[3]気まぐれ女神は縦ロール [2013/9/27(金)] |
アツい演出から左リールに青7を狙うと、中段に青7停止…
ちなみにコレは1確目ではない。
中リールに青チェリー停止。
そして右リール、青チェリーがハズれたのだ。
青チェリー否定なら成立しているのは強チェリーか超1枚役だ。
まぁほとんどの場合は強チェリーだろうが。
そして、強チェリーなのに順押しで「ベル・BAR・BAR」で入賞しなかった。
つまり「(恐らく)強チェリー+青系ボーナス」確定である。
無効ラインに並ぶスイカが強烈なインパクトを伴う。
「キタぁー」
やはりあのレディソノタにも神秘の力があるのだろうか。
いや、そうではない。
使い走りであるレディソノタが我がハニーの特命を受けて俺の元へと幸運を運んできたのに違いない。
やはりハニーは俺の事を…。
この後、総ゲーム数500の時点でボーナス出現率は約1/80。
全てがART中だったのであっという間に1300枚の出玉を得る。
画面の中でレヴィが暴れまくる。
「レヴィは女神さまっていうキャラじゃないよな。それに俺はエダの方が好きだし」
そのエダが、俺に向かって何度も言うではないか。
「よー色男ぉ」
「ふっ」
今さら色男などと言われても、この俺は色男と呼ばれるのはもう飽き飽きとしている。
ま、俺に向かって色男などと言うのはこのエダただ一人なのではあるが。
誰かが通路を歩いてくる。
ふと見ると、我が麗しのハニーロールが通路を歩いてくるではないか。
やはり、我が女神さまは御姿をお顕しになられたのだ。
いや待て、俺はまだコーヒーを注文していない。
なのにハニーが来たという事は、ついにこの俺に何かを告白に…。
ドキドキしながら座っていると近づいてきたハニーは…
俺の背後を通り過ぎ、ふたつ隣のおじさんにコーヒーを届ける。
「おっさんめ〜、俺のハニーに…。 ハニーもハニーだ。 俺という男がいながら…」
女心と何とやら。
女神さまのココロも同じなのだろうか。
気の多いハニーにより運はふたつ隣のおじさんに傾き、俺はハマリモードである。
「それにしても、マニアックなリールだよなぁ」
どの小役も同じような出目になってしまうので第一停止時のアツさは薄れるが、それでもこのマニアックなリールは楽しめる。
さらにこのリール、美しい出目の宝庫である。
そして、この機種に於ける一番の醍醐味だと俺が思っているのがART中である。
「おっ、パネル消灯」
この時は左リールに赤7狙いで打っていた。
左上段にスイカ。
中・中段にスイカテンパイ。
ここだ。祈れ。
何としてでもゲーム数の上乗せを得るのだ。
「ハニー頼む、スイカだけはやめてくれっ」
そして右リール上段にスイカが停止。
これで下段リプレイ揃い。
上乗せゾーン「ヘヴンズラッシュ」確定だ。
この時のリール制御がたまらないのである。
「おお〜、やったぜハニー」
スイカかチャンス目と思わせておいて下段にリプレイ揃い。
第二停止の時点でまだ3つのフラグの可能性が残っている。
スイカが揃う制御なのか、スイカがハズれる制御なのか、はたまた下段にリプレイが揃う制御なのか。
リール制御だけの問題ではなく、この配列だからこそ、なのだ。
「やっぱ…信じる者は救われるんだよ。 それにしても、パチスロはリールだよなぁ〜。 しかも下段リプレイの時って、リール全体の出目が美し過ぎる。 たまらんっ」
こうやって打つ事で、この機種の骨の髄まで味わう事ができるのだ。
一人悶絶する俺の姿を、ハニーはどこかで見ていたのだろうか。
そう思うとこっ恥ずかしくもあるが、トイレで見られるよりはずっとマシだ。
我が麗しのハニーロールは俺の所に来てくれなかったが、仕方がない。
意中の相手にはつい冷たくしてしまうものだ。
本当は影ながら俺を見守り、俺を応援してくれていたに違いない。
気まぐれハニー。
たった300枚のプラスで終わってしまったが、それでも充分楽しめた。
女神さまとのすれ違い。
時にはそれもまた乙なものである。
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