「今日は頭が痛いから晩御飯作りたくないなぁ・・・辛いなぁ・・・」
昼過ぎ以降、会話の中にこういったセリフを巧みに何度もすべり込ませてたきた嫁。
まあいつも頑張って作ってくれてるし、ということで、「じゃあ今日はファミレスでも行く?」と提案してみたんですよ。
「うん!!」
って即答で返ってきたんですけど、
「でも、頭痛いのに外出とか大丈夫なの?」
と聞くと、『ファミレスで外食するくらいなら大丈夫な痛さ』とのこと。
実に器用な頭痛をお持ちなようで。。
ということで、ファミレスにて家族で晩御飯を食べてきたんですよ。
「まずは生ビールください」の僕の一言から始まり、各々が注文を済ませ、品物が続々と到着。
それにしても、ファミレスって楽しいですよね。
子供たちも、キャッキャキャッキャとはしゃいでいます。
気付けば、頭痛かったはずの嫁もキャッキャキャッキャと・・・・・・ってあれ?
嫁に聞くと、『痛いけど、はしゃげばごまかせるタイプの頭痛』とのこと。
実に器用な頭痛を(以下略)
ところが、中盤戦を迎えた頃でした。
小1の息子による「・・・うんちしたい」の一言が炸裂し、夫婦間に緊張が走ります。
なぜかというと、この息子の一言は、僕と嫁との間での「どっちが連れて行くか」という暗黙のバトルが開始される合図なのですから。
すると次の瞬間、2歳の娘が食べていたお子様ラーメンの汁を軽く服にこぼしました。
嫁、もちろんこのキラーパスを見逃しません。
「もう〜、こぼさないでよ〜」と言いながら、自分のバッグからおしぼり的なものを取り出して拭き拭きしています。
・・・・・・先を越されました。
こうなってくると、手が空いてるのは、生ビールを気持ちよく摂取している僕だけ。
連れて行けない理由が見当たりません。
ということでここは覚悟を決めて、息子と一緒にトイレへ。
2つあるうちの1つの個室が空いていたので、そこにインしました。
しかし、気になることが。
いや、息子と一緒にトイレに入った時から、もう一つの個室のウォシュレットがずっと作動してるんですよ。
シャアァァァー・・・みたいな音を立て続けて、明らかにウォシュレットを使っている雰囲気。
個室に入って約10分ほど経った頃に「もう出ないよ〜!大丈夫〜!」と息子が終わりを告げたのですが、その時もまだ鳴り続けていました。
「やっと息子のトイレが終わったか」とホッとしながらおしりを拭いていると、ここでようやく隣りのウォシュレットが停止。
故障か何かで困ってるのかな?と心配になっていたので、これには一安心。
さぁ、さっさと息子のおしりを拭いて出よう、と思っていると、、、
『ウィーン シャアァァァァー・・・』
再びウォシュレット作動。
・・・・・・・・・なぜ? 何が起こった??
ここで、一瞬で僕の中で浮かぶ3つの可能性。
●可能性1 : 超綺麗好き
●可能性2 : 途中で寝てしまい、一旦起きて停止させたけど、もう一回ふんばったのでまた作動させた
●可能性3 : 個人プレイ中
できれば「1」であって欲しい。
最悪、「2」でも仕方がない。 まだ耐えられる。
でも、「3」は・・・・・・「3」だけは・・・・・・
いやぁ、もうね、ヴァニラ・アイスに追い詰められているポルナレフの気分ですよ。
最悪の選択肢を選ばざるを得ないのか、と・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そこで問題だ!
このえぐられた足でどうやってあの攻撃をかわすか?
3択 − 一つだけ選びなさい。
答え1 : ハンサムのポルナレフは突如反撃のアイデアがひらめく
答え2 : 仲間がきて助けてくれる
答え3 : かわせない。 現実は非情である。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ポルナレフは、最終的に万策尽き、「3」を覚悟します。
「答え3 答え3 答え3」と。
ところがところが・・・
最後の最後で大逆転、瀕死の仲間による死を懸けたスタンド発動により間一髪助かります。
でもこのファミレスには、死を懸けてくれる仲間もいなければ、ましてやスタンドを使える人間もいない。
そもそも、仮にスタンド使いがいたとしても、一体どんなスタンドを出せばこの状況を打開できるのか見当もつかない。
超綺麗好きだろうと、ファミレスでの10分以上のウォシュレット&再始動は考えにくい。
ましてや、的確にウォシュレットしながら10分以上寝続けることも至難の業。
ということは、結局あのウォシュレッターの正体とは・・・・・・・・・?
現実は非情である。
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