[1]いえ、ただの養分です。 [2018/5/17(木)] |
別れというのは、なんと理不尽なんだろう。
どんなに心から願ったとしても、もうあの頃ようには戻れないのだから。
別れというのは、なんて切ないものだろう。
どんなに愛しく思おうとも、もうその姿を見ることは叶わないのだから。
別れというのは、やはり残酷なモノだろう。
どんなに足掻きたくても、その術すらわたくしには分からないのだから。
そして、別れというのはある日突然訪れるものだ。
…………そんな訳で。
マイホに着いたら、いつの間にかわたくしの嫁「戦国乙女2〜深淵」が撤去されていた。
極論を言えば、「他のホールに行けよ」という話だが、やはり突然の別れに気が落ち込んでしまう。
パチスロで凹んだ気持ちはパチスロで癒そう。
そして、わたくしの心を癒してくれるのはこいつだろう。
【パチスロ これはゾンビですか?】
この機種に関しては、よくこんな意見を耳にする。
「北電子にしては面白い」、と。
ジャグラーのイメージが強い北電子なので、こんな意見が出ても不思議ではないだろう。
北電子にとっては、もしかしたら……いや、もしかしなくても不本意だろうが……。
本機はA+ARTタイプ。
特徴は、ARTの継続システムとゾンビ目であろう。
ARTの継続システムは、妄想ちゃれんじで7人の女の子とキスが成功すればART継続確定という、萌えるようなアバンチュールシステムだ。
この妄想ちゃれんじが、行けそうで行けないようで行けそうなところがよくできている。
そして、通常時・ART中の約1/400のゾンビ目がいいスパイスを醸し出している。
いつ如何なる時でも、ゾンビ目が揃えばチャンス。
これのお陰で、いつでも希望にすがりながら打つことができる。
演出面もなかなかのクオリティだ。
「これゾン」の世界観を上手く取り入れていると思うので、アニメを見てから遊技すると尚楽しめること間違いないだろう。
だからこそ、わたくしはこう思っている。
「北電子にしては面白い」、と。
そんな訳で、いっちょやってみっかと。
心の傷を癒すために回し始めると、開始早々3G目にチャンス目。
発展先の成功期待度は星2つ。
…………さくっと成功。
「これゾン」の素晴らしいところは、こんな夢も希望もなさそうな期待度でもさくっと当たることだろう。
しかも、設定差のあるスーパーBIGを頂戴する。
BIG中はゾンビ目出現率が上がっており、BIG中にゾンビ目を引くと。
●ゾンビ目1回 : 魔装チャレンジ(CZ) or ART当選
●ゾンビ目2回 : ART当選
●ゾンビ目3回以上 : ARTストック確定
となる。
しかし、このBIG中にはゾンビ目はなし。
だが、終了画面を見てわたくしは胸の高鳴りを感じていた。
【設定2以上示唆の歩ちゃんが出現】
開始早々で、1番下ではない安心感。
ちなみに歩ちゃんは、魔装少女に変身した男子高校生だ。
歩ちゃんを見れた興奮をなんとか抑えていたら、数G後に【これを狙え演出】発生。
ズバッと中リールにBARサンド目が止まる。
これすなわちゾンビ目。
通常時のゾンビ目は【魔装チャンス(CZ)】となる。
ベル8回 or 12G消化するまでの間にベルで昇格抽選が行われ、「白<青<黄<緑<赤<虹」の順に当選期待度が上がる。
最終GでART抽選が行われ、主人公の歩が魔装少女に変身できたらART確定である。
簡単に説明すると。
主人公の歩(男子高校生)が魔装少女に変身できるかを一喜一憂するという、実にウイットに富んだチャンスゾーンである。
成功するとART確定だが、ついでに男子高校生が魔装少女に変身できたのをおっさんのわたくしが無邪気に嬉しがるという誰も見たくもない絵面がついてくる。
狂気の沙汰ほど面白い。
この魔装チャンスは黄まで昇格。
…………が、 失敗。
主人公の男子高校生が魔装少女に変身できないのを、おっさんのわたくしが心の底から悔しがる地獄絵図の完成である。
ただただ、狂気である。
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