ボクが30歳の時の体験談です。
これは窃盗事件の話ですので、笑えるような部分やオチはありません。
そして10年前ということもあり、会話の細かい内容を完全再現できない部分もあります。
なのでそこは、こういう口調だった、こんな内容だった、という形で出来る限り本物に近いニュアンスで描写しています。
では、ここからは読者投稿時のスタンスに戻り、当時の時代背景から予告までを書いてから、デビュー記事の終わりとさせていただきます。
それではみなさま、また次の記事でお会いしましょう。
時は2005年。
ホールは4号機の全盛期。
万枚が全く珍しくないスロットの黄金時代だ。
一概に全盛期と言っても、今の若者にはピンとこない部分も多いだろう。
例えばスロット界のモンスターといわれた初代「北斗の拳」。
その設置台数は実に62万台以上と言われているが、そのすごさがわかるだろうか。
現行の5号機、「北斗の拳-救世主」で20万台弱。
そして「番長2」は15万台にも満たないとのデータがある。(wikiより)
その比較だけでも人気のスゴさがわかる。
さらに62万台という数字は社会現象を巻き起こし、10年以上の時を経て北斗の拳の再ブームを引き起こした。
コンビニにアンコール雑誌として並び始めたのもこの頃だ。
もしかすると、アンコール雑誌が流行るきっかけはここからではないのかとも思っている。
そして超爆裂機と謳われた初代ゴッド。
5万枚とか換金している人を見れたのもこの時代だ。
ゴッドは射幸性が指摘されて一番に消えたが、5号機幕開けの引き金となった機種といっても過言ではないだろう。
いや、間違いないだろう。
撤去された後「ゴールドXR」という後継機が出てきたのだが、これも最大天井が4200Gという死神だった。
アルゼの開発陣は一体何を目指していたのだろうか。
要するに、一言でいうとなんでもアリの時代。
メーカーもホールも、やることが大胆だったこの時代。
しかしその影響を受けるかのように、ホールでの犯罪も大胆になっていたのだ。
< 次回トレーラー >
それは約10年前に起こったコイン窃盗事件。
盗まれたのはコイン12,000枚。
夕方、人だらけのホールの中で行われたその大胆な犯行の手口とは!
外へ出そうと策謀する男。
外へは出ないと決意する俺。
相反する2人の心理。
果たしてその結末は・・・。
次回、「犯罪者」
お楽しみに。
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