選んだ。
もちろん、過去一週間のデータを全台調べるという努力を惜しまずに。
しかしながら、相手は投資額の多さで名の通ったハーデス。
下手にブン回しては、明日から日雇い生活がちらついてしまうことも無きにしも非ず。
そんな過去のような過ちを犯してはならない。
そこで今回は、
投資額の上限を【30k前後】と決めた。
しっかり“前後”と付けているあたり、実に私らしい。
この魔法のワードにより、無限に上限を増やしてしまいそうで怖い。
「これで50k目っ・・・・・・ でも、爆裂機打つなら30kも50kも同じだから、まだ30k前後だ!」
こんな未来が目に浮かぶ。。。
・・・と、急に暗雲が立ち込めてきたが、今のはヨウブンジョークだ。
サラリと聞き流して欲しい。
ということで、ホールに到着し、無事にハーデスを確保。
早速打ち始める。
久々のハーデス。
席に座り、筐体を目の前にし、やはり自分の居心地の良い空間はここなんだと再確認させられる。
サンドにお金を入れるワクワク感もたまらない。
1Gごとに緊張感のあるスロットを、どれくらいぶりに打つだろうか。
PUSHボタン演出と共に筐体がバイブするこの感覚、ただものではない。
全身が痺れるようだ。
が、
20分もしないで10kを失った。
この投資速度にどれだけ今まで泣かされてきただろうか。
しかしながら、不思議と悲しい思い出が浮かんでこない。
なんなら万枚を達成した時の記憶しかない。
スロットとは非常に恐ろしいものだ。
そうこう考えていたら、
40分で20kを失った。
回転数は470G。
期待していたヘルゾーン高確も訪れずに、ただただ減るゾーンをひた走る。
このペースで行ったら3時間で90k・・・
まてまて、その前に天井に到達してる。
おちつけ自分。
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