| [2]予定調和という名のパチスロ記 [2014/8/23（土）] |
■ 記憶その1 ■
7月末頃。
給料後の初打ちとなったこの日の事は、今でもよく覚えている。
新台の仕事人かリングが打ちたくて、珍しく開店10分前に到着したのだ。
普段日ということもあって、並んでる客はゼロ。
余裕で取れると思いながら駐車場に車を停めた俺は、何気なくこのサイトを開いた。
ここから歯車が狂い始める。
なぜか不意に、5年ぶり位にこのサイトのおみくじを引いたのだ。
ここのおみくじは、そこそこスクロールをしないと辿り着けない場所にある。
よほどヒマだったのだろう。
そして……
「大凶とか出てくれれば記事にできるのに・・・」
ポチ。
【大凶】
ちょ・・・
空気読みすぎだろこのおみくじ・・・
大凶なんて生まれて初めて引いたわ・・・
と、おみくじだけに神ネタが降臨する。(クックックッ)
しかし書かれている内容が、
「今日のパチスロは控えた方がいいかも！」
「どうしても打ちたい場合は、5スロとか1パチはいかがでしょう！？ 」
と、普通すぎてイジれない。
さらにこのおみくじには、不運を回避するために心ばかりのアドバイスが付帯されている。
この日は、「大都技研の端台がオススメ」などと記されていた。
Σ(￣□￣)ハッ!
ここでふと入口を見ると、20人ほど客が並んでいることに気づく。
慌てて最後尾に着き、流れ込むように突入。
てくてくてくてく。
仕事人は…
8台満席。
てくてくてく。
リングは…
1台満席。
え！？
1台！？
新台で1台ってなんだ？？？
こうして台は取れないまま、ホールを徘徊し始めてしまうといういつもの展開に。
しかしこれといって打ちたい台もない。
「こうなったらバラエティにあるコードギアスかゴルゴ13に・・・」
と死亡フラグが立ちかけたその刹那…
『大都技研の端台がオススメです。 by パチスロおみくじ』
ぴた…
「一応見てみるか…」
このホールにある大都技研は、クレア4台、吉宗8台、番長8台というラインナップ。
しかしどう贔屓目に見ても、
●クレア → 好きだけどダラダラしながら負けそう
●吉宗 → 好きだけどイベント以外はとても打てない
●番長2 → 好きだけどお金をドブに捨ててる感じ
本当に好きなのかと疑われるかもしれないが、プロフィールにも大都技研が大好きと書かれてある。
とりあえず吉宗のアイコンをチェックしてみる。
やはりオール吉宗。
いや、仮に吉宗アイコンじゃなくても打たないだろう。
朝イチのアイコンは全くあてにならない。
次は酷評の番長2。
好きなのに酷評ということは、最も打ち込んできたということだ。
好きすぎて打ち込みすぎたあまり、嫌いになってしまったのである。
8台の番長2はシマの真ん中にあり、4台ずつ背中合わせで陳列されている。
端台という意味なら目星は4台となる。
その4台のデータを見ていくと、ひときわ輝く1台の履歴が目に留まった。
前日450G付近の当たりで110枚ほど獲得し、100Gで捨てられて終日放置。
それ以前は3日間ともドボン。
くさい・・・
小役解除でなければ前日の設定変更が確定する。
つまり推理すると・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
4日前。
店長
「ヒャッハー！ 今どき番長回す奴いるんだ乙ｗｗｗ」
3日前。
店長
「ヒャッハー！ 誰か知らんが設定1ゴリ回し乙ｗｗｗ」
2日前。
店長
「ヒャッハー！ 今夜もカウンター寿司です乙ｗｗｗ」
前日。
店長
「ちょｗｗ 痛風になる前に設定上げとくわｗｗｗ」
ポチッ。
養分くん
「お、番長が3日間も凹んでる。 回してみよう」
ガシガシガシ → 450G赤7 → 単発 → ガンッ！(台パン)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
謎は全て解けたッ！
全盛期は全リセ当たり前だった番長だが、今は必要以外にイジらないハズだ。
つまりこの台は間違いなく上げられているッ。
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