[1]生死を分けるデッドライン [2017/12/21(木)] |
どうも、ひごもっこすです。
無事に三回目の連載です。
今回は、連打に取材陣として初参加した時のわたくし個人の舞台裏のお話。
大変長文なので早速本編へ。
それでは連載三発目、いつもの調子で張り切って参りましょう!
時は2017年12月5日。
今回の連打へは、正式な取材陣として初参加。
場所は、埼玉県にある「第一プラザみずほ台店」。
5日後の12/26にも連打が実施されるホールだ。
現在時刻は9:30。
オープンまであと30分。
わたくしはオープン時間までの間、先輩ライターのヒグラシ氏と今日の取材についてや新台の話、パチスロ動画の話など、スロ談義に華を咲かせていた。
こうやって並びの時間にスロ談義しながら過ごすのも楽しいものである。
だが、本日はあくまで連打取材で来ている。
素人に尻毛が生えたぐらいのスロッターであるわたくしだが、事細かな所までチェックするべく臨まなければ。
今日はとことんクールに徹するつもりである。
しかし実はこの時、わたくしの取材に対する固い決意とは裏腹に、ある一つの問題に直面していた。
現在、寒さの影響か取材に対する責任感からか分からないが、わたくしの内に秘めたあいつがリミットブレイクしてヒップからペイしたがってる。
平たく言えば、「尋常ではないぐらいにう◯こに行きたい」だ。
経験上、この便意はシャーシャーな恐れがある。
冷静を装っていたが、はち切れんばかりに尻筋に力を入れて耐え忍んでいた。
しかし、この盛り上がっている中、う◯こに行くと言える勇気がどうしても出ない。
あいつはいつでも出そうなのに。
このご時世、う◯こに行ったのがバレたらSNSで拡散されるかもしれない。
恐ろしい。
「ひごもっこす、う◯こに行くってよ」なんて拡散されたら、あまりの悔しさにこの場でわたくしの尻が逆襲のシャー状態になってしまうかもしれない。
いつもの3倍の勢いで出るかもしれん。
なんとしても耐えるしかない。
現在時刻は9:40。
まだか、まだなのか!
早くしないとデッドライン(死線)を越えてしまう。
一人焦燥にかられていると、ヒグラシ氏が急にこっちに向かって写真を撮り始める。
まさか、わたくしがひた隠しにしてきた便意がバレたのか!
その写真をSNSにアップするつもりか!鬼畜か!
と思ったら、連打レポート用の写真を撮っていた。
危ない、わたくしの使命を忘れるところだった。
今日はトイレを借りに来たのではない。
あくまで取材に来ているだと。
現在時刻は9:50。
ここで台確保札を渡される。
あと少しだ。
あと少しで尻からあいつを解放できる。
早くこの苦しみからも解放されたい。
ストンッ
不意にヒグラシ氏がしゃがみ込む。
開店に合わせてクラウチングスタートでもするのだろうか?
「すいません。 ちょっとお腹が痛くて。」
衝撃の一言。
まさか、こんなすぐ近くに同じ苦しみを分かち合える友がいるとは。
思わず握手を求めそうになったが、いや、ちょっと待てよ。
大ができる個室がはたして2つ以上あるのだろうか?
ひとつしか利用できなかった場合、どちらかが地獄に落とされることとなる。
DEAD OR ALIVE。
いきなりの強敵出現である。
なるほど、さすが先輩ライターである。
まずは軽く腹痛をアピールして牽制してきた訳か。
トイレの個室は譲らんぞと。
悪いがわたくしにも失うわけにはいかないものがある。
負けるわけにはいかない。
いくら先輩ライターとはいえ、これも勝負の世界。
台も大も譲る気はない。
最悪、この台確保札をトイレの個室の扉に差す覚悟である。
やってやるぜ。 はぁはぁ。
いや、ちょっと待て、落ち着けわたくし。
クールになるんだ。
今日はトイレを競いに来たのではない。
あくまで取材に来ているのだ。
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