[1]おっさんずラブリージャグラー [2019/11/18(月)] |
【10月下旬】
「人生とはタイミングである」。
かつてそんな名言を残した偉大なる人物が…………残念ながらいなかった。
しかし私は、「人生とは全てタイミングではなかろうか?」とそう思えてならない。
そして、その来たる絶好のタイミングをモノに出来るか出来ないかは、そのタイミングを待ち続けていたかどうかにあるのではないかと思っている。
今回は、マイホの「ジャグラーコーナー」にて、そんなタイミングにまつわるお話を一つ。
「ファンキージャグラーで朝一15kを失うなんて…。」
前回のファンキージャグラーでの大勝利に味を占め、またしても朝からファンキージャグラーを狙うあたりは私らしいと言えば私らしい。
ジャグラーであれば終日打っても大負けする事は少ないが、負けるのを前提としているようなこういう考え方はどうも腑に落ちない。
まぁ、何かしらのそれっぽい理由を付けて爆裂機へ行こうとする理由を作るあたりはこれまた私らしい。
天井もない、ストックもない、ループもない、夢もない、大当たりしても300枚ちょっと。
そんな台で、開店してから僅か1時間で15kを失う。
よくよく考えてみれば、ジャグラーにおいて朝一から過去の履歴だけをみてぶん回して高設定を掴むなんて、雲をつかむような話なのだ。
・・・と、色々と不平不満を並べてみたが、好きだから打っている事は間違いないし、いつ光るのか分からないGOGOランプが実に魅力的なのも確か。
それから約1時間。
ブドウ確率は設定6の出現率を遥かにぶっちぎりながらも、ボーナス合算が設定1を遥かにぶっちぎってしまった。
台移動するべきか否か実に悩む…。
「一旦休憩を挟んで冷静に考えるか」
そう思い席を立とうとした瞬間、突如として隣のおじさんから「ペカったのでボーナス図柄を揃えて欲しい」とお願いされる。
快くボーナスを揃え、少しばかり世間話をしてから再び席から立ち上がってお店の外へ向かおうとすると、突如目の前で、ゴージャグで2箱積んでいた方が稼働をヤメて足早に歩き去っていったではないか。
流れるように、その台のデータを見てみると・・・
目を疑い、台を疑い、先程のおじさんと目が合った。
流れるようにこの台を確保する。
ジャグラーのシマはほぼ満席の状態。
その中で、誰もがうらやむようなこのゴーゴージャグラーが空き台になって1秒も経たない内に確保。
もう1秒遅かったら確保出来なかったかも知れない。
それほどの重圧を両隣りの方から感じた。
なんたるタイミング。
もしおじさんが目押しを私にお願いしてくれていなかったら、100%確保する事が出来なかっただろう。
「良い行ないをした時間は、良いタイミングへと導いてくれる」
かつてそんな言葉を残した人は…………残念ながらいなかったが、これはあると思う。
こうなると、先程のおじさんが途端に女神に思えてきたではないか。
おじさんに目をやると、またまた目が合った。
さらにはニコッとしてくれた。
なんだか可愛く見えてきたぞ。
待て待て、相手はおじさんだ。
正気をとりもどせ!
「愛をとりもどせみたいに言うな、ヒグラシ!」
えいっ!
この「ゴーゴージャグラー」、またの名を「おっさんずラブリージャグラー」を休憩なしで閉店までぶん回すぞー!
と意気込んだ30分後・・・。
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