[4]有機ピエロとダマし合う [2013/10/4(金)] |
ここまでBIG6回のREGが11回。
ボーナス出現率は約1/100。
設定6を確信するも、コインは一向に増えない。
万策尽きた。
きっかり500枚のコインを確保すると、下皿には50枚程のコインが残った。
そのコインも残すところあと5枚。
その時、背後から爆音が聞こえてきた。
振り返ると「慶次」が爆乗せ中である。
振り返りながらレバーを叩き、リールを見ずに左リールを止め、そこでリールを見ると…告知ランプが点灯しているではないか。
「またヤラれた…」
これだ。これなのだ。
これも本当の出来事だ。
よそ見をした瞬間、もうヤメようと思った瞬間、コインが無くなる瞬間に、告知ランプが点灯するのだ。
これもまたよくあるのだ。
「もう一度やってやる」
ロータリーで打つのは効率を重視するからである。
そして、できる限り効率を高めたいのならば、ボーナス中の最終ゲームで準備目を作っておくのだ。
これならボーナス終了後の1ゲーム目からテンポ良くロータリーで打てる。
そして、ベットボタン点灯5回目にプッシュ。
その理由を聞いてはいけない。
リール始動。
左リールを止めるとチェリー。
ロータリーのハサミ打ちで打つ場合、この瞬間にアツくなれる。
ポンポンポンと止めてしまうので一瞬の出来事なのだが、左リール中段BARだと右リール中段に7がテンパイする確率が高い。
そして、ポンっと中リールを止めると…中段に7。
「おおっ! キタ…」
1G連達成である。
作戦成功だ。
だが残念ながらREG。
この後はまたボーナスを引けない。
万策尽きた。
下皿のコインも無くなり、残りクレジットは5枚。
さすがにもう無い。
台の脇に置いてあるタバコとスマートフォンを手に取り、レバーを叩いて適当にリールを止める。
「ガコッ」
「ウッソ…」
これだ。これなのだ。
これも本当の出来事だ。
コインが無くなると告知ランプが点灯するのだ。
これはピエロが指折りコインの出納を数えているというより、ピエロはこちらを見ているのだ。
いや、そうに決まってる。
そしてこちらが再びやる気になる。
するとまたボーナスを引けない。
この繰り返しだ。
とりあえず800枚のコインを確保し、ここで最後の手段に出る。
「もうヤメて帰るフリ作戦」作戦発動だ。
コインがどんどん減る。
残りクレジットはまたもや5枚。
本来はここで注意が必要なのだ。
あくまでもピエロにバレないようにヤメる「フリ」をしなくてはいけない。
が、ここが俺は甘かった。
「ほら、ヤメるぞ? 帰るぞ? ほれ。」
ピエロに見透かされてしまった。
ここで終了である。
高設定濃厚だとは思うが、得たコインは800枚。
しかし、それがジャグラーだ。
そう、これがジャグラー。
ジャグラーとは…
侮ってはいけない。
ピエロは、生きている。
そして、こちらを見ているのだ。
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