[2]2016年に登場したパチスロ全87機種を考察 [2017/1/16(月)] |
それではここから、冷静に数字で振り返ってみましょう。
スロット機種の良し悪しを決める数字として、
「稼働貢献週」というのがあります。
これは、単純に
新台がスロット平均稼働を割るまでの週というもので、長ければ長いほどお客さんに支持されているという数値を表すものです。
例えば稼働貢献週4週となれば、新台を設置してから約一か月、スロットの平均稼働を超えていたという事になります。
まずは衝撃的な数字から。
稼働貢献週2週以下という機種。
新台として世に出され、たった2週間で平均稼働を割ってしまったという機種は、
全87機種中37機種という結果になりました。
これはヒドイですね。
たった2週間で、俗にいう「通路」になってしまう台が、1年間の新台の内の4割を占めるという結果になりました。
因みに4週以内だ、と更に20機種増えます。
最早、何が動いているのかという感じですね。
逆に2016年で頑張った機種を挙げてみます。
1位はなんだかわかります?
まぁ、当然というか納得の結果ですが、2機種あります。
ドリームハナハナとファンキージャグラーの25週です。
こちらの2機種は、今なお平均稼働を超えているんで、絶賛稼働貢献中って事ですね。
その後、第3位がバーサスの19週。
バーサス、初動はそこまでよくなかったのですが、じわじわと伸びてここまでやってきました。
一度平均割れて、その後稼働を上げて貢献週を伸ばしているという稀有な台でもあります。
大体の台は下がりっぱなしですからね。
ここまではAタイプです。
第4位は、マジカルハロウィン5の15週。
第5位は、またまたジャグラーシリーズ、ニューアイムジャグラーEX。
これらもまだまだ絶賛稼働中です。
第6位に戦国乙女2、第7位にパチスロトータル・イクリプスになってます。
新台って必要??ってぐらい、買ったら買っただけ損をする結果になってます。
勿論新台入替の集客効果等もあり、一概に言えないですが、冷静に数字を分析したら新台を買う事にメリットなんてほとんどないんじゃないかと思います。
新台が短命に終わるというのは数年前から騒がれていましたが、近年それが加速しております。
例えば、2015年のART機のみの稼働貢献週は7.2週でしたが、去年は4週まで落ち込んでいます。
はっきりと特徴が出ているのは、短命かそうでないかもの凄くはっきりしているという事ですね。
花火が驚いたのは、
稼働貢献週0週と1週の機種の多さです。
新台が出た初週、または次週で平均稼働を割るという機種が
23機種もありました。
新台だからといって打つ理由にならないと当コラムでも何度か書いていましたが、本当に新台が出ても触らない、または本当に触れただけですぐにやめてしまうユーザーさんがかなり増えたという事でしょう。
新内規に対する諦めや不満、または花火のように旧AT機が結局一番になっているお客さんが多いんだと思います。
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