2〜3ヶ月に一度訪れる、僕の中で非常にブルーな作業である「美容院へ行くこと」。
そんな日を、つい先日迎えてしまったんですよ。
息子の卒園式も近く、いい加減髪を切りに行かないとまずい。
そんなプレッシャーに駆られ、意を決してやっと予約をとりました。
「ってか、毎回こんなブルーな気分になってまで美容院行くのはもうイヤだ・・・とはいえ1000円カットもそれはそれで度胸がいるし・・・何か方法はないものか・・・」
美容院へ行く途中、ずっとそんなことを考えていました。
そこで、一つの案が浮かびます。
美容院へ到着し、まずはシャンプーをしてから席につく僕。
ここで、いつもの担当の男性美容師さんが来たので、開口一番、先ほど浮かんだ案について聞いてみました。
「あのぉ・・・ 突然で申し訳ないんですけど、出張美容師、みたいなことって可能ですか・・・?」
まあ、彼も店に来てすぐこんなトリッキーなこと言い出す客を見たことなかったんでしょうね。
ハトが豆鉄砲を連射されたような顔してました。
するとしばらくした後、彼はこんなことを言いだしました。
「・・・ああ、なるほど。 そういえば●●さん(←僕の名字)は美容院みたいな長く拘束される場所が苦手って言ってましたもんね! でも・・・ダメなんですよ。 出張美容師的なのって、特別な事情がない限りは違法になっちゃうんです。」
い、違法なんすか・・・?
いやぁ、初耳でした。。。
まさか美容師界でそんな法律があるとは・・・
よくよく聞いてみると、要は「五体満足で普通に美容院に来れる人間はウダウダ言わず美容院に来い」とのこと。
体の自由がきかない高齢な方とか、美容院まで行くのが困難な場所に住んでいる過疎地の方とかの場合のみ、出張美容師が認められるんだとか。
衛生面の問題とか、いろいろあるみたいです。。
しかし、これは一応予想していました。
いや、まさか違法だとまでは思ってませんでしたが、「何らかの理由で出張美容師はできない・やりたくない」と断られる可能性は高いだろうなと思っていたので。
ということで、第二の策を放ちます。
「じゃあ、なんとか美容院の滞在時間を短くする方法ってないですかね? 料金はそのままでいいんで、最初のシャンプーを無くしたり、最後の洗い流しをなくしたり、マッサージをなくしたり。」
すると、それだったらOK、とのことでした。
つまり、席に着いたらいきなりカットから始まって、切り終わったらドライヤーで切った髪を飛ばして終了、という流れです。
最初は、こんなにいろいろお願いしてしまうと迷惑かな・・・?とも考えたのですが、よく考えたら美容院としても手間が減るわけだし、客の回転も早くなるのだから問題ないだろうということでお願いしてみました。
ちなみに美容師さんからは、「その流れなら20分弱でいけるかも」という非常に素敵な言葉をいただきました。
これで、次回からは快適(?)な美容院ライフを過ごせそうです!
さて、無事に美容院が終わり、そのまま銀行へ行って用事を済ませ、お次は常備薬をもらいに行き付けの病院へ。
面倒な作業は一日でまとめて片付けます。
ちなみにこの病院は、こじんまりとした開業医さん。
今まではおじいちゃん先生だったのですが、最近になって代がわりしたようで、息子さんと思しき人が院長をやっています。
年齢は40歳くらいでしょうか。
で、この日は病院がヒマだったということもあってか、いつもただ薬もらって終わりなのに、この二代目院長先生はなぜかいろいろと話を振ってきます。
僕も美容院が終わって気分がスッキリしていたので、ついついいろいろ話し込んでしまいました。
すると、話題はいつの間にかFXへ。。
ドル/円がどうのこうの、ポンド/円がどうのこうのと話がはずみます。
そしてそれが一段落すると、今度は話題がパチスロへ。
どういう流れだったか忘れましたが、いつの間にかスロトークに移行していました。。
この先生も昔パチスロにハマっていたらしく、
「ニューパルからやりはじめた」
「北斗・吉宗は青春だった」
「ゴッドで人生を投げ捨てかけた」
なんていう興味津々な話から、
「もし叶うならパチンコ屋を経営したい」
などというとんでもない野望までご披露頂きました。
病院とパチ屋の二刀流はなかなか難しいんじゃ・・・
まあ、そんな院長先生のアツい夢を聞いた瞬間、ついつい握手を求めてしまった僕がいたことは内緒です。
快く応じてくれた院長先生がそこにいたことはもっと内緒です。
結局30分くらいベラベラと喋っていたところで、「次の患者さんが来てますよ」と軽くナースに叱られる院長。
そこでお開きとなりました。
妙に話が合ってしまったことで、多分今後は、行くたびにいろいろ話すことになると思われます。
次は「5号機初期の悲哀」がテーマですかね・・・?
そのうちこの院長先生とは、一緒にハイボールをグビっと呑ることになるのかもしれません。。。
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