[2]換金率と貯玉システム [2014/3/24(月)] |
まずは前置きとして、
全国的に等価から非等価になるという大きな流れがあります。
換金率はスロット5.6枚〜8枚、ぱちんこ3.56円〜2.3円という形の間で動くでしょう。
では4月から全国一斉なのか??という事なんですが、そうはなりません。
いやぁ、こういう問題が起きる度に思うんですが、本当に統一性のない業界なんで足並みが全く揃わないんです。
現段階でもう等価じゃない所は、結構前から等価じゃなくなってる大阪の影響か関西地区が多いですね。
奈良、京都、滋賀、富山とかそんな所ですかね。
しかも大阪は、換金率を4月1日から更に下げるとの事です。
現状の5.6枚・3.56円から5.8枚・3.45円になるのが決定してます。
そもそもこういった規制や決まり事というのは、各県の遊技機協会(以下県遊協)が音頭をとって動くんですが、この県遊協という集まりはホールの方々で成り立っているものなので、あんまり強制力がないんです。
こういった背景がある為、色々な事が各県毎でばらばらだったり、更には県の中でもばらつきがあるという事態を起こしている訳です。
例えば今回の換金率の問題でも、県遊協が『4月から換金を変えて行きましょうねー。』とアナウンスする訳ですが、強制力がない。
するとどういう事がおきるか?
各ホールさん、近隣店舗の動向を探る訳です。
そりゃそうですよね。
自分の所だけ等価じゃなくなって周りが等価のまま営業されたら、お客さんは等価の方に流れていってしまいますから。
だから皆様子を見るんです。
『大手さんはどうなってんだ? あそこのA法人はどうだ? あそこがやるんだったらうちもやる』とかいった具合に、全然進まないんです。
では一番そういう事がスムーズに行われそうにない商人の町大阪が、何故こんなにも足並みを揃えて動いたか??(大阪の方、褒めてるんですよっ!!)
答えは簡単です。
県遊協の後ろ盾として、ぱちんこ屋にとっては何よりも怖い大阪府警がついたんです。
乱暴に言うと、『言う事きかねーやつはしょっぴくぞ!!』って感じですかね。
これには各ホールも従うしかございません。
ここまでやるんだったら全国的にやっちゃえばいいのに!って思われるかもしれませんが、これにも出来ない理由がございます。
そもそもパチンコ玉・メダルは換金出来ないんです。
あくまで景品に変わるだけ。
その景品の買い取り値段が変わるのは、ぱちんこ屋とは何も関係がないという理屈なんです。
もっと言ってしまえば、そもそも換金という行為自体がぱちんこ屋と関係ないという建前になっているんで、『換金率??はて??何の事ですか??』という訳のわからないスタンスを取らなきゃいけないんですよ。
いやぁ実にくだらないでしょ?
本当にいつまでこんな事を続けるんですかね。
ホールの方に換金率や換金所の場所を聞いても教えてくれないのは、こういったところに理由があります。
ここでもう一つ問題になってくるのが、冒頭で触れた貯玉・貯メダルなんです。
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