そして、そんな気持ちで肩の力を抜いて回す事小一時間。
前回同様、BIGに偏る。
ハナハナに関しては、高設定ほどBIGが飛び出しやすいと数々のハナハナ名人から聞かされているだけに、朝からニヤニヤが止まらない。
そして、「この台なら大丈夫！」と自ら決めた台でトントンならぬプラス収支になっている事にとても喜びを感じる。
それ故に、「運よく爆発させられればそれでいい」と言っていた若かりし頃が懐かしい。
「つい先週まで言ってたじゃないか、ヒグラシ！」
そんな声がどこからともなく聞こえて来るようだ。
それからも、
BIGの偏りが半端ない。
そのお陰で、あっという間に2箱目に手を伸ばす勢いだ。
これだけのメダルがあれば今日は安泰だろう。
仮に全部飲まれても負債は3ｋだし。
なんなら、これ以上の追加投資は今日はしない。
飲まれた時点で稼働終了。
どこまでも隙の無い立ち回りに、自分が自分でないようだ。
しかしながら、それ以降の展開は辛かった・・・
700Gハマって少し戻ってきて、400Gハマって少し戻ってきて、500Gハマって戻ってこず。
展開的にも相当にしんどく、ドッと疲れが押し寄せて来た事はいうまでもない。
それ故に、100ｋ近く負けたような感覚に苛まれた。
しかしながら、実際の負債は3ｋ。
「正直、これだけ楽しんで3ｋ負けならば勝ちみたいなもの」
心からそう思う事が出来た。
その時のスランプグラフはこちら。
まさに「これぞ中間設定！」と言わんばかりのグラフ。
確保する際に「中間設定上濃厚」と予測し、「大負けをすることが無く最終的にトントンで終われれば良い」と思いながら回し始めた通りの結果となった。
「毎日でもスロットを打ちたい。」
そう思って止まない星に生まれてしまった以上、大勝ちする事よりも大負けしないことの方が大切だ。
一つ救われたのは、勝てれば何でも楽しいと思える脳みそに育った事。
これからは運よく勝つのではなく、根拠を持った上で結果を残せるスロッターになりたい。
「それ、スロット初めて1週間目の大学生の時も言ってなかったか、ヒグラシ！」
そんな声が、大学時代の友人たちから聞こえてきたような気がした。
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