[1]情熱の真っ青なディスクアップを [2019/12/9(月)] |
【11月上旬】
「もう二度と追い込まれたくない。」
大好きなスロットを目の前にし、好きな機種で好き勝手に打ちたい気持ちと、その後に大抵訪れるであろう自己嫌悪とを天秤にかけ、それでもなお好き勝手打ちたい自分が勝る状況に一人心を苦しめられていた。
そもそも、負けた時の事を第一に考えられるような人間だったならば、スロットに夢中になる事なんてなかったのだから。
10年以上のスロット歴ともなってくると、幾度となく「苦しい状況」や「底知れぬ自己嫌悪で眠れなかった夜」が訪れる。
そしてそんな記憶たちは、今でも鮮明に思い出す事が出来る。
できるが、それをやってもただただ気持ちが落ち込むだけなので、もちろん進んではやらない。
そこまでMにはなれない。
とりあえず、
9月に背負ってしまった約300kの負債を取り返すべく、11月も引き続き手堅く立ち回らなくては。
もちろんずっとではなく、せめて11月までは・・・頑張ってみよう。
「ジャグラー、ゲッター、ディスクアップ。」
「ジャグラー、ゲッター、ディスクアップ。」
「ジャグラー、ゲッター、ディスクアップ。」
呪文のように頭の中で繰り返しながら向かっているのは、千葉県のいつものホール。
狙いは、ベースが毎度の如く高く、さらには設定6丸出しな台が出現する事も多い、ジャグラー、ゲッター、ディスクアップ。
上記の3機種はいつもベースが高めであり、さらには低設定であっても大やけどをする可能性が他の機種に比べて少ないと言われている。
スロッターがスロットを打つ時には大体が、
●勝つ事を優先
●楽しむ事を優先
上記の2択だろう。
しかしながら、結局のところ勝てば楽しいのは、今までの数々の戦いで身を持って味わっている。
そう考えたら、お店の癖や台のポテンシャルをもとに台選びをし、より勝てるであろう機種をチョイスする事がとても大事だ。
闇雲にAT・ART機の心躍る機種で刺激を求めようとしてばかりいたら、破滅するのは時間の問題なのだから。
「奇跡的に勝てた!」
「運よく勝てた!」
そんな稼働を続けるくらいならば、各項目が高設定濃厚の数値を叩き出しているノーマルタイプで負けた方がよっぽどスロッターとしての未来は明るい。
ただ・・・
本音を言えば楽しみたい。
10対0で楽しみたい。
そんな思いを噛み殺しつつ、「スロットがヤメれられないのならば、勝つしかないのだ」といういつもの矜持を胸に、ノーマル&高設定と思える台で期待値を積むしかない。
「その日その日で一喜一憂するな!」
「根拠のある台で手痛くやられたからって、その後に爆裂機で一発逆転を願うな!」
「スロットがダメだったからって最後の2時間をパチンコに費やして一発逆転を夢見るな!」
「仮にそれが上手くいったとしても決して調子に乗るな!」
「手堅く期待値を積んで負けたのならば、その日は喜んで帰れ!」
そんな言葉をシャワーのように自分にぶつけつつ迎えた開店の時間。
選んだ機種は・・・
聖闘士星矢っ・・・!?
おっと、引っ張ってくる画像を間違えてしまったようだ。
通り過ぎる時に思わず座ってしまいそうになったが、今までストックしてきた悲惨な記憶たちを続々と引き出すことで回避することに成功。
そう考えると、あの負の記憶たちもまんざら無駄ではなかったのかもしれない。
ということで、本日選んだ機種は、
ディスクアップ。
まあ、タイトルでモロバレだが。。。
設定1でも、ビタ押しと小役奪取さえ完璧ならば機械割が103%だといわれており、長い目で見れば相当に甘い機種だ。
一日だけでみたら100k負ける事だってあるのだが、それはまあ気にしないでおく。
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