[2]二見、裏モノ全盛期を語る [2017/9/6(水)] |
ちなみに、このビッグシオを攻める際に意識していた立ち回り方法はというと、まず天井狙い。
天井は純粋な初当たりを挟んでもオッケーということで、999G周期で必ずビッグが1回発動するというモノでした。
今ある5号機の新基準機でいうところの、北斗修羅やバジ3をイメージして貰ったら分かり易いと思います。
途中でリアルボーナスを引いても、ART間の天井はリセットされないってヤツですね。
つまり、天井の起点が分かっていれば、途中でどれだけ初当たりや連チャンを引いていても、次何ゲームで天井が発動するか分かるということです。
起点と書いたのは、天井でのビッグ単発があれば、初当たりビッグが連チャンせずに単発となる場合もあるからですね。
その場合、キチンと前回の天井当選を把握していないと、どちらが天井での当選だったのか見抜けなくなるからです。
ここまでの説明でピンと来た方は、天井・ゾーン狙いより稼げるセンスの持ち主かも!?
そう、この天井狙いには100%勝てる攻略法があるんです。
その最大の理由は、「天井は必ずビッグ単発」というところ。
ビッグの獲得枚数は約400枚、等価換算にして約8k。
つまり、8kで回せる回転数である160G、このゲーム数以内のところから打てば、必ず黒字になるということ。
ということは、天井手前160G、前回の天井から840G以降に打ち始めれば、確実に負けることは無いということです。
そんなのなかなか拾えないだろうと思うかもしれませんが、「初当たりで天井がリセットされない」ということが、その当時、情報がそこまで拡散していなかったこと等から、結構条件に当て嵌まった台に遭遇する機会はありました。
もし初当たりが引けなくても負けることはなく、初当たりが引けた時には数十kの大勝ちが訪れるチャンス。
そんな夢の様な攻め方の出来る仕様でしたね。
ただ、後にこの立ち回りで何百万と稼いだなんて人の話を聞いたこともありましたが、僕自身は天井狙いでそこまで勝ったかというと、意外と収支貢献度はチンマリでして。
と言いますのも、僕が当時ゴッドシオを打つ為に通っていたホールでは、天井狙いに徹するのは邪道みたいな空気感があったんですよね(笑)
なので、天井狙いをする時は、ほんとに打つ台が無かった時偶然に落ちていたら打つという程度で、基本的には高設定狙いに徹していました。
この時代は、常連同士の協調性がとっても大事な時代だったんですよ〜。
と、ここからゴッドシオの高設定狙い講座を始めるとゴッドシオだけで話が終わってしまいそうなので、そろそろエピソードの方へ行きましょう!
【二見のパチスロ人生で一番辛かった時期】
連載第2回の4章で登場した、高校時代の友人の家に居候していた時のお話。
二見の年齢は確か20歳でしたかね。
パチスロで散財したのか遊びで散財したのか、まあ両方だろう。
ある日、僕と友人の二人の所持金が数百円になる事件が勃発。
事件というか、自分たちが蒔いた種ですな。
お金は無くなりましたが、幸いなことに友人宅には大量の米、そして大量のシーチキンとマヨネーズが備蓄されていました。
そこでまず二人が取った作戦は、「とにかく飯だけは喰って生き延びる」でした。
来る日も来る日もご飯の上にシーチキンマヨネーズ。
5日目くらいまではウマウマと食していたのですが、そこからはさすがに飽きる。
それでも、米とシーチキンしかないので仕方なし。
二人はいつか来るであろうチャンスを待ちつつ、シーチキンマヨネーズ大会を続けました。
そして、修行開始から2週間。
ついにそのチャンスは訪れました。
内容は敢えて自主規制しますが、この日、僕と友人の二人はそのチャンスを活かすことができ、お互い2000円ずつのお金をゲットしました。
ここまでバイトをするという発想が無かった二人にヤバさを感じますが、そこはご愛嬌。
シーチキンマヨネーズで耐え凌ぐ修行もまた楽しな、若かりし頃だったんですな。
ただ、この生活からは当然のことながらいい加減に抜け出したい二人。
この2000円で久々に美味しいモノでも食べるという選択肢は一切なく、2000円をゲットした二人は静かに頷く。
そう、この極貧生活を抜け出す為にはアレしかない!!
ひっさ!パチスロで稼ぐ!!
うん、アホ丸出しです。
たかが2000円で何が出来るのかと。
おそらく、僕とこの友人以外の友人は皆、その2000円で英気を養って次の日からバイトでも始めろよと思っていたはず。
そんな、この時は真っ当な友人達の心配をよそに何故か自信満々の二人。
※後に他の友人達もパチスロに染まります(笑)
たかが2000円、されど2000円。
2000円あれば何でも出来る、ありがと〜〜〜!と、両手を突き上げ、部屋を飛び出す二人。
そして向かった先は当然パチンコホール。
ちなみに、この日は閉店チェックのみ。
この苦境を脱する為の最後の希望。
とっても大事な2000円。
これを何の根拠も無しにぶち込むなんて出来るワケがない。
では、ここで発表しましょう。
涙を流しながらシーチキンマヨネーズを食している時に思い立った二人の作戦。
それは「裏モノのハナハナ30のモーニング狙いで一気に軍資金を増やしましょう」作戦だ!
※ ナレーション ※
説明しよう。
この作戦は、朝一のリセットモーニングを狙い、低投資でサクッと爆連をゲットして勝ち逃げしよう、という作戦であ〜る。
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ここはかなり古いネタなのでサラッとスルーして貰うとして、このホールに設置されていた裏モノであるハナハナ30の特徴ですが。
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●32Gバージョンという全国的にも広がっていたポピュラーなバージョン
●リセットモーニングという朝一から意図的に連チャンを発生させる機能がある
●リセットモーニングは連チャン状態からスタートの為、かならず32G以内に初当たり当選する
●リセットモーニングはおそらくホール側が連チャン数を任意で選択可能
●1kあたりの回転数は約23G
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この特徴から、ホールがリセットモーニングを仕込んだ台に座ることが出来れば、確実に2000円以内に当てることが出来ますね。
ちなみに、リセットモーニングの連チャン数を任意で選択出来ると予想した理由は、ほぼ毎日朝一のリセットモーニングで、10連チャンする台と20連チャンする台が30台中2台ずつ存在していたからです。
かくして二人は閉店チェックを終え、翌日に仕込まれるであろうリセットモーニングの台を予想して帰宅。
翌日の大勝負を控え、この日の夜はドキドキが止まらなかったのを覚えています。
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