マッチョな50代中盤くらいのサラリーマン featuring 強気なキャバ嬢 |
たまに、行きつけの居酒屋でノートPCを広げて作業しているんですよ。
気分を変える意味でも。
もちろん、お店側の許可を取りつつ。
行くとしても平日なので空いていることが多いのですが、仮に混んで来たら、退店して打ちに行くのが定番パターンです。
先日も座敷席にて一人でノートPCを広げ、軽く飲みながら作業をしていたのですが、飲み屋街のド真ん中にある店ということもあってか、実に様々な方がいらっしゃるんですよね。
ということで、つい先日遭遇した「お隣さんの様子」と「僕が感じたこと」について、作業しつつもその場でササっとメモっておいたので、それを元に膨らませつつ枠上として綴らせていただこうかと。
【マッチョな50代中盤くらいのサラリーマン featuring 強気なキャバ嬢】
いつものように軽く飲みながら作業をしていると、Yシャツ越しからでもわかるほどの中々な筋肉を身にまとった、50代半ばと思われるサラリーマンっぽい男性が隣りに着席。
見るからに、日常的なジム通いが漂ってくる雰囲気のお方。
しばらくして、どう見ても20代前半〜中盤くらいの金髪の女性が「おつかれ〜」と弟に言うようなテンションで登場。
周囲にキャバクラがやたらと多い場所だし、時間的なことを考えてもキャバ嬢である可能性はレインボーかなと。
もちろん聞く気もなかったのですが、隣りにいらっしゃったためイヤでも会話が聞こえてきまして・・・
では、お二人の会話の流れと、それに対する僕の心の声をはさみつつ、という形でお送りさせていただければと。
50代 「お疲れ様〜 ユミちゃん(仮)の好きな、これとこれを先に頼んでおいたよ!」
ユミ(仮) 「あぁ、サンキュ〜」
50代 「どうしたの? 遅かったじゃん?」
ユミ(仮) 「うん、花粉とか〜、なんかダルかったから〜」
え!?
ダルいとか言われてるよ?
女の子の方、一応仕事じゃないの?
同伴でしょ?
50代さん、ガツンと言ってやった方がいいよ!
50代 「それは仕方ないね〜^^」
仕方ないの!?
花粉ですべてがまかり通るの!?
それなら、この時期のサラリーマンから遅刻という概念が消え去るよ!?
ちょっとした革命だよ!?
ユミ(仮) 「だよね〜、花粉だもんね〜」
いやいや、花粉にそんなインフルみたいな公的な免罪符はないからね!
頼むよ50代さん!
ここはビシっといこう!!
世の中ってもんをしっかりと理解していただこう!!
50代 「だよね〜、花粉だもんね〜」
リピートアフターミーかよ!!
いや、違うでしょっ!!
花粉症は確かに辛いけど、会社に「花粉が厳しいんで今日は遅れます」って言ったら、出社直後から『視線』という名のレーザービームがブッスブッスと突き刺さってくるよ!
ユミ(仮) 「ってかヒデちゃん(仮)は花粉大丈夫なの〜?」
明らかに二回りは年下の女子から「ちゃん」付け!?
いや、若い子からそういう扱いをされるのが好きな人はいるし、別に否定はしないけど・・・
でも・・・ヒデちゃん(仮)、ムキムキな上にめっちゃスキンヘッドなんだけど・・・
ヒデちゃん感が伝わってこないんだけど・・・
ヒデ(仮) 「花粉は手ごわいよね〜 プロテイン飲んでもダメだしね〜」
うん、プロテインは万能じゃないよ!
いや、わかってます。
おそらく、「体鍛えている人なら鉄板で笑うギャグ」的な感じだとは思うんだけど、果たしてユミちゃん(仮)にどこまで通用するのか・・・?
