[4]メーカーによる「機歴優先販売」と「抱き合わせ販売」 [2014/7/14(月)] |
また、「メーカーは売れば終わりでしょ」みたいな意見をよく見ますが、これも全くそんな事ないです。
確かにその台が沢山売れれば利益や粗利に直結するんでしょうが、ホールの信用、そしてエンドユーザーの支持を失います。
そうなるとメーカーはおしまいです。
こっから這い上がるには、また良い機械を皆さんに面白いと思って頂けるよう一からスタートさせる訳です。
だからメーカーは、「販売実績」と同等かそれ以上に「稼働実績」が欲しいんです。
その証拠に、最近は販売台数をわざと少なく設定するという事を各メーカー行っております。
先程出てきた牙狼も、20万台の注文に対して、追加2万台で合計12万台の販売で終了という事です。
そして残り8万台の注文は、全て断わるという事をしている訳です。
これはこれで、もの凄い事なんですよ。
8万台なんていったら、特大ヒットレベルの台数ですからね!
その粗利を蹴ってでも、稼働を取りに行って機械を長く楽しんでもらおうという姿勢は凄く評価できると思います。
まぁこの話と、今回荒れている内容とは全然別の話にはなるんですけどね・・・。
ともかく、メーカーも売れたら終わりだとか考えている訳でもなく、しっかりとその後の稼働も取りたいと思っている訳です。
ホールにもユーザーさんにも見向きもされなくなったら、本当におしまいですから。
そこは一番メーカーが解っている所なんです。
まぁこれだけ出る台出る台にハテナがついてしまうと、そこを疑いたくもなるのは解るんですけどね。
今は出すペースが速過ぎちゃうから、開発のペースもそれに合わせて上がってしまっているんでしょう。
一機種毎に作り込んで世に出していけば、業界なんてすぐによくなると思うんですよ。
面白い機械を作ったら天下を取れる!
これだけ単純な事もないと思うんですがね。
ただ、トップに立つようなメーカーが年間で入れ替わってしまうのを見ると、それもかなり難しい事なんでしょう。
また、今回みたいに欲しいと思うような台に注文が集中しちゃって大混乱、なんて事も多々見受けられる事です。
これも、実際入ってみて動かなかったらクソミソに言われる訳ですよ。
最近の成功例としては、パチスロだと化物語、ぱちんこだとルパンぐらいですかね?
あんな風に、結果として適正より少なく台数が入って、ヒットして稼働も落ちず、増産を重ねてまた更に稼働がのびるといった形が、メーカーもホールもユーザーさんも皆がハッピーになれる方法なんでしょうね!
ただ、毎回毎回そうは上手くいかないから、今回みたいな騒動が巻き起こるんでしょう。
ホール側は、欲しい機種が出る時に欲しい台数買うために、それまで我慢して欲しくもない機械を買って機歴を作ってきたのに、いざ牙狼が出るとなったら買えない。
これじゃ騒動になるのも当たり前です。
これをラーメン屋にでも例えると、「ここのラーメン本当に美味いんだけど、そのラーメン食べる為にはこのクソまずい餃子食べなきゃいけないんだよなー。」っという業界の悪しき習慣からきている訳です。
しかも今回は、まずい餃子を食べたのにも関わらず、美味いラーメンはスープがなくなりました!なんて事になってしまってるのと、もうラーメンもお腹いっぱいだからいらないし、ましてやこの餃子なんて本当に食えない!って言ってるのに、どっちもまだまだ食わせようとするという感じになっちゃってるわけですから、そりゃホールさんは怒りますよねぇ。
まぁただ、花火も大分この業界の悪習に慣れてきてしまっている感があるので、危機感を感じております。
今回のような業界のドタバタ劇を読者の皆様に書くのはどうかと思ったんですけど、こういう事を書かずに「業界が良くなる為には・・・」なんて書いててもしょうがないですからね。
これがまだこの業界の現状って事なんでしょう。
けど、何度も言わせてもらってますが、もとはスロット・ぱちんこが大好きな人達の集団!
一人一人の少しの行動とちょっとの勇気で変われると思ってます。
花火は負けん、負けんぞ!!
一歩ずつこの業界が変われる努力や行動をしていきたいと思っております。
それでは今週はこの辺で!
皆様、良いスロライフをっ♪
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