[1]これで勝てないのならば・・・ [2019/12/23(月)] |
【12月上旬】
気が付けば12月。
1年は実に早いものだ。
そして、この年末になって訪れる世の中の慌ただしい雰囲気が、特に理由があるわけではないが好きだ。
振り返れば、2019年は「ノーマルタイプ」を打つ機会が今までのスロット人生の中でも一番多い年だった。
それもあって、このままいけば収支も、今までのスロット人生で一番安定した年になりそうだ。
しかしながら、爆裂機を打つ事を喜びとして今までスロットを打ち続けていた私。
「勝つ事に喜びを見出せるようになってきた」などと豪語したものの、どこかで無理やりそう自分に言い聞かせている面は少なからずある。
それ故に、12月半ばで全国から撤去される事となる「バジリスク絆」や「ハーデス」の打ち納めを、全国のスロッターが各ホールで行なってはSNSに上げている様子を拝見する度に、私の中で封印していた何かが目を覚ましそうになる。
人生で初の万枚達成を叶える事ができた「ハーデス」に関しては、
「パチスロライターとして最後に打ち納めをするのが当然なのではないか?」
といった強迫観念にすら苛まれる。
多くの読者様が求めているであろうヒグラシ像と、私が向かいたい方向とが一致しているのにも関わらず、破産せずに打ち続けるためには、あえて反対を進まざるを得ないこの葛藤の大きさは計り知れない。
そんな葛藤の中で向かっているのは、神奈川県横須賀市にあるいつものホール。
このホールは、大好きな「ハーデス」や「バジリスク絆」、または少し古めの爆裂機から大きな出玉を目撃する事が多い。
最終的に5000枚overを叩き出す台が二桁以上出る事がほとんどなのだから。
そしてそんなホールであれば、ハーデスやバジリスク絆を打ち納めするには恰好のステージではないのだろうか、などとつい考えてしまう。
しかし、このホールでは毎回のようにジャグラーを打っていて、勝率もすこぶる高い。
それもそのはず、ジャグラーでありながらに「まるで爆裂機?」といわんばかりのスランプグラフが各所に出現するのだから。
実際にここ数か月の間で、「マイジャグラーシリーズ」から7000枚overの出玉を獲得している台を複数回目撃している上に、私自身もここ数ヶ月で3000枚〜5000枚の出玉を複数回達成している。
それ故、色々と悩んだはものの、最終的には「マイジャグラーW」を確保。
この台を港とし、各所から良い台が出始めたら移動するいつものパターンで行こう。
それから一時間ちょっと。
打っているマイジャグラーWもイマイチという事で、店内を徘徊してると・・・
なんともスタートの良い「ミラクルジャグラー」が空き台に。
「出だしが良いジャグラーは高設定である事が多い。」という“経験則を基にしたオカルト”を引っ提げ台移動。
特にミラクルジャグラーに関しては、「ブドウ確率が設定6だけ頭一つ抜けて良い」という実戦値が出ている事もあり、しっかりとカチカチ君も始動させての実戦。
それから小一時間。
開始1263Gで「B:10/R:5」の合算「1/84」という、高設定丸出しも甚だしいデータに。
「これは間違いなくもらっただろう。」
心の底から歓喜の気持ちでいっぱいになる。
そして、このような高設定挙動を魅せてくれた事による私へのメリットは計り知れない。
それは、どんな結果であれど「この台を最後まで回しきろう」という気持ちになるが故に、幾度となく誘惑してくる「ハーデス」や「バジリスク絆」へ移動したい気持ちを静める特効薬になるのだから。
なんだかんだで、ハーデスやバジリスク絆では『大敗』というリスクを背負う事は避けられない。
そして、気になるブドウ確率の方も・・・
約500G回して1/6.0と設定6の数値。
「お昼ご飯は豪華に出来るかもしれない。」
そんな幸せな妄想に浸りながら3000Gまでぶん回した結果・・・
まさかの全飲まれ。
仮に富士急ハイランドに設置されたとしても話題になるであろうレベルのアップダウンだ。
こんなスランプグラフを描くとは、誰が予想しただろうか?
「全然予想の範疇だという声が8割だと思うぞ、ヒグラシ!」
そんな声がどこからともなく聞こえて来るようだ。
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