[2]この失望感の名は [2019/8/3(土)] |
そんな事を考えていたら、2回目の天井に到達。
「このクソ台め!」
柄にもなく汚い言葉が心の底から、「貸出しボタン」を押したあとのメダルのように飛び出してくる。
あとからやって来るこの失望感は一体何なのだろうか。
この失望感は、いつも負けた後にしか感じる事が出来ない。
前もってこの失望感を感じる事が出来たのならば、少しは未来が変わっていたのだろうか?
どうやらこの失望感には名前がないようだ。
時刻は13時。
友人と会う元気もお金もない。
情けなくて涙が出てきそうだ。
誰に言えよう。
誰に伝わろう。
心を鬼にしてこの「モンハン月下」を手放す。
この残り時間と状況で最後に逆転するとしたら、6号機の低設定の一撃だろうか。
ただ、そんな勝負はしたくない。
実にわがままだ。
だったらジャグラーの方がマシだ。
待てよ、そう考えたらジャグラーなんてよっぽど良いじゃないか。
とはいえど、爆裂機からジャグラーへの台移動…。
軽い罰ゲームくらいに気が重い。
20スロから5スロに移動する時のような、レートが変わるような感覚さえある。
しかしながら、
傷を浅く出来るという意味では必要不可欠な立ち回り。
という事で、6号機の低設定よりはジャグラーの方が幾分かマシという事で、ジャグラーのシマへ。
「爆裂機 ⇒ ジャグラー」という難易度Sと言っても過言ではない立ち回りの架け橋となってくれた6号機に感謝の気持ちが止まらない。
そして私は見つけてしまった。
BIG14、REG10回の合算「1/116」の台を。
「ブドウがわからんだろ、ヒグラシ!」
うるせー! このぉ!(*´з`)
「40kの負債のうち、20kでも良いから取り返そう。」
これだけの成長した言葉を生みだしてくれた6号機に感謝が止まらない。
そして、そんな心の変化や感謝の気持ちが良い方向へと転じ・・・
・・・る事は無く、更なる負債を生み出す。
この台と一緒に宇宙まで飛ばしてはくれないだろうか。
そんな気持ちにすらなる。
このまま友人と会わずにこの台をぶん回したい。
「本末転倒」という国が仮にあったとしたならば、私は大名にまで上り詰める器だろう。
「財布をバスに忘れてしまい、少し遅れそう。 本当にごめん。」
そんな偽りのメールの文章を書き終え、送信前に一旦顔を上げると・・・
ひ、光ってる…。
しかも嬉しい事にBIG。
日本の未来はウォウォウ。
約束の時間まで約30分。
10連荘くらいはまだやれる時間がありそうだ。
という事で、書いたメールの文章を削除。
そして、これから来るであろうジャグ連に胸を膨らます。
「負債を少しでも回収出来れば十分。」
こんなにも謙虚でいられる自分は珍しい。
そして、そんな謙虚な心を持った私にジャグラーの神様は微笑んで・・・
くれる事はなく。
どうしてこんなにも上手く行かないのだろうか。
結局、友人との約束の時間には間に合ったものの、序盤のテンションは低め。
中盤以降は楽しめたものの、帰宅途中で再び失望感に襲われ、心が壊れてしまいそうになる。
こんな一日を過ごしたかった訳ではない。
これが本当の自分?
もしくはスロットに変えられてしまった自分?
それでも明日になってしまえば、この失望感など平気で忘れてしまうのだろう。
それもそう、この失望感には名前がないのだから。
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