嫁の買い物に付き合うため、家族で近所のアウトレットモールへ行ってきたんですよ。
嫁がいろいろな店を回って服を見ている間、僕と息子(8歳)と娘(4歳)は待機。
そのへんのベンチに座って、3人で喋っていました。
程なくして飽きてきたので、嫁からスマホを借りてきて息子に渡し、そこから、最近僕と息子の間で流行っている「ショートメッセージ合戦」がスタート。
その名の通り、「スマホのショートメッセージ機能を使ってくだらないことをお互いに送り合う」という、息子もあと5年くらいしたらやってくれなくなりそうな遊びです。
最初は普通にやりとりしてたんです。
しかし普通のやりとりにも段々飽きてきてしまい、そのうちウンチマークの連続だったり、出来る限り変な絵文字を探して送るやらして工夫していたものの、ついにはそれにも飽きてしまいます。
さぁいよいよどうしようかと悩んでいた、その時でした。
「もっこりもこみち」
なぜかこのワードが、僕の頭の中にスコーンっと浮かんでしまったんです。
しかしこのワード、聞いたことはあるけど意味がよくわからない。
そもそもいつ頃の言葉なのか、なぜ意味も分からないのにこの言葉を知っていたのか。
で、気になったので今調べてみたら・・・
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■「もっこりもこみち」とは・・・
ギャル男の言葉で電話に出る際の「もしもし」の意。
明石家さんまが「恋のから騒ぎ」で渡部いずみから聞いて、ツボに入ったようで各番組で多用している。
速水もこみちとの関連性は永遠のナゾ。
〜 ハテナキーワードより抜粋 〜
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そうなんだ。。。
初めて知った。。。
意味は知らなかったけど、昔さんま氏が多用している場面をテレビでチラっとでも見かけたのでしょう。
僕の脳の片隅に、記憶としてしっかり残ってらっしゃった模様。
まあそれはいいやということで、とりあえず「もっこりもこみち」で送信してみることに。
すると息子、なぜか大爆笑。
やはり、このなんとも言えない独特の響きは、小3男子の心をも鷲掴みにしてしまうようです。
ついでに、まともに読めているのか微妙な娘すらも雰囲気で爆笑してました。
もっこりもこみちパワー、恐るべし。。。
そして、ここで一旦ショートメッセージ合戦は終了。
嫁と合流して別の店へ行き、一緒に店内で服を見ることになりました。
するとここで、「服なんか見ててもつまらない」とばかりに、再び息子がショートメッセージ合戦を仕掛けてきます。
全く・・・と一瞬面倒に思うも、どうせさっきの「もっこりもこみち」で瞬殺できることは立証済み。
これでも送って笑わせておくか・・・と、安易な気持ちで「もっこりもこみち」を発動。
すると・・・
先ほど以上の大爆笑。
お笑いでいう「天丼」ってやつでしょうか。
息子・娘ともども引くほど笑っています。
よしよし・・・と己の仕事に満足していると、ここで予想外の出来事が。
なんと、店内にいた店一番の美人店員さんが、
「どうしたの君たち〜 何をそんなに笑ってるのぉ〜?」
・・・なんて言いながら、にこやかに息子と娘に近づいていくではありませんか。。。
店に入った瞬間、「あの子のかわいさは天を突き抜けるぜ!」と心の中で絶賛していたあの子がですよ。。。
いや、ちょっと待ってくれ。
そのパターンは想定してなかった・・・
息子よ、わかってるな、どういう行動を取ればいいか。
よく考えてくれよ。
裏切るなよ。
もう8歳なんだから、どうすればいいかぐら・・・・・・
息子 「あのね、パパがこんなの送ってきたの!」
しゅーりょー・・・・・・
いやぁ、この時は一瞬で冷や汗かきました。
すぐさま「あ、急用を思い出した!」みたいな感じの表情を必死で作って、慌てて店から逃げ出しましたよ。
だってこの店、年に2〜3回くらいは来る店なんですよね。
そんな店でもし顔をはっきり覚えられたりしたら、次回以降僕を見るたびに「息子にもっこりもこみちとか送って悦に入ってた人」って脳裏に浮かぶわけじゃないですか。
いや、そう思ってくれるんならまだいいです。
面倒くさくなってきてやや省略するようになり、「もっこりの人」とかなったらもうズタズタじゃないですか。
そのうちさらに面倒になって、「モッコリー」みたいな限りなく黒に近いグレーなあだ名を付けられてるかもしれないじゃないですか。
そういったリスクを回避するため、いち早く脱出して近くのベンチへ。
いろいろなリスクが一瞬で頭に浮かび、見事回避することに成功した自らの行きすぎな妄想力を称えつつ、「覚えてろよ息子・・・あとで怒りのカンチョーきめてやる・・・」と固く心に誓うのでした。
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