プロテインの位置づけをあえて高めることで生まれる笑い、届けっ・・・ユミ(仮)にっ・・・
ユミ(仮) 「ぷろていん? よくわかんないけど、花粉症ってつらいよね〜」
存在自体知らないパターンっ!
なるほど、そうきたか・・・・・・
ってかヒデちゃん(仮)、入れ込むキャバ嬢を変えた方がいいんじゃ・・・?
すごくナチュラルにサラっと流されてるよ・・・?
あなたの筋肉と、プロテインを知らない女性とでは、バッドエンドしか見えない。
ってか、毎回(仮)つけるの面倒なんで、以降は省略させていただきますね!
…ええ、「もっと早くやれ」って話ですよね。。。
〜約20分後〜
ヒデ 「最近、クソガキみたいな新入社員が多くてさ〜 飲み会とか平気でこねぇし、言葉の遣い方もなってねぇし。」
ユミ 「そうなんだ〜 そういうクソガキみたいなのってムカつくよね〜?」
自虐か?
まさにユミちゃんがそのまま体現してくれているんだが・・・
ヒデさんは突っ込まないのか?
酒も入ってきてちょっと言葉遣いが悪いけど、その勢いでここは、チクっとでもいいから一言欲しいところ!!
ヒデ 「ムカつくよね〜? ユミちゃんみたいな部下だったら最高なんだけどね〜♪」
肯定しちゃったよ!!
その上、若干賛美しちゃってるよ!!
いや、まあ、わかります。
そりゃ落とそうとしてる子なんだから、ここで無駄にディスって嫌われたら元も子もない。
それはわかるけど・・・・・・
でもヒデさん・・・・・・
そこは漢を見せて欲しかったっ・・・・・・
轟金剛のようにっ・・・・・・
大都が泣いてるぞヒデさんっ・・・・・・
〜約20分後〜
ヒデ 「だぁらさぁ、おれあいったったんあよ、できねぇしごぉなら受けんなってよぉ〜!」
酒よわっ!!
早くも呂律(ろれつ)がご臨終じゃないっすか・・・
おそらく、『だからさぁ、俺は言ってやったんだよ、出来ねぇ仕事なら受けんなってよ!』と言いたいのでしょうが・・・
いや、飲みだしてまだ40分っすよ??
ここからが本番なんじゃ・・・?
大丈夫なのかヒデさんっ・・・
ユミ 「ってか、そんなことよりそろそろお店行く〜?」
もうちょっとヒデさんと向き合えっ!!
バッサリいきすぎだろっ!!
ここで載せている以外の会話部分でも、とにかく、終始会話をバッサリ切りすぎなんですよユミちゃん。。。
これはもはや「会話」とは呼べない・・・互いが独白し合っているだけだ・・・
ヒデさんも、この子と喋ってて楽しいのだろうか。
かつて、ここまで噛み合ってないやりとりと出くわした記憶はないぞ。
「2回同伴したら問答無用でホテル券」みたいなものがユミちゃんサイドから発行されているのだろうか。
それならまぁわからなくもない・・・
ヒデ 「お、そろそろ行くかぁ! やっぱりユミちゃんと飲んでると楽しいなぁ〜!」
嘘だっ・・・
ヒデさん、アンタは今、自分に嘘をついているはずだっ・・・
ヒデさん発信の会話の7割が「ってかそれより〜」で話題を変えられているんだぞ・・・?
仮に本当に楽しいんだとしたら、多分酒の入ったヒデさんなら、少々賢い小1と飲みに行っても会話を楽しめるんじゃないだろうか。
きっと、ユミちゃんよりはまともな返しがもらえると思う。
なぜならユミちゃんからの返しは、「ってかそれより〜」を筆頭に、「マジで〜」「ウケる〜」「超やば〜い」「そろそろ店行く?」がほとんどだったのだから・・・
・・・とまあ、こうして二人は店を出ていきました。
ヒデさん、早くも足フラついてました。
大丈夫かな・・・?
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