[3]奇跡の出会いが呼び込むものは [2017/12/7(木)] |
悩んだ末、ありさを選択。
いや、実は初めから決まっていたのかもしれない。
奇跡を呼ぶ男が、ここで爆乗せできないはずはない。
拳を硬く握りしめて、レバー部分にバルハチ氏の顔を思い描き気持ちを込めてゆっくりとレバーオン!
別に抽選と関係ないが、第三ボタンをネジネジネジネジネジネジとしつこいぐらいに捻る。
この瞬間がたまんねぇぜ、ハァハァ。
親指をすっと離す。
ドーーッン!!!
+10
からのthe単発。
おかしい。
奇跡的な出会いを呼ぶわたくしが、単発地獄に陥るなんて。
今頃バルハチ氏も、「フリーズ5回は引けますよ(笑)」と、わたくしにエールを贈っているに違いないのに。
しかし、無情にも128Gにあっさり到達してしまう。
泣き出しそうになりながら席を立つ。
またひとつ深い哀しみを背負ってしまった。
すでに、わたくしのスランプグラフはマイナスに突入。
ウォーキングデッドのようにホールをさまよっていると、0回転のアイムジャグラーを発見。
すかさず着席し回し始める。
根拠?
こいつも誰も打ってくれないので、深い哀しみに暮れているに違いないから。
互いの傷を舐め合うように回し始める。
実際に舐めると出禁になるので、行動に移すのだけはやめて頂きたいと切に願う。
わたくしはこいつが大好物である。
ジャグ連さえ起きてしまえばなんとなるような……以下同文。
…………過去の自分の扱いがついついぞんざいになってしまった。。
しかし、わたくしの過去へのぞんざいな扱いとは裏腹に、僅か26Gでビッグボーナス。
その後も100G以内でレギュラーが2連。
ははぁ〜ん。
なるほど、こういうことか。
今までのは壮大な前フリで、ここで爆発するわけだ。
神様も粋な計らいをする。
私事だが、わたくしはブドウを脳内でカウントする派である。
何故なら暇だからである。
あのジャグラーの通常時に何を思いながら回せばいいのか、いまだに答えが出ないでいる。
そんなわたくしが答えを探している中、なんとブドウが1/5.7とぶっちぎりの数値を叩き出している。
素晴らしい、文句の付け所がない。
レギュラーも先行していることだし、まだまだ回転数が少ないがこれは期待できるかもしれない。
しかしだ。
こんなブドウもぶっちぎりの数値を出してレギュラーも先行しているのに、あえてこの台に一言もの申すならば、現在、【741G】とぶっちぎりのハマり中である。
もう無理!
ここでわたくしの心はひび割れたビー玉と化す。
出玉がまったくもってステイ・ウィズ・ミーしてくれない。
それ、色合い的にみてもブドウじゃなくてマスカットだからね!
と、的外れな負け惜しみを言い残し席を立つ。
ただの屍と化したわたくしがパルサー氏に別れの挨拶をすると、傷心しているわたくしを駅まで送りますよと申し出てくれた。
やだ、かっこいい!
外に出ると朝とはうって変わり、どんよりと今にも空から雨がこぼれ落ちそうな天気だった。
それを見ているわたくしの瞳もどんよりと、今にも涙がこぼれ落ちそうだったのは言うまでもない。
奇跡の価値に夢見て過ごした時間を愛しく思い、パルサー氏とスロ談義をしながら駅前での道のりをゆく。
確かに負けてしまったが、この敗戦がわたくしをまたひとつ大きく成長させてくれることだろう。
また一歩ずつ漢になっていく実感が湧いてくる。
スロットとはなんと素晴らしきものだろう。
と、うまく締めくくりたかったが、さすがに無理にも程があるので止めておこう。
だってスロットとは、好きだから故に負けると泣きたくなるぐらい女々しくヘコんでしまうものなのだから。
泣いてなんかないんだからね!
〜完〜
今回の件でわたくしが得た教訓は、
【日常で起きた奇跡的な出来事とスロットは全然関係ない】
である。
最初からわかっていたとは思うが、皆さま方もこの事を努々忘れぬよう心に刻んで健全に立ち回って頂きたい。
其れでは皆さま方、また会う日まで、ごきげんようさようなら
【本日の結果】
収支→フルボッコ
バルハチ氏との出会い→プライスレス
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