[2]メーカーの営業として今の機種に思う事 [2013/8/26(月)] |
これ、皆さん何が原因だと思います?
専門記事やコンサルタントなどはよく、『5号機の規制によりギャンブル性が低下した為』とか書かれてたりするんですけど、どうですかね?
花火的には的外れな意見だと思ってる訳です。
だってスロットとは別に、今ぱちんこの射幸性は過去最高とも言われてる訳ですよ。
それなのにどうでしょう。
一番客離れが大きいのが4円ぱちんこのお客さんなんですよね。
じゃあ原因は何か。
色々な原因はあると思うんですが、機械だけの問題として考えると花火的には1つ。
リスクとリターンのバランス崩壊だと思っております。
4号機の頃と投資するスピードは一緒で、出る速度は遅い。(今では随分早くなりましたが)
ただ、1日単位・1週間単位でみると、粗利は4号機の時より3割も4割も低い。
確かに結果だけ見れば射幸性は下がっているんですが、ユーザーの感覚とはほど遠い所に来ちゃってると思う訳です。
出玉が沢山出て楽しいっ!って思える所までいくハードルが高すぎるんですよね。
5号機の規制の中で4号機の幻影を追い続け、射幸性を求め続けたいびつな形が、現在のスロットの大半なのかなと思ったりしてる訳です。
勿論メーカーだって必死なんです。
遊技人口が減り続けるなんて、業界にとって死活問題ですからね。
ユーザーが何を求めているのか、今の台についてどう思っているのか、必死で掴み取ろうとしています。
2ちゃんとか、P−WORLDの掲示板とか、このサイトとか、各メーカーめっちゃ見てますよ!笑
各メーカーの人間だって、元はスロット・ぱちんこが好きで好きでたまらない人達の集合体ですから、こういった状況は本意ではないんですよ。
けど、他の業界と違って難しいのは、まずメーカーの客はホール、ホールの客はエンドユーザー、という形で一つホールを挟んでいる点です。
なので、メーカーとしては台を売りたい!ホールとしては利益を取りたい!エンドユーザーとしては楽しみたい!勝ちたい!興奮したい!!ってのが入り混じってるんですよ。
そうなると、ユーザーもホールもメーカーもWIN‐WINの関係になるのは非常に難しいんですよね。
ただ、ここで僕がすごく重要だと思っているのは、一番は当然エンドユーザーの皆様あってしかるべきなんです。
ホールも、僕たちそれに関わるメーカーや業者だって、ユーザーの皆さんのご支持があって成り立っている訳です。
しかし現状はどうでしょう?
メーカーは新機種を乱発し、新台価格は上がるばかり。
ホールはホールで、客が減ったら減った分だけ粗利を確保しようと渋く営業するばかり。
完全に負のスパイラルに陥っている訳です。
けどね、皆さんに聞いて頂きたいのは、この業界を盛り上げたい!良くしたい!機械を楽しんでほしいっ!!って思って頑張っている人間もかなりの数要るんですよ。
だからこそ、まだ土俵際で踏ん張ってられるんだと思います。
皆が喜べる機械というのは、決して無理ではないんです。
時代毎に名機と呼ばれる機械が存在するんですからねっ!
そして5号機もまた新たな局面に差し掛かっています。
はぁーちょっと休憩。
この手の話題になると結構熱くなっちゃうんです。
業界にいる以上、なるべく皆が笑える環境にしたいっすもんね。
どこまでいっても所詮はギャンブルなのかもしれません。(一応法律上では大衆娯楽という扱いですが・・・)
けど遊技人口が減ったとはいえ、日本の10人に1人はパチンコ・スロットをするんですよ?
こんだけ皆がやる趣味なんてないですもんね。
よしっ、話を元に戻します。
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