[3]新内規スロットの暗雲 [2016/10/10(月)] |
まずは客観的なデータから。
導入3日目までの稼働データから見ていきましょう。
初日の稼働はIN枚数21000枚。
2日目はIN枚数21000枚弱。
3日目で一気に落ちて、IN枚数18000枚となります。
そして粗利は、3日間とも2000円を割るという結果になっています。
まず今回の北斗ですが、データやホールさんの声を聞く限り、相当甘手の機械になってます。
低設定でも大分暴れる機械になっており、差玉自体は旧基準機に遜色ないぐらい出ています。
それもそのはず、一回の大当たりに対する期待枚数は北斗転生と同じぐらいですからね。
しかも最近の新内規にありがちだった、高設定は出て、低設定は出ないという感じでもありません。
これは、サミーさんも意図的にこういったスペックにしたんだと思います。
勿論、初当たりに設定差が設けられているので、高設定程爆発する機会は多いんだけど、低設定だから全く出ないという訳じゃないんです。
逆に言えば、高設定だろうと出玉の塊を取れないと負けることにもなるんですけどね。
「あの台が甘い? 嘘だろ??」
打った方の中には、こんな意見をお持ちの人もかなりの数いるんじゃないでしょうか。
花火も嘘だろ派です。笑
今回の北斗修羅の稼働がいまいちなのは、この「打ち手と実際のデータとのギャップ」にあるような気がしてます。
何回も書きますが、今回の北斗、出るんです!
一撃性はAT機と遜色ないんです。
ただ、その一撃性を今の内規で表現しようとすると、色々な弊害が出てきてしまっているんです。
まずは、初当たりが重いです。
そして、高ベースではないので投資スピードが早くなってしまっています。
そしてもう一つ、この一撃の出玉を表現する為にそれ以外の当たりにしわ寄せがきていることです。
確かに一撃性はあるんだけど、出るときとそうじゃない時の差が激しすぎます。
簡単に言うと、手も足も出ずに単発・2連で終わるか、ガシガシ玉を貯めて沢山連荘するかのどっちかです。
そして、その一撃性が強ければ強い程、単発や2連の確率も高いという訳です。
だから、出る人と出ない人の差がすごく激しくなってしまっています。
そのせいで、打った多くの方は『この初当たりの感じ、投資スピードでこれだけの出玉しか得られないのか・・・。かなり無理ゲーだな。』っと、こんな印象を抱いてしまっているみたいです。
勿論差玉は出ているので、それを一回味わった人であれば、今回の北斗の楽しさや熱さは存分に味わえると思います。
演出やボタンの使い方、連荘している時の爽快感は流石北斗、流石サミーさんという出来になっていますしね。
ただ、その熱さや気持ちよさにいくまでのハードルが上がってしまっているんで、そこに辿り着く前に力付きてしまっているように感じます。
さてどうしましょう。
新内規スロットもイケルんだ!と思わせるはずだったのに、北斗ですら厳しいのかと業界内では諦めに似た空気が流れております。
当然この結果であれば、打ったエンドユーザーの方も同じような感想をお持ちでしょう。
勿論スペックだけの問題でもありません。
台数だったり、時期が悪いという要因もあります。
実際に出玉性能はすごいし、甘いんで、そういった所に惹かれて打ってくれるユーザーさんもいるでしょうからね。
多くのホールさんと話をしましたが、色々ネガティブな意見はあれど、最終的にみんな使っていくしかないと言ってました。
そりゃそうです。
バラエティーに1台2台入っている訳じゃありませんからね。
北斗は甘く使いながらやっていくしかないんです。
結局旧基準がある内は、新内規は無理なのではないか。
こんな意見は前からありましたが、今回の北斗の結果次第では、この意見が加速していくでしょう。
各メーカーも、当然北斗の結果には目を光らせているでしょうから、良くも悪くも業界に大きな影響を与えそうです。
さて、大いに盛り上がるはずの秋の大型入替でしたが、思わぬ暗雲が立ち込めてしまいました。
北斗を皮切りに、ユニバさんのバジリスク、大都さんの番長と、スロット新内規へと一気に舵を切るはずでしたが、この感じだと旧基準に頼りがちな営業を続けるホールも出てきそうです。
ぱちんこよりは大分状況がよかったスロットですが、ここにきて新たな問題が出てきてしまいました。
スロットコーナーの救世主になってくるような機械は、いつ出てくるでしょうか。
花火も、自分の認識の甘さを猛省しながら、今後どうしなければいけないか考えたいと思います。
皆さんの意見もどしどし下さいませ。
大いに参考にさせて頂きます!
それでは今回はこの辺で!
皆さん、良いスロライフをっ♪
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