[2]消費増税による換金率への影響 [2014/1/27(月)] |
以前のコラムにも少しだけ書かせてもらったんですが、今の消費税5%分は基本的にホールさんが負担してます。
これが8%になるとなかなか厳しい、更に10%なんかになったらうちはおしまいだ!!ってホールさんが沢山いるんで、さてどうしようという話になってるんです。
消費増税はもう大分前からほぼわかっていた事なのに、二か月前にどうしよう??と慌てて議論している辺りが大分この業界らしいんですが、正直全然決まってないのが現状です。
そもそもホールが負担しているという認識もおかしいんです。
結局はユーザーさんのお金ですからね。
そんな中で今、何県かの都道府県で等価交換を是正する動きがあるんです。
要は等価交換やめます!!って話ですね。
今完全に等価禁止になってるのは、大阪ぐらいなのかな?
現時点でほぼ実施が決定しているのが、富山県・京都府・新潟県。
検討中だがほぼそうなるであろう県が、福岡県・滋賀県になります。
花火の住む東北も等価じゃなくなりそうな雰囲気です。
ちなみに換金率は、100円の交換個数を28〜42個って感じ。
って事は3.56円交換から2.3円交換ぐらいですかね。
等価に慣れてる人がほとんどだと思うんで、換金した時には結構なギャップを感じるでしょう。
1万発で3万5千円ぐらいですからね。
後は、それ相応に回転率を上げるホールがどれだけいるかだと思います。
当然スロットもこれに応じて変わります。
ぱちんこ・スロットや低貸は、換金率を合わせなきゃいけないって決まりがあるんです。
そうなると5.6枚交換から8枚交換って感じかな?
これまた結構ギャップを感じますよね。
1000枚で18000円弱って感じですから。
まぁこれもどれだけ設定使ってくれるかだと思うんですけど、なかなか現状は厳しそうです。
根本的にホールが存続していくためには、お客さんに遊んで頂きながら、ある程度負けてもらわないと経営自体は成り立たない訳です。
そうすると、増税後に選べる選択肢は基本的に二つ。
客数を伸ばして遊技者一人あたりの負担を減らすか、客一人あたりの負け額を増やすしかないんですね。
そして今遊技者人口が減っている中、客単価だけが上がっている状況です。
このままいけば、この負のスパイラルが続いていってしまうんです。
先週紹介したようなホールさんばかりであれば良いですけど、なかなかそういうホールが少ないというのが現実です。
勿論、このような状況を作り出したのは、僕たちメーカーにもおおいに責任があります。
機械代の上昇に、新台サイクルの早さ。
むしろ元凶ぐらいの勢いです・・・。
ただ価格面に関しては、ユニット販売(ぱちんこみたく枠だけ残し、中身を変えるという方法)や下取り含め、各メーカーがようやく値を下げる傾向になってきました。
それでもまだまだだと思うので、ここは更に各メーカーの努力に期待したい所です。
そんな中、ぱちんこには大きな動きが一つあります。
